自分の後ろから連邦どものモビルスーツ、ジムが接近してきた
しかし所詮数ヶ月足らずで作った急造品だ 、対して自分が載っているのは我がジオン公国が何年にも渡り研究して作り上げた信頼ある量産機のザクである
「くたばれ!連邦のカス共!」
ジムに向かいマシンガンが火を噴く
ジムはすぐさま盾を使い防御に入る
「スキを見せたな!!馬鹿め!」
マシンガンからヒートホークへ持ち替え 体当たりの体系にし、全速力で体当たりをかます
その拍子にジムは盾を落とす
そのスキを見逃さずコックピットをヒートホークで切り裂く
「この俺の技量を見誤ったお前のミスだよ!うわはははははは!!」
自分はコクピットの前で高らかに笑う・・・すると!
急にコンソール部分が真っ赤に染まり、敵の接近を知らせる
「なっ?!なんだ!コイツは!
真っ正面からくるぞ!!」
正面から光がちらりと見えたと思うと、謎のモビルアーマーがみるみるうちに近づいてくる
「うわわわわわわ!?!?!」
目の前に紫色のモビルアーマーが
迫ってきていた、もう避けられない
そのまま避けられぬまま視界が紫色に染まる
「ぎゃああ!!助けてくれぇ!!」
◇◆◇◆◇◆◇◆午前五時
「おい、起きろ!時間だぞ!」
リゼは未だ起きない真樹を揺り起こしていた
「いやぁあ!!!」
すると突然真樹が叫びながら飛び起きた
「うおっ!? 急に飛び起きるな!危ないぞ」
「あっ!あぁ、リゼさんか・・・おはよ・・」
「おはよう、それじゃあ 早速朝食前に軽く走るぞ、着替えろ」
「いやだ、眠い」
そう言い布団へ潜り込んでしまった
「だめだ!約束しただろ!」
そう言いながら真樹を布団から引きずり落とした
◆◇◆◇◆◇
まだ夜明けもしてない時間に
朝ごはんの7時半まで走りこむこととなった
「目標は山の上の展望台!いくぞ!」
「あらほらさっさ〜」
空気は澄んでおり気持ちが良いことは良い、しかしまだこの季節は春とはいえ寒い
「どうだ?真樹、気持ちが良いだろう?」
「正直言って布団の中の方が断然気持ちが良いね!」
「なんだと!コイツ」
◇◆◇◆◇
「早朝の街っていつもと違って新鮮に見えるよな」
「どの店も開いてないからな」
「空気が清々しくて気持ちいいな!
静かなのも新鮮だし」
「せっかくだから少しパンでも・・
あれっ!?真樹がいない!」
リゼは慌てて後ろを振り返ると
遥か向こうにゴミのように転がっている真樹がいた
◇◆◇◆◇◆◇◆
(あんなに速く走るなんて、おめぇ本当に女かよ)
「さっきはごめんな?ゆっくり行こうか」
道は坂が多くなり始め、石畳であるから足の負担もダイレクトに来る
しかし、その坂を登りきった先は
広々とした展望台であった
この時間帯は人は殆ど居ない
登ってる途中につるっ禿げの爺さんが一人降りて居ただけだ
「ここからの眺めは綺麗だな」
「たしかに綺麗だけど、今度はもっとゆっくり来たい・・・」
「おっ!丁度日の出だ!」
「なかなかの景色だ」
「・・・よし、じゃあ降りるか!」
「もう少しゆっくりしようや!!」
◆◇◆◇◆◇
その後我々は帰宅し、朝ごはんを食べた、そのあと腹を休め 天々座邸の
中にあるトレーニング室で腹筋、腕立て伏せ バーベルにランニングマシーンと昼まで鍛えた
◇◆◇◆◇
「よし!昼休憩の後は外に出て
バトミントンで体を動かすぞ!」
「おっし、バトミントンは割と得意なんだ」
「そうか!なら全力で勝負だ!」
◇◆◇◆◇◆河原
「よし、いくぞ!喰らえ!
我が奥義 V1報復ショットオォォォォ
!!!」
真樹が放った奥義V1報復ショットは
まっすぐリゼに向かって飛んで行く
「来たな! パトリオットショットを喰らえ!」
「タァァァァァァァ!!」
撃ち返されたシャトルを真樹は打ち返えせず失点してしまう
「ふん!お前のサーブなんてお見通しだ!」
「まさかこれだけだと思ってるのか!」
「何?!まだ技があるのか!」
「喰らえ!奥義第2段!V2報復ショットォォォォ!!!」
そう叫び放たれたシャトルは大きな放物線を描きリゼの真上から落ちて来る
「私を見くびってもらっては困るな!真樹! PAC-3ショットォ!!」
「ホォアアアアアアアアア!!!」
また打ち損じた
結局真樹はリゼに負けてしまった
「なんだ 得意と言っておきながら意外と弱いじゃないか」
「悔しいね、次こそは負けんからな」
◆◇◆◇◆◇夕食後
リゼ部屋
「よし!後は徹底的に勉強するぞ!
「うぉーし」
カリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリ
途中風呂を挟み
また
カリカリカリカリカリカリカリカリ
カリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリカリ
ふと時計を見ると12時を回っていた
「リゼさん、そろそろここらでお開きでいいんじゃない?」
「何を言ってるんだ、徹夜するために今日はいっぱい運動したんじゃないか、まだまだこれからだ!」
リゼさんはそんな事を言っているが
たくさん体を動かした為とても辛い
暫くもしない内に真樹は船を漕ぎ始め、ノートにはミミズの大群が出来上がりつつあった
時刻は1時半を回っていた
「眠い・・・」
「眠くない!」
横でリゼさんが眠らないように声をかけていたが自分の意識はズブズブと眠りの中に落ちていった
◇◆◇◆午前2時◆◇◆◇
「おい!おい、起きろ!・・・ダメだ完全に寝てしまった・・・」
・・・こんな時間に使用人を起こすのも悪いし、だからといって一人で真樹の部屋に連れていくのも大変だ、何よりちょっと廊下が怖いし・・・
・・・寝ている真樹の顔を見て見るがこれといって綺麗な顔でもなく
ごくごく平凡な顔だ
「ま、まぁ 真樹なら問題ないか・・しかし恥ずかしいな・・」
そう言いながら真樹を引きずるようにベッドへ乗せる
「・・・まぁ、朝から飛ばし過ぎた感じもあるし 確かに疲れたかもな
おやすみ」
そう言ってリゼもベッドへ入った
マサキは泳ぎに泳ぎ、そして、溺れた。無謀とは、まさにこれ。考え無しとは、まさにこれ。チェス盤を荒れ狂う欲望と願望。水分も冷えもサウナに焼かれ、プールに呑まれ、ウォータースライダーへと流され行く。出来事は堆積され、思い出となり、友情となる。
次回、『プールのスロープ、ガニ股歩きでゴッグ気取り』。マサキは、原作という真っ白いキャンパスに落とされた黒インク。