天々座邸
いま自分は天々座さんとリゼさんと
一緒にご飯を食べている
「どうだ?美味しいか?」
「とても美味いです」
冗談抜きでこれは美味い、
家で食ってたのよりもはるかにいい肉だ
「でも、このぐらいじゃ足りないんじゃないか?もっと食べたいだろう?」
「いえ!このぐらいで十分なんで!」
「君ぐらいの歳の男が遠慮なんかするんじゃない 、おい!真樹君にもっと料理を持ってきたまえ!」
「えっ!?」
ーー夕食後ーー
自分は厨房で水を飲んでいた
「うーえ、食い過ぎた・・・」
(あまりに食い過ぎて食後に出されたティラミスを無理やり流し込んだのは残念だったな)
すると リゼさんが入って来た
「・・・あ、真樹こんなところにいたのか」
「なにしに来た?」
「いや、なんでもないぞ?・・・」
「そうかい? まぁいいやじゃあ自分は寝るかんね、おやすみ」
「あぁ、おやすみ」
◇◆◇◆◇◆◇◆
今日は四人全員来ている
しかし、接客に二人も三人も要らないので、自分は厨房に回されていた
しかしこの時間帯は3時も過ぎており、殆どサイドメニューを頼む人はいなかったためとても暇だ
そろそろ終了時間だ、そんな時
三人が厨房にぞろぞろやって来た
「あれ?みんなどしたの?」
「これから私が皆んなをコーヒー占いで占ってあげるの!真樹君もやってあげるよ!」
という事でチノちゃんにリゼさん、
そして自分はコーヒーで占われる事となった
「チノちゃんは・・・空からうさぎが降ってくる模様が浮かんで来たよ」
「? そうは見えませんが、本当だったら素敵ですね」
「リゼちゃんは・・・コインが沢山見える!金運がアップするのかな?」
「欲しかった物が買えるかな・・・」
「真樹くんは・・・ジョウロが見えるね、
ガーデニングかな?」
「 何だろう?明日何か仕事押し付けられるのか?」
「ティッピーは・・・セクシーな格好でみんなの視線を釘付けだよ」
「お前本当に見えてるのか?」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「ティッピーも占いたいの?
どっちが当たるか勝負だね!」
フムフム・・・
「ココアの明日の運勢は・・・いつもよりスパイシーな一日、正直外出しないのが吉じゃ」
「だってリゼちゃん、はははは」
「何笑ってんだ」
「いや、私じゃなくてお前の結果だろ」
◇◆◇◆◇◆
リゼさんもティッピーに占ってもらう
「リゼは将来は器量のある良き嫁になるじゃろう」
「私が?まさかー」
「昨日は夕食後にティラミス一つじゃ足りずキッチンに侵入した隠しても無駄じゃぞ」
えっ、リゼさん昨日のあれつまみ食いに来てたんだ
「実は甘えたがり、褒めると調子に乗りおる、適当に流すのが無難」
ティッピーにそのようにズバズバ言いたい放題にされてるリゼさん、
顔がだんだん真っ赤に染まっていき・・・
「この毛玉め!!ただの性格診断じゃないか!」
ズバン!!!
そう叫びながらティッピーをチョップした
「なんだ、リゼさん昨日つまみ食いしてたんだ」
自分はニヤニヤしながらリゼさんにそう言った、それが自分の命取りだった
「うわぁああああ」
顔を真っ赤にしたリゼさんにみぞおちを突かれた
「ぐふぅ!!」
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「せっかくだから、ティッピーに自分も占ってもらうよ」
真樹もティッピーに占ってもらうようだ
「ふむ、どれどれ・・・!これは
・・・真樹の運勢ははっきり言って良くないの、解決出来ない問題があっても安易に人に頼らないのが良さそうじゃ」
「なにそれ!?」
◆◇◆◇◆◇翌日 高校
・・・今日はまだガーデニングとかそういうのを頼まれたりしないな・・・
あっ、あそこにいるはココアと千夜・・・あっ?あっ?!!あ"っ!!!!
「おい!!千夜!千夜!」
「あら、真樹君、どうしたの?そんなに声を出して」
「ココアのここ!」
真樹は己のケツをバシバシ叩く
「え?ココアちゃんのお尻がどうしたの・・・きゃあ!!」
そうココアのスカートがめくれておりパンツが見えてしまっていたのだ
「わしゃなんも見とらんぞ!」
「嘘!見たでしょ!!」
あはぁーん(泣
◇◆◇◆◇◆◇◆
ん?そういえばココア、昨日の占いでティッピーにセクシーな格好でみんなの視線を釘付けとか言ってたよな・・・
「なーんか嫌な予感がすんだよなぁ」
売店で買ったサンドイッチを食いながら中庭を覗くと、ベンチに座りながら弁当を食ってる・・・その時
「あ"っ?!」
上を飛んでいたカラスから何かがココア目掛けて落っこちて来た
糞か?!いや!あれはあんこ?!
なんであんこが降って来たんだ・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇
「なんだか今日はついてない気がする・・・」
「こんな日もあるわよ」
「気にするこたぁないよ」
「真樹くんは知らないっ!」
「ほんとごめんって」
「?!あっ!!」
突然頭の上からジョウロが落ちて来た、そのジョウロの水を被り
ココアはびしょ濡れになってしまった
「コ・・ココアちゃん・・・」
「・・・大丈夫・・・?」
するとココアは抱えていたあんこを出して
「あんこが濡れてなくてよかったよー」
「ココアちゃん・・・!」
(なんてポジティブな奴・・・!)
◆◇◆◇◆◇◆◇
フルール・ド・ラパンに行くこととなったココア御一行
「シャロちゃん来たよー」
「なななんてもの連れて来てるの!!やめてぇ!こっち来ないでぇ!!」
「??!! 私そんな不幸オーラ出てたんだ」
多分怯えてるのはそのウサギっすわ
◇◆◇◆◇◆
休憩も終わり会計をすることにした
「490円のおつりです」
「シャロちゃんの手相も見よう」
そう言い、シャロの手相を占い始めた
「えーっと・・・あっ、
片思い中でしかも全く相手に通じない相がある・・」
「障害だらけの相ね」
「ご愁傷様です」
「あと金運がひどい・・・」
「みんな揃って!それ以上言うな馬鹿ー!!」
そう叫びシャロは小銭をココアには投げつけ、ココアの額に命中した
◆◇◆◇◆◇
これまでのココアの出来事をまとめて見よう
チノちゃんのウサギが降る
↓
ココアの弁当にあんこが降って来た
リゼさんのコインが見える
↓
ココアにシャロが投げた小銭が飛んで来た
自分のジョウロ云々は
↓
ココアにジョウロとその水が降って来た
ティッピーのセクシーな格好は
↓
ココアのパンツが丸見えになっていた
全ての占いの結果が悪い結果となって全てココアの身に降りかかっているのだ、ココアには他人の不幸の身代わりになる才能でもあるのだろうか?
「ココアよ、悪いことは言わないから今後占いはやめとけ、まじで」
「ええっ!どうしたの急に!」
「自分からはこれ以上言えない、
ではさらばだ!」
そう言いながら真樹はココア達と別れた
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
ーー夜ーー
真樹は宿題をしていた
「あー、くっそ何もわからない・・・、! そうだ!リゼさんに教えてもらおう!」
◇◆◇◆◇リゼ部屋
「と言うわけで勉学を御指南して貰いたく来ました!」
「だからって何でこんな時間に来るんだ・・・まぁ良いぞ」
「有難きかな!」
「よし、真樹!明日は早起きしろよ!」
「オーケー!朝から猛烈過酷塾!」
「いや、徹夜に耐えられる体力を付けるために走るんだ」
「ほへ? いや、朝から勉強して夜は寝たほうが効率良くないですか?」
「なんだ?怖気ついたか?今更お前に拒否権はないぞ、朝直接私が叩き起こしてやる」
「ひぃい!御無体な!」
こうしてリゼさんと試験勉強もとい
体力強化レッスンを受ける事となった
マサキが走る、跳ぶ、悲鳴をあげる。手首を捻り、脚が弾ける。華奢な腕が、限界の扉をこじ開ける。疲れの向こうに待ち受ける、ゆらめく影は何だ。今解き明かされる、木組みの家と石畳の街の謀略。今その正体を見せる、兎の謎。
次回、『疲労困憊』。マサキ、赤点を撃て。