問題児たちが異世界から来るそうですよ?(十六夜君改変)   作:皇たる機械龍

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どうも皆さん、ご無沙汰しております。皇たる機械龍です。
この度は、投稿が遅れてしまいすいませんでした。理由としては、新しく何かが書きたくなったということと、テスト期間とのかぶりなどが主な原因です。本当にすいませんでした。
さてさて、それでは本文です。
どうかゆっくりとお楽しみ下さいませ。


第6話

「なんで俺なんかと?」

十六夜がそう尋ねると、白夜叉は笑みを浮かべたまま答える。

「なに、理由は至って単純明快。御主に興が乗ったからじゃ。蛇神を一撃で叩き伏せ、"箱庭の貴族"と謡われるあの黒ウサギが異質と感じ取ったその力。元魔王としては、ぜひ御主の力が見たくての。」

白夜叉の言葉に十六夜は少し考えたあと、僅かに微笑を浮かべて、

「分かった。その誘い、のらせてもらうよ。」

「そうか!それは良かった!ところで、おんし達はどうする?希望があれば、別のゲームを用意するが?」

白夜叉の気遣いに、飛鳥と春日部は苦笑しながら、

「いいえ、私は結構よ。これは、十六夜君が挑まれたゲーム。そこに私達が介入するのは無粋というものだわ。」

「・・・私も、飛鳥と同じ意見。」

二人の返答に白夜叉は頷いたあと、懐から出したカードから一枚の羊皮紙を取り出し、そこに指で何かを書き込んだあと、それを十六夜に見せる。

「これがゲームの内容じゃ。」

十六夜が視線を移すと、その紙にはゲームの詳細が記されていた。

{ギフトゲーム名 "月の決闘"

・プレイヤー一覧 逆廻十六夜

白夜叉

・クリア条件 白夜叉との戦闘に勝利する

・クリア方法 殺害以外の方法で白夜叉を戦闘不能にする

・敗北条件 殺害以外の方法で白夜叉に戦闘不能にさせられる

宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗とホストマスターの名の下、

ギフトゲームを開催します

"サウザンドアイズ"印}

しかし、いつの間にか覗きこんでいた黒ウサギが反論する。

「白夜叉様、ちょっと待って下さい!戦闘不能にするという条件はやり過ぎです!せめて寸止めに変更して下さい!」

「それでは決闘にならんじゃろ・・・・・。」

「じゃあ決闘を中止して下さい!十六夜さんも、もっと先のことを考えて下さい!いくら命を失わないとはいえ、もしかしたら大きな怪我を負ってしまうかもしれないんですよ!?」

黒ウサギの言葉を聞いた十六夜は、笑顔を見せながら黒ウサギに言う。

「大丈夫だよ、黒ウサギ。こう見えても、俺の体は頑丈だしね。それに、これは白夜叉と俺の決闘だから、止めないでくれるかな?」

だが、黒ウサギはなおも食い下がる。

「そういう問題ではありません!第一、いくら十六夜さんでも白夜叉様にはっ・・・・・・・・!」

敵いません、と続けようとして、彼女は発言を止めた。十六夜から怒気と僅かな殺気がにじみ出していたからである。

「もう一度言うよ、黒ウサギ?これは"俺"と"白夜叉"の"決闘"だ。邪魔するっていうなら、さすがに俺も怒るよ?」

当てられた怒気と先ほどの言葉で、黒ウサギは押し黙る。それを確認した十六夜は、白夜叉に問う。

「ところで、場所はどうするんだい?」

その問いに、白夜叉は、

「心配は無用じゃ。」

と言って、指をパチンと鳴らした。刹那、十六夜達の見ていた景色が一変する。そこは、まるで星を作り出したかのように美しかった。三人と一匹は呆気にとられるが、十六夜はすぐに新たなおもちゃを見つけたように目を輝かせる。

「へぇ・・・・・・・・。こんな場所があるんだ・・・。しかも御丁寧に、"白夜"と"夜叉"を表す土地風景とはね。」

「いかにも。まさしく、ここは私を表すフィールドじゃ。気に入ってくれたかの?」

「ああ、とても興味深い場所だしね。それに、どうやら侮れない相手みたいだな。」

それを聞いた白夜叉は、僅かに微笑し、

「そうじゃよ。だから、心して参るがよい。」

「そうさせてもらうよ。それと、一つ報酬を頼みたいんだけど、良いかな?」

「別にかまわんぞ。何が望みじゃ?」

「俺達三人のギフト鑑定だ。」

「ギフト鑑定か・・・・・。専門外じゃが、まあ何とかしよう。おっと、そうじゃ忘れておった。十六夜よ、おんしはどのような戦闘スタイルじゃ?」

「俺は徒手空拳だ。」

「ふむ、そうか。」

そう言うと、白夜叉は手に持っていた扇子を懐にしまった。

「あれ、使わないのか?」

その問いに、白夜叉は答える。

「もちろんじゃ。決闘とは対等な勝負、それなのに私だけ得物を使うのは不公平じゃろう。」

そう言うと、白夜叉はその場から十メートルほど飛び退く。そして、その場で軽く構えをとった。

「さて、それでは始めようかの。先手はおんしに譲るとしよう。好きな時にかかって来るがよい。」

そう言われた十六夜は、その場に直立したまま構えもとらずに、

「それじゃ、お言葉に甘えて。」

と言って、右足で地面を踏み付けた。その瞬間、彼は、白夜叉の眼前に存在していた。

「なに!?」

白夜叉は驚愕していた。だが、それもそのはず。彼女は、十六夜の軌道を捉えることが出来なかったのだから。

そんなことはお構いなしに、十六夜は白夜叉の腹部に拳打を放つ。しかし、白夜叉もそれに反応してその拳打を受け止めた。刹那、二人の立つ場所を中心に軽く地面が陥没した。

だが、白夜叉はそれだけでは終わらない。空いている右手で拳打を放った十六夜の手を掴むと、そのまま投げ飛ばした。

投げ飛ばされた十六夜は空中で姿勢を整えると、地面に着地する。そして、苦笑しながら、

「あの動きに反応するなんて、驚いたよ。」

「いや、正直ギリギリだった。どうやら、おんしに対する油断があったようじゃ。ちと、本気でいかせて貰おう。」

そう言った直後、白夜叉は先ほどと違ってしっかりとした構えをとった。すると、彼女の纏う空気が一変する。

それを感じ取った十六夜も、しっかりとした構えをとる。そして、誰にも聞こえないほどの声で呟いた。

「・・・・・久しぶりに、加減無しでやれるな。」




挨拶代わりの拳打で終わってしまいました。
本当にすいません。
次回は本格的な戦闘に入ります。
それでは皆さん、さいなら~。
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