「やれくそ 良い天気だなぁ」
土曜日だというのに自主的に7時に起きた真樹はカーテンを開けるなりこう呟いた
「こんな日は日当たりの良くて換気の良い部屋でバトルシップを完成させるのにピッタリだ」
朝飯を食べ終わった後自室で
作業の準備をしていた所・・・
「おい!真樹!休日だからといって
自室でダラダラ過ごすな!」
「わぁ?! ビックリした!休みの日は部屋でのんびりしたい!
あと少しで作りかけのバトルシップが完成するんだ!」
◇◆◇◆◇◆
真樹は駄々をこねるも、リゼさんの気迫におされ、しぶしぶリゼさんと一緒に外に出ることとなった
「んじゃあ自分はこっちの方を適当にブラブラしてるから」
真樹はそう言い、リゼさんとは別行動をする事にした
◆◇◆◇◆◇
今日はとても天気が良く散歩にはもってこいな日だ
大通りにあるいくつかのベンチの一つに腰を下ろしボケ〜っとしていた
「こんにちは〜いいお天気ですね〜隣宜しいでしょうか?」
「えっ、あぁいいですよ」
突如知らない女性が話しかけ、隣に座った
「こんな日にはとても良いアイデアが浮かんできそうです」
「何か作ってるんですか?」
「私、小説を書いているんです」
「へぇ、どんなペンネームなんすか?」
「青山ブルーマウンテン ・・・といいます」
(寺門ジモンかな?)
「実は最近小説が映画化しました」
「すごいですね、なんて本なんですか?」
「『うさぎになったバリスタ』という小説です・・・」
「へぇー たしたニュースとかで紹介されていましたね」
(・・・つっても殆ど知らない様なもんだけどね・・・)
◇◆◇◆◇◆◇◆
「あれ? 真樹くん?」
「お、ココアにチノちゃん」
「真樹さんもお散歩ですか?」
「まぁそんな所かね」
そんな何気ない話をしていると
「・・・リゼさん?」
「はい!?」
チノがすれ違った1人の少女に声を掛けた
「・・・と思ったら違ったみたいです、失礼しました」
「さっき見かけた時と服と髪型が違うもんね」
「ん?でもリゼちゃんって呼んだら振り向いたよ?」
「違います、私はロゼです聞き間違えただけです」
◆◇◆◇◆◇◆
(・・・カットモデル頼まれたのはまだしも、買った服をすぐ着たくなってしまったなんて・・・)
「えー、あの ロゼさん?でしたか、ちょっといいっすかね?」
「はい、なんでしょう?」
リゼ(ロゼ)が振り向くとそこには真樹がいた
「 あなたはさっき一緒に居た・・」
「え、いやそうでしたっけかな、ハハハ ・・・えー、その、あれです
自分越して来たばかりなので、
あれです・・・ この街の案内でもしてもらえませんかね?」
「え、」
(えぇーーー!!!??!)
大いなる偶然が全ての始まり。芽生えた意識は行動を、行動は情熱を生み、情熱は理想を求める。理想はやがて、愛に行きつく。愛は全てに呵責なく干渉し、創造の嵐を育む。そして、放たれたいかずちは誰を打つ?
次回、『まさか相手がリゼとは思うまい』。必然足り得ない偶然はない