問題児たちが異世界から来るそうですよ?(十六夜君改変)   作:皇たる機械龍

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どうも皆さん、ご無沙汰しております。皇たる機械龍です。
今回は都合上ぼっちゃんは登場させることが出来ませんでした。本当に申し訳ありません・・・。
あと、少し話が飛んでいますが、作者に文章力が無いためここはどうかご了承下さい。
ではでは本文です。それではどうかゆっくりとお楽しみ下さいませ。


第10話

現在、十六夜はノーネームのコミュニティにいた。春日部がガルドとのゲームで負傷したと聞いたからである。しかし、特に大事には至らなかったことを知らされ、現在は春日部をジンと会話をしていた。

「どうも初めまして。ジン=ラッセルです。」

「逆廻十六夜だ。よろしく。」

二人は軽く自己紹介を終えたあと、この前十六夜が手に入れた水樹の話に移る。

「そういえば十六夜さん、水樹の件はありがとうございました。これで水不足に悩まされることが無くなります。」

「いや、気にしなくていいよ。俺も、それで喜んでくれるなら嬉しいしね。・・・・・それにしても、今のコミュニティは危機的状況だな。なあジン君、このコミュニティが魔王の襲撃を受けたのは何百年前の話だい?」

「いえ、僅か三年前です。」

「あの風景で三年前?それは本当か?」

「はい・・・・、全て事実です。」

ジンのその言葉に、十六夜は内心驚愕していた。

(あの風化仕切った土地が三年前・・・・・。普通じゃどう考えても有り得ない。その魔王はよほど強大な力を持ってそうだな・・・。)

そんなことを考えていると、ふと人の気配を察知した。十六夜は人物を特定するために大きな声で語りかける。

「おい、そこに隠れてるのは分かってるんだ。出てきたらどうだ?」

すると、

「ほう・・・。気配は消していたつもりだったが、まさかばれるとはな。」

その声と共に、金髪の少女が窓の下からゆっくりと浮かんで来る。その姿を見たジンは、驚きの声音で、

「レ、レティシア様!?」

と叫んだ。それを見たレティシアは苦笑しながらジンに言う。

「ジンよ、様はよせ。私はもう他人に所有される身だ。」

そして、レティシアが窓を開けて室内に入ってくると、ジンが立ち上がって、

「皆を呼んできます。」

と言い残してすぐに部屋を出て行った。それから少しの間沈黙が流れるが、それはレティシアによって破られる。

「それはそうと、お前は一体誰だ?ガルドのゲームには参加していなかったようだが、客分か?」

「いや、違うよ。ちょっとした事情で参加出来なかったんだ。」

「ではまさか、お前が十六夜という者か?」

「ああ、そうだよ。」

その答えを聞いたレティシアは、十六夜の全身を見つめたあと、楽しそうに微笑みながら話しはじめる。

「そうか・・・・・。お前が白夜叉と互角に戦ったといわれる十六夜か・・・・・・・・。」

しかし、十六夜は苦笑しながら、

「いや、大分手加減されてたよ。最後は呆気なく負けたしね。」

「当たり前だ。あいつに勝てる者などそうはいない。別に恥じる必要は無いよ。」

「そう言ってもらえると助かるよ。」

お互いに苦笑しながら話を変えしていると、レティシアは唐突に十六夜に勝負を申し込む。

「十六夜よ、私と勝負をしないか?」

「なんで勝負を?」

「いや、このコミュニティが打倒魔王を掲げたと聞いたのでな。その実力を見たいんだ。新顔の少女二人の力は計れたが、お前の力は見ていないのでな。白夜叉にああも言わしめたその実力を、自分の目で確かめたいんだ。」

しっかりとした理由を聞いて安心した十六夜は、それに頷く。

「俺は別に構わないけど、一体何で勝負するんだ?」

その問いに、レティシアは簡単な説明を始める。

「簡単だ。私がランスを一本投擲する。それを受けきったらお前の勝ち。押し切ったら私の勝ちだ。これでどうかな?」

「分かった。じゃあ、早速始めよう。」

そう言って、十六夜たちが窓から外に出ようとしたとき、ジンたちが現れた。

「レティシア様!?なぜこんなところに!?」

黒ウサギの問い掛けにレティシアが簡潔に答える。

「黒ウサギ、事情は後で話す。今は先着がいるのでな。それでは十六夜よ、始めよう。」

そして、レティシアは翼を広げ空に飛び立つ。十六夜は、それに続く形で窓から飛び降りた。空を舞うレティシアを見て、十六夜は彼女に話しかけた。

「へぇ・・・・・。君は飛べるのか?」

「不服か?」

「いや、そんなことは無いよ。」

「そうか・・・。では、いくぞ!」

その言葉と共に、レティシアはギフトカードから一本の槍を取り出す。そして、それを十六夜向けて投げ飛ばした。

打ち出された槍は、速度を落とすことなく十六夜に一直線に直進する。しかし、十六夜は構えを取ろうとはしなかった。

(どういうつもりだ?何か策でもあるのか?)

レティシアがそう考え始めたとき、十六夜は動いた。

何の前触れも無く右足で地面を踏み付け、迫り来る槍に合わせて左足で回し蹴りを放った。

「せい!」

十六夜の足と槍が交錯した瞬間、轟音が響き渡り、槍は先端がひしゃげてあらぬ方向へと飛んでいった。

上段回し蹴り、"大旋斧[だいせんぶ]"。基本的な原理はただの回し蹴りだが、彼の驚異的な身体能力と震脚動作を組み合わせることによって鋼鉄すらも破壊する斧と化す。

その動きを見ていたレティシアは、

(まさかこれほどとは・・・・・。しかしあの動き・・・、誰かに似ている。一体、誰の動きだったか・・・・・・・・。)

と考えながら地面に降り立った。刹那、褐色の光が降り注ぎ、レティシアは石化する。

「レティシア様!」

黒ウサギが慌てた様子で窓から飛び降りる。それに春日部も続いた。飛鳥は階段に回ったようだった。

(・・・・・あそこだな。人数は分からないが、おそらく十数人で行動してるだろう。目的はおそらく、レティシアの捕獲。しかも、ここまでやる奴らだ。もしかしたら危害を加えてくるかもしれない。なら、俺がやるべきことは一つだ。)

十六夜は、皆に聞こえるように発言する。

「皆に頼みがある!まず、黒ウサギと飛鳥さんは白夜叉のところに向かってくれ!それから、ジン君と春日部さんはレティシアを安全な場所へ!それが終わったら、ここの護衛を!俺は、さっきのギフトを使った奴らを探し出す!」

十六夜の命を受けた四人は直ちに行動を開始した。そして、誰もいなくなったあと、十六夜は一人呟いた。

「・・・・・・・・さて、覚悟は出来たか?クソ野郎ども。」




次回こそぼっちゃんが登場します。
それでは皆さん、さいなら~。
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