どうでしょうのキャンプ地にも行きたい
「ほわぁぁぁ〜〜!」
そのリゼさんの姿にシャロは奇声を上げる
「わあぁぁぁ!! 見るなぁ!!」
リゼさんは見られまいとカーテンに包まるが
「ええい!ジャンケンに負けたのだ!神妙に致せ!」
「じゃあリゼちゃん、私はチノちゃんと一緒にお風呂に入るから♪」
「ココア! 逃げるなぁ!」
「すまんかったね、じゃあ自分も廊下に行くから、着替えなさいな」
◇◆◇◆◇◆◇◆
というわけでお風呂は最後に
手ぬぐいと着替えの体操着を片手に
風呂へ堂々と入場
一通り体を洗い風呂を覗く
「うーむ、ココアの香り」
甘い匂いだ
「さーて、入りますか・・・いや」
いまこの風呂は年頃の女の子(しかも美人)五人が入った風呂だ、その道の紳士に売れば億は下るまい、そんな風呂に果たして入っていいものか・・・
いや、しかし自分はここに来る途中で雨に濡れており、走ってきため
体が疲れている
(疲れとりたいのに〜)
なんだ?!何処からともなく阿部サダヲの声が!
体が勝手に浴槽の中に!
ザブーン!
はいってしまった、はいってしまったもんはしょうがない!
フヘヘへへへ
勿論入る前にしっかり身体洗いましたよ?
「あと50年は寿命が延びたよ」
お肌ツヤツヤ 体ホクホクの状態で風呂を上がった
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「なんかいつもより一気に賑やかになったね」
「ところで、こんな機会だからみんなの心に秘めてる事を聞きたいんだけど・・」
この流れでとんでもないこと始めやがった!
「とびきりの怪談を教えて♪」
恋をしたような瞳で言うなや
◇◆◇◆◇◆◇◆
「怪談ならうちのお店にありますよ」
「そうだったの?!」
「リゼさんとココアさん、真樹さんはここで働いていますけど、落ち着いて聞いてください」
ほうほう・・・
思わず自分は身を前にのりだす
「この喫茶店は夜になると・・・
店内を白い物体がふわふわとさまよっていると言う目撃情報がたくさん
あるんです」
(・・・一生懸命怖がらせようとしているけど・・・)
(夢を壊せねぇ・・・)
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「では次はリゼさんの番です」
「もう終わり⁉︎
・・・小さい頃うちの使用人から聞いた話なんだけど」
「使用人!?」
使用人から聞いた話ですかい、ですかい
「仕事を終えて帰ろうとすると・・・ ゆっくりと茂みの中から何かが地面を這って近づいてきたんだ 、使用人はあまりの恐怖に逃げ出したんだ」
オホホー 意外と怖いね
「まぁ、本当は匍匐全身の練習をしていた私だ」
「バラしちゃだめじゃん!」
んだよ!台無しだぁ!
◇◆◇◆◇◆◇◆
「とっておきの話があるの、切り裂きラビットっていう実話なんだけど・・・」
千夜が話をしようとした時、近くに雷が落ちた 、そして停電してしまった!
「わ!?」
「うあっ!?消えた!」
「てっ停電?!」
「バーの方大丈夫かな!?」
「落ち着いてください、こんな時のために・・・」
チノちゃんが蝋燭に火を灯した
「よりによってロウソクか・・・」
暗闇に千夜の顔が不気味に照らされ
切り裂きラビットを語り始めた
◆◇◆◇◆◇◆◇◆
こわい、思ったより怖かった
正直舐めていたね、これは眠れないわ
「ぜっ・・絶対取り憑かれる・・・」
シャロとココアは震えてすらいる
「今日はもう寝ましょう」
とりあえず寝るところはチノのベットと布団が2つ用意出来たので、
一枚に二人寝ることになった
ココアとチノ
千夜とシャロ
そしてリゼさんと自分だ
「えへへーみんなといると楽しいね、そわそわして寝れるかなー」
「早く寝ないと明日起きられませんよ」
千夜ちゃんはそう言っているが明日は土曜だ、少しばかり長く寝てても許されるだろう、まぁチノちゃんは
喫茶店の仕込みとかあるだろうから
早く起きないといけないかもしれんが
◆◇◆◇◆◇◆
「おはようございます」
「おはようチノちゃん」
「シャロちゃん寝言で今日は特売なのーって・・・」
「そそそそんなこと言っててもここで言うなー!」
「おい真樹も起きろ、朝だぞ」
「うぅーあぁん? あぁ ぁわかったわかった・・・」
寝ぼけながら適当にそう言った後また布団に倒れる
「全然わかってないじゃないか!
いいから起きろ!」
リゼさんは無理矢理布団を引張剥がす
「まったく・・・そういえばココアは?・・・!?」
リゼさんの視線の先にはドアの前に
ダンゴムシみたいに丸まっているココアの姿であった
「なんであそこにいんだよ・・・
チノちゃんのベットに寝てたはずだろ・・」
「匍匐全身の夢でも見ていたのでしょう」
風邪を引くだろうにココアの顔は
幸せそうな顔をしていた