捻くれた少年と純粋な少女   作:ローリング・ビートル

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第58話

「♪~~」

「ど、どうしたの?お姉ちゃん……ずっと歌ってるけど」

「べっつに~♪」

「あらあら、なんか青春って感じね」

「♪~~」

「あれが、青春なの?」

「まあいつかアンタにもわかるわよ」

「う~ん、そうなのかなぁ?」

「穂乃果、かぁ……穂乃果、だって……」

「なんか自分の名前を連呼してるんだけど……本当に大丈夫?」

「…………」

 

 *******

 

「もしもし、八幡君どうしたの?そっちからかけてくるのって珍しいね」

「ああ……まあ、たまにはと思ったんだが、今大丈夫か?」

「うん、大丈夫だよっ」

「そっか……あー……明日、応援してる。それじゃ」

「ちょ、ちょっと待って!なんかはやいよ!あとあっさりしすぎだよ!」

「いや、こういうのあまり得意じゃないんだが……変に緊張するし」

「えっと……」

「?」

「もう名前で呼んでくれないのかなぁって……」

「…………」

「ご、ごめん!せっかく応援してくれてるのにワガママだったよね!あはは……」

「いや……穂乃果が……その……それで、元気が出るっていうなら……」

「っ!……い、いきなり呼ばないでよ。びっくりするじゃん……」

「どっちなんだよ」

「ごめんごめん。つい……」

「そういや、結局UTXでやることになったらしいな」

「うんっ!あの後皆に話したら、すぐに決まったよ」

「あれからあの人には会ったのか?」

「ツバサさん?会ったよ。皆でUTXにお邪魔したんだぁ。すっごく広かったよ!」

「そうか。そりゃよかったな」

「ちなみに優木あんじゅさんにも会ったよ」

「はっ!?い、いやいや、別に?きょ、興味ねえし?とりあえず元気だったのか?」

「めっちゃ気にしてるじゃん!八幡君のこと、ちょっと気にしてたよ」

「おっふ」

「目の前にいないのに「おっふ」って言っちゃった!」

「ただの自然現象だから気にしなくていい」

「もうっ、μ'sのファンクラブ会員なのに……」

「いつ入ったんだよ……まあ、応援はしてるけど」

「ちなみに会員番号は8番だよ八幡君だし」

「そ、そうか……てか一桁かよ」

「何なら80000番でもいいよ」

「いや、いい。その前に会員が八万人もいないだろうが。てか、話変わってないか?」

「あっ、そうだった!」

「まあ、とにかく……応援してる」

「ありがと。頑張るから見ててね」

「……ああ。見てるから……いい結果が出るといいな」

「うんっ!……やっぱり優しい」

「どした?」

「ふふっ、じゃあもう寝るね。しっかり睡眠とらなくちゃ」

「……寝坊すんなよ」

「しないよ!た、多分……」

「…………」

「だ、大丈夫だよ!それじゃあね!」

「ああ。じゃあな」

 

 

 

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