問題児たちが異世界から来るそうですよ?(十六夜君改変)   作:皇たる機械龍

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どうも皆さん、ご無沙汰しております。皇たる機械龍です。
まずは謝罪から。今回も、投稿が遅れてしまってすいませんでした・・・。言い訳を述べさせて頂くならば、修学旅行で完全に忘れていました。どうかお許し下さい。
さてさて、それでは本文にといきたいところですが、その前に注意を。私の独断で白夜叉様の口調が少しおかしくなっているかもしれませんが、ご了承下さい。
それでは、今度こそ本文です。どうかごゆっくりとお楽しみ下さい。


第5話

「もう、どうして勝手にゲームを挑んでしまったのですか!?」

「だから、あの場を丸く収めるためにはこれしか無かったんだって言ってるじゃないか。」

現在、フォレス・ガロに勝手にギフトゲームを仕掛けた十六夜は黒ウサギによって怒られていた。だが、それも当然だろう。ただでさえ黒ウサギ達のコミュニティは壊滅寸前なのだから。だが、一度取り付けてしまったものは仕方ないと思い、黒ウサギは続ける。

「はぁ・・・。もう仕方が無いのです。彼の噂は何度か耳にしていたので、お灸をすえるにはちょうど良いかもしれません。それに十六夜さんがいれば、どんなゲームにも負けないですし。」

「ああ、ゲームは任せてくれ。もともと俺が仕掛けたんだし。」

「ちょっと待ちなさい。その流れじゃ十六夜君一人がゲームをすることになるじゃない。そんなのは嫌よ。私たちもゲームに参加するわ。」

話を聞いていた飛鳥がそう発言すると、十六夜が困ったように飛鳥に言う。

「い・・・いや、大丈夫だよ、久遠さん。俺一人でも何とかなるしさ。」

しかし、飛鳥は聞く耳を持たず、

「あら、そんなつもりで言ったんじゃないわ。私たちだってあの外道を裁きたいのよ。それなのにゲームに参加しないで待ってるなんてごめんだわ。」

と言った。その発言を聞いていた春日部も同意をする形で頷く。その様子を見て諦めさせるのを無理だと悟った十六夜は、降参して二人の意見を認める。

「あー・・・、分かった。ゲームには三人で参加しよう。」

「それじゃ、決まりね。」

三人の意見がまとまったのを見計らって、黒ウサギが話し掛ける。

「それじゃあ皆さん、ゲームをする前にギフト鑑定を行いましょう。」

「ギフト鑑定?何よそれ。」

「ギフト鑑定とは、皆さんがお持ちになっているギフトを細かく調べることです。自分の力をより詳しく知った方が、より大きな力を引き出すことが出来ますしね。」

黒ウサギの返答に、十六夜が質問する。

「あてはあるの?」

「はい。"サウザンドアイズ"というコミュニティです。」

「千の瞳か。名前から察するに、特殊能力を持つ人達の集まりかな?」

「十六夜さん、鋭いですね。その通りです。このコミュニティは、様々な特殊能力を持つ者達が集う巨大商業コミュニティですから、ギフト鑑定を依頼するのには一番適しているのです。」

「なるほど、納得したよ。」

十六夜の話が終わると、待っていたとばかりに飛鳥が口を開く。

「なら、早速行きましょう。」

その言葉で、四人と一匹は移動を開始する。移動を始めてからしばらくして、十六夜が飛鳥に聞く。

「ねえ、久遠さん。ガルドっていう人が行った悪事を教えてくれない?」

「いいわよ。けど、その前に私ことを名前で呼んでくれない?何だか落ち着かないわ。」

「分かったよ、飛鳥さん。」

「まあ、よしとするわ。えっと、彼の行った悪事だったわね。詳しく説明すれば、彼は自分のコミュニティを大きくするためにコミュニティそのものを賭けたギフトゲームをしていたのよ。でも、それは正当な手段で仕掛けられたものではなくて、相手から数人の子供を人質にとって仕掛けていたのよ。しかも人質にとった子供達は、うるさいという理由だけで殺した。これが、彼の行った悪事よ。」

飛鳥の話を聞いた十六夜は、明らかな嫌悪の意志を顔に浮かべる。

「・・・随分と最低な奴だな。」

その言葉に、黒ウサギも続く。

「何度か噂を耳にしていましたが、まさかここまでとは思わなかったのです。」

春日部も、

「生き物を容赦無く殺す人は嫌い・・・。」

と言葉を発した。

そんなことを話していると、蒼い旗に向かい合う二つの女神像が印された旗を掲げる店が見えてきた。目的地に着いたのだろうか、黒ウサギは店を閉めようとする割烹着を着た女性に話し掛ける。

「ちょっと待って下さい。」

黒ウサギの言葉を聞いた女性は、店を閉める作業を富めて黒ウサギに応対する。

「本日はどんなご用ですか?」

「いえ、今日はこちらの御三方のギフト鑑定をお頼みしたいのですが。」

黒ウサギがそう言うと、女性は困ったように言う。

「すみませんが、それは出来ません。もうすぐ閉店の時間ですし、私の一存であなた方"ノーネーム"を通すことは出来ません。」

「そこをどうにか出来ませんか?」

「無理です。私にはどうすることも出来ません。」

そんなやり取りをしていると、

「黒ウサギー!!待ち兼ねたぞ!!」

そう叫びながら、店の中から和服を着た少女が黒ウサギ目掛けて一直線に走って来た。それにいち早く気付いた十六夜は、黒ウサギを突き飛ばす。

「黒ウサギ!」

「え?きゃあ!」

そして、十六夜は勢いを殺すこと無く走って来た少女に抱きつかれる。

「黒ウサギではないがここはもうノリで突っ込むのだ!」

「うわっ!?」

勢いが意外に強かったからか、十六夜は少女に押し倒される。そして、少女は十六夜の腹部に跨がる形になった。

「いててて・・・。」

「おんし、大丈夫か?」

「ああ、俺は大丈夫だよ。君は?」

「わしも大丈夫じゃよ。」

「そう、なら良かったよ。じゃあ、ちょっとそこをどいてくれないかな?」

「嫌じゃ。」

少女の答えに十六夜は困ったように聞く。

「えっと・・・・・、なんでかな?」

すると、少女は笑いながら、

「座り心地がいいからじゃ♪」

と言って、腹部の上で軽く跳ねはじめる。十六夜からすれば少女が腹部の上にいるのは精神衛生上大変よろしくない。そんなことを思っていると、黒ウサギが近づいて来る。

「十六夜さん、大丈夫ですか!?白夜叉様も、いい加減離れて下さい!」

そう言って、黒ウサギは白夜叉を持ち上げるようにしてどかす。白夜叉は不服ながらもされるがままになった。そして、十六夜はようやく立ち上がる。それを見た飛鳥は、あらためて白夜叉に問う。

「あなたはこのお店の人?」

「ああ、そうだとも。おんしたち、何か依頼があるのじゃろ?話は中で聞こう。」

そう言って、白夜叉は手招きをする。それを見た女性店員は黒ウサギ達に、

「本当はダメなのですが、オーナーが許可をだしたので入店して下さい。それと、このことは他言無用でお願いします。」

と言って、閉めた扉を開け直す。黒ウサギ達は、白夜叉に続く形で入店した。すると、店員が「いらっしゃいませ、お客様。」と言って頭を下げる。黒ウサギ達は軽く会釈を返しつつ、白夜叉についていく。

「店はもう閉めてしまっているのでな。悪いが、私の私室で勘弁してくれ。」

黒ウサギ達は個室にしては広い和室に案内され、そこに腰を下ろす。そして、白夜叉が話を始めた。

「それでは、自己紹介といこうかの。わたしは、三三四五外門に本拠を構える"サウザンドアイズ"幹部の白夜叉じゃ。まあ、そこの黒ウサギを助けている優しい美少女とでも認識しておいてくれ。」

「・・・いつもお世話になってます。」

黒ウサギは面倒くさそうに言葉を発する。その隣で、十六夜が白夜叉に質問する。

「なあ、その外門って一体何なんだ?」

白夜叉が返答する。

「外門とは、箱庭の階層を示す門のことじゃ。下層から順に七桁、六桁と続いておる。数字が若いほど、大きな力を持つ者達が住んでおる。形で言えばバウムクーヘンのようなものだな。さらに言えば、この地域は東西南北のなかの東の地域に当たる場所であり、"世界の果て"と向き合う形になっておる。」

そう言って話を切った後、白夜叉は「ところで。」と言って新たに話を始めた。

「その水樹は、誰がどのようなゲームで獲得したのだ?」

すると、黒ウサギが自慢げに話す。

「この水樹は、こちらの十六夜さんが怒り狂った蛇神様を素手でおとなしくさせてもらって来たのですよ」

その答えに、白夜叉は目を丸くする。

「あの蛇神を素手でだと!?その者は神格持ちか?」

「神格持ちではなさそうですが、彼の戦闘中に異質な力を感じました。」

「ほほう・・・・・。異質な力とな・・・。」

白夜叉は、しばらく何かを考えたあと企んだような笑みを浮かべ、十六夜に近づく。

「おんし、確か十六夜と申したな?」

「ああ、そうだけど。」

すると、白夜叉は不敵な笑みを浮かべながら、

「おんし、私とゲームをせんか?」




今回もこの小説をお読みいただき、ありがとうございました。
予定通りにいかなくて本当にすいません。次回こそはギフト鑑定の結果を書きたいと思います。そして、十六夜君と白夜叉様のゲームにもほんの少しだけご期待下さい。
それでは皆さん、さいなら~。
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