ご注文はぴょんぴょんな日常です!   作:イブ_ib

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明けましておめでとうございます!
今年も何卒よろしくお願いします


どんな飲み物でも湯呑みで済ます自称効率主義者

ーー天々座邸ーー

 

リゼは何か飲もうと思い、キッチンへ向かった

 

「あ、リゼさん、 リゼさんもコーヒー飲むかい?」

 

「ああ、じゃあ頼むよ・・・お前何に入れて飲んでいるんだ?」

 

「え?これ?これは家から一緒に持ってきた湯呑みだよ、お気に入りでね

コーラもジュースもコーヒーもこれで飲んでる」

 

「ええぇ、お前流石にそれは・・・

そうだ、明日学校が終わったら

ココアとチノとでカップを

見に行くんだ、せっかくだから真樹も一緒にこい」

 

(別にコーヒーカップとか

いらんのだが)

「わかったよ、見に行くよ」

 

◆◇◆ーー翌日ーー◆◇◆

学校が終わると高校生3人と

中学生1人うさぎ1羽が店をマスターに任せカップを買いに行くこととなった

 

「あの店が良さそうだな」

 

「わー!かわいいカップがいっぱいー!」

 

「あんまはしゃぐなー」

 

そういうや否やココアは駆け足で店内を歩き回る、好きなものがいっぱいある空間で早足になるのは良くわかる

 

そしてココアは足を引っ掛けたのか

そのままタンスに衝突する

 

リゼさんは倒れたココアをキャッチ

チノはタンスから落ちてきた壺をキャッチした

 

(((予想を裏切らない!)))

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

ココアは商品を手に取ろうとして

手を伸ばしたが別の客の女の子もそのカップを取ろうとしたらしく、手が当たってしまう

 

ハッ・・・

 

二人はしばらく固まったように

見つめあっていた

 

「こんなシチュエーションマンガで見たことあります」

 

「よく恋愛に発展するやつだな」

 

(女の子同士か、へへへ百合か悪かねぇぜ、これは百合の花が咲き乱れそうだ)

 

「真樹・・・おまえなんでそんな気味の悪い顔してるんだ?」

 

おっといけない

 

 

 

◆◇◆◇◆◇◆

 

「あれ、よく見たらシャロじゃん」

 

「天々座先輩!?」

 

金髪ウェーブの女の子は

かなり驚いた様子だ

 

「どどどうしてここに・・・」

 

それにしても驚きすぎである

 

「喫茶店で使うカップを買いに来たんだよ」

 

「そうだったんですか」

 

「シャロは欲しいものあった?」

 

「私は見てるだけで十分なので」

 

「この白く滑らかなフォルム・・・

ほへぇ〜〜」

 

「wakaru ここのカップの反り具合もたまらない、このカップなんて

ラッパみたいな感じで好き」

 

ここで急に真樹が食いついてきた

 

「でしょ! 特にこのカップの持ち手にこだわっている所とか、香りが広がるように作られているところがたまらないわ!」

 

「こいつぁたまんねぇや・・・

戦国時代に武将達が茶器に夢中になっていたのが分かる気がする・・・」

 

その例えはどうなんだろうか?

 

リゼは心の中でそう考えた

 

「二人とも変わった趣味ですなー」

 

「えっ、お前が言う?」

 

◆◾️◆◾️◆◾️◆

 

「二人は学年が違うのにいつ知り合ったんですか?」

 

「私が暴漢に襲われそうになった所を助けてくれたの」

 

「へーかっこいいね!

 

鉄砲を持って

この私が断罪してくれる!とか?!」

 

「リゼさんの事だから相手の腕の一本や二本・・・」

 

「そんなこと言ってないし!

腕の骨も折ってない! 本当はだな・・・」

 

事の経緯はこうだ

 

道の真ん中に不良野良うさぎがいて

うさぎ嫌いのシャロは通れずにいた

そこにリゼが来て追い払ってくれた

という流れだ

 

話が終わった後 チノ ココア 真樹

はシャロの方をじっと見ていた

 

「なによ!うさぎが怖くて悪い?!」

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「そういえば、この前カップの中にうさぎが入ってる写真見たんだ!

可愛かったー♪」

 

「窮屈じゃないのか?」

 

「ティッピーも入ってみたら注目度アップだよ!」

 

「流石にあのうさぎが入るカップはないだろう」

 

 

「ありました」

 

「あんのかい!」

 

チノちゃんは特大のカフェオレボウルをもって来た

 

その中にティッピーを入れてみるが・・・

 

「・・・なんか違う」

 

「ご飯にしか見えないです」

 

カフェオレボウルに入った白いティッピーは見事な程ご飯そのものであった

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「あのカップおしゃれだよー」

 

ココアの指差すお洒落なアンティーク物のカップがあったが値段が五万円とべらぼうに高かった

 

「あれ、これ・・・」

 

「昔、的にして撃ち抜いたやつじゃん」

 

(え?カップを撃ち抜いてって

どんな威力よ?改造エアガン

それとも実弾?金◯恩伝説か?)

 

◇◆◇◆◇◆◇

 

「チノちゃん、お揃いのマグカップ買おうよ」

 

「私物を買いに来たわけじゃありませんよ」

 

そんな会話を聞きながら自分は手頃でかつたくさんの量を注ぐことができるマグカップを選んだ

 

「リゼ先輩!こっこのカップなんて

色違いで可愛くないですか!?

二つセットですし片方いりませんか?!」

 

そういうと本来恋人用のカップをリゼに見せに来た

 

「あ、これ可愛いな」

 

(ってよく見たら恋人用?!)

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

「シャロちゃんって高いカップ詳しくてお嬢様って感じだね」

 

「お嬢様?!」

 

「その制服の学校は才女が多いと聞きます」

 

「おまけに美人さんだし最高だねー」

 

「それにカップを持つ仕草に優雅で気品があるし」

 

(ただ持ってるだけなのに・・・)

 

「髪もカールしてて風格があります」

 

(癖毛なんだけど)

 

「やっぱりキャビアとか食べるんですか?」

 

「そ、そういう事はリゼ先輩に聞いた方が・・・」

 

「ん〜私がよく食べるのは・・・」

 

「ジャンクフード?あとレーションのサンプルとか、即席で食べられるものっていいよな」

 

(確かにリゼさん缶詰とか食ってるもんね、 自分、コーンビーフとか鯖の水煮とか少しピンハネしてるんだけどね)

 

「わかります!卵かけご飯とか

美味しいですよね!」

 

「きっと卵ってキャビアのことだよ」

 

「いやいや、もしかしたらイクラの事かもよ、丼山盛りのイクラ丼とか」

 

「そんなもの毎日食べてたら痛風になりますね」

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

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