問題児たちが異世界から来るそうですよ?(十六夜君改変)   作:皇たる機械龍

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どうも皆さん、ご無沙汰しております。皇たる機械龍です。
今回は都合上、当初考えていた内容と少し違う形を投稿させて頂きます。がっかりされる方もいらっしゃるかと思いますがどうかご了承下さい。
さてさて、それでは本文です。皆様、どうかごゆっくりとお楽しみ下さいませ。


幕間 負けられない戦い!?・2

あのあと、二人の言い合いは十六夜が仲裁に入る形で何とか落ち着いた。しかし、二人は十六夜の腕から離れることは無く、ずっと抱き着いている形だ。そして、三人はそのまま五桁の門の階層へと足を運んだ。

 

「ところで、白夜叉の買い物って一体何なの?」

 

十六夜が尋ねると、白夜叉はしれっと答える。

 

「ん?ああ、そんなものは元から無いぞ。」

 

その答えに、十六夜は困ったような表情で頭を掻く。

 

「・・・・・おいおい。じゃあ、本当の目的は?」

 

「おんしがギフトゲームに勝ったことに対するプレゼントだ!」

 

白夜叉は笑みを浮かべながら答える。しかし、十六夜はその答えに疑問を持った。

 

「あれ、でもそれなら皆で行った方が良いんじゃないかな?」

 

そう言うと、白夜叉は、

 

「・・・・この唐変木。」

 

と言って、不機嫌そうな表情でそっぽを向いてしまう。無論、腕をがっちりとホールドしたまま。

 

「・・・なあ、どうして白夜叉は機嫌が悪いんだ?」

 

困った十六夜はレティシアに助けを求める。

 

「そのくらい自分で考えろ、ご主人様。」

 

しかしそれもあえなく撃沈し、十六夜は正解を出そうと必死に思考を展開する。だが、答えが出るはずも無く、そのまま白夜叉の目当ての店に着いた。すると、途端に白夜叉の機嫌が元に戻り、先程とは違う笑顔を浮かべて、

 

「さあ、ここが目的地だ。十六夜よ、おんしは召喚された身だから、服を持っておらんだろ?おんしが最初に着ていたあの服も血まみれになってしまったし、ずっと自分の服が無いのは困るだろう。だから、今日は私の行きつけの店でおんしのために服を選んでやろうかと思ってな。さあ、では行くぞ。」

 

そう言って、白夜叉は十六夜を店の中へと引っ張って行く。しかし、それはレティシアによって止められた。

 

「ちょっと待って貰おう。今この場には私もいる。そして、服選びとなれば絶好の機会。先程の勝負もついていないし、ここは一つ勝負といかないか?」

 

「・・・・・よし、良いだろう。では、ルールを決めるとしよう。制限時間は一時間、十六夜が気に入った服を選んだ方が勝ちで良いな。」

 

「ああ、異論は無い。」

 

勝手に話が進んでいく中で、十六夜が発言する。

 

「あの、俺の好みは・・・・?」

 

「「何か言った?」」

 

「・・・・・いや、何でも無い。」

 

十六夜が力無く言うと、白夜叉は服を選びに行こうとした足を止めて振り返り、

 

「十六夜よ、一旦店の外に出てもらって良いかの?私達の服選びを見てしまったら、驚きなどが半減してしまうからな。」

 

「ああ、分かったよ。」

 

十六夜は了承して、店の外へと出る。すると、建物の一角からこちらに殺気を飛ばす者がいた。そちらに視線を合わせると、そこにいた四人は驚いた表情を見せた後、一目散に逃走を謀る。

 

(あの様子からすると、何かありそうな感じだな・・・・。それに、こちらに殺気を飛ばしたとあれば、放っておくことは出来ないし、取り合えず後を追うか。)

 

そして、十六夜は追跡を開始したのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「くそっ、何なんだよあいつは!!」

 

「そんなこと言ってねーでとっとと走れ!!」

 

日本刀を携えた五人の男が走る。先程、十六夜たちを監視していた者達だ。

 

(一体誰なんだ!?だが、俺達の居場所を突き止めるとはタダ者じゃねえ!ここは一旦このことを報告して-----)

 

リーダー格の男が思考していたその時、

 

「おっと、ここで止まって貰おうか。」

 

どこからか、聞き覚えの無い言葉が発せられた。すると、前の建物の角から十六夜が姿を見せる。

 

「てめえ、一体誰だ!?」

 

十六夜はその質問を無視して問い掛ける。

 

「そんなことはどうでもいい。それよりも、あんた達は一体何をしているんだ?それとも、直接言い当ててあげようか?」

 

十六夜がそう聞くと、一番前にいた男がそれに答える。

 

「良いだろう、教えてやるよ。俺達は、白夜叉を屠るために集ったコミュニティの者だ!俺達は白夜叉の監視、あわよくば暗殺の命を受けここに来た。」

 

「そんなこと、部外者の、ましてや白夜叉と一緒にいた俺に喋っていいのか?

 

すると、男はニヤリと笑みを浮かべ、

 

「問題無いさ。お前にはここで死んで貰うからな!!」

 

鞘から刀を抜いた。それに続く形で残りの者達も抜刀する。

 

それを見た十六夜は無表情で言う。

 

「それはこっちとしても同じだ。あんた達を生かしておく訳にはいかない。俺の大切な者に危害を加えると言うなら、今この場で始末する。」

 

そして、十六夜は小さく呟いた。

 

「・・・ acceleration.」

 

刹那、十六夜は彼らの背後に回り込み、一番後ろにいた男に襲い掛かる。

 

突然のことに反応出来るはずもなく、その男は首に手刀を受けた。

 

悲鳴を上げる暇も無く絶命し崩れ落ちる男に構うこと無く、十六夜は次の標的に向かう。

 

「この野郎!」

 

すぐさま刀で斬りかかられるが、それを難なくかわして腹部に掌底を打ち込む。

 

「ごはっ!」

 

そして、その男が落とした刀を拾い上げ、うずくまる男の首の後ろを斬り払った。そして、続けざまに二人の脇腹や腹部を斬り、絶命させる。

 

「な、何なんだよお前は!?」

 

残ったリーダー格の男は逃走を謀るが、再び回り込まれ、

 

「・・・・・ moderation.」

 

身体の自由を奪われる。そして、十六夜が彼に近づいた時、

 

「待ってくれ!何でも言うから、命だけは!!」

 

「・・・あんた達の総戦力は?」

 

「約三百だ!」

 

「どこにいる?」

 

あの山の奥にある神殿だ!」

 

「そうか・・・・・。情報提供、感謝するよ。」

 

そして十六夜は、腹部を刀で貫いた。

 

「なん・・・・・・・・で・・・・・。」

 

十六夜は、リーダー格の男が持っていた刀を鞘ごと回収し、死にかけている男を見下ろしながら言った。

 

「俺はあんたの頼みに頷いた訳では無い。」

 

そして、男が息絶えたのを確認した十六夜は、神殿へと向かって行くのだった。




次回は十六夜君の始末のオンパレードです。そして、いよいよですが、微妙な形でパズドラのモンスターが登場します。
それでは皆さん、さいなら~。
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