ぼっちは語れない   作:苺ノ恵

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いつから私が亀更新だと錯覚していた?(※それは錯覚ではありません事実です)

人生で一度は言ってみたい台詞(一部編集)が言えた!

ガチャで爆死した悔しさを文章にぶつけました!!

それではどうぞ!
(※現在、作者は精神が崩壊しかけています。元々、頭のイカれた作者ですが何卒よろしくお願いします。)


第十五話:悩み迷い

 

 

 私はふとした時、自分が分からなくなる。

 

 亜人として生まれた私は、何の不自由もなく生きてきた。

 

 優しいお父さんにお母さん。

 

 ちょっと口うるさいけど、とっても可愛い妹のひまり。

 

 お隣のおばあちゃんや、学校の友達や先生。

 

 みんな私に幸せな時間を送らせてくれる大好きな人達。

 

 満ち足りた生活、幸せな日々。

 

 でも、そんなみんなの優しさがどうしようもなく悲しくなる時がある。

 

 

______

 

 お父さんは髪を染めている。

 

 何でか聞くと「イメチェンだ」とか言ってはぐらかされる。

 

 でもそれって、私の髪の色が普通の子と違うから?

 

 私が気にしないようになのかな…?

 

______

 

 休憩時間。

 

 体育館でバレーをしてると友達の一人が、転んで膝を擦りむいてた。

 

 痛そうにしていて心配になった私はその子に駆け寄ろうとした。

 

 でも、周りのみんなが怪我をした子を囲んで私から見えないようにした。

 

 同時に仲のいい子が話しかけてきたのでそちらに注意をとられていたら、怪我をした子はいつの間にか保健室に連れていかれてた。

 

 絆創膏、渡そうと思ったのに…。

 

______

 

 理科の授業。

 

 私は一人教室でテスト勉強をしていた。

 

 私が誤って落とした銀のトレイを見て、先生は「無理はしちゃだめだよ?」と言って、その日の実験を中止した。

 

 ホントにただ手が滑って落としただけ、大丈夫だから!…そう言えば良かったのに、先生が優しい顔で「小鳥遊さんはとってもいい子だね」と言うと、私はもう何も言えなかった。

 

______

 

 みんな優しい。

 

 いつも良くしてくれて本当にありがとう。

 

 幸せをいっぱいありがとう。

 

 でも…ごめんなさい。

 

 みんなに悪気はないって分かってる。

 

 そんなつもりじゃないって知ってる。

 

 私はみんなのことが大好き。

 

 でもね…。

 

「私は______」

 

 そんな自分の思いさえ、言葉にできなかった…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

 

 

 私…何してるんだろう。

 

 皺を付けてしまったネクタイを握る手に入る力は、私の罪悪感と比例するように強くなる。

 

 ただ、謝りたかった。

 

 蹴ってしまってごめんなさいって。

 

 私は小鳥遊ひかりです。

 

 これからよろしくね!って、そう言いたかっただけなのに…。

 

 分からない。

 

 比企谷くんは少し変わった人だ。

 

 いや、かなり変わってると思う。

 

 捻くれたことしか言わないし、猫背だし、目は合わせてくれないし、独り言言ってるし、目が腐っててゾンビだし…。

 

 でも、なんでか一緒にいてすごく安心する。

 

 私の言ったことに本心で返してきてくれる。

 

 私の話なんて聞いてなさそうなのにちゃんと聞いてくれてる。

 

 何より、彼は私と同じ亜人。

 

 それも男の子の。

 

 …………。

 

 …正直に言おう。

 

 私は彼のことが気になってる。

 

 幽霊は本当にいるのかどうかくらいには気になってます!

 

 だから、まずはお話したいって思った。

 

 私たち亜人同士だね!すごいね!って、中身のない話をして、一緒に笑いたかった。

 

 でも、いざ彼と向かい合うと、途端に怖くなった。

 

 もし、私が彼に対して抱いてるものすべてが勘違いだったら。

 

 彼もまた、みんなと同じではないか?

 

 みんなと同じ優しさで。

 

 優しさという凶器で。

 

 私の心をさらに孤独にしてしまうのではないか…。

 

 そんな身勝手な感情が私を襲う。

 

 怖い…怖いよ…。

 

 私は縋りつくように彼のネクタイを握った。

 

 多分、私、酷い顔してる。

 

 笑顔だけが私の取柄なのに…。

 

 昔、本で読んだ。

 

 デミとはフランス語で半分という意味で、人とは異なる性質をもつ亜人のことをデミと呼ぶようになったのだと。

 

 私は思う。

 

 それなら、今の私感じているこの気持ちも、思いも、心も、本当に私のものなのかな?

 

 もしかして私の、人としての気持ちなんて、半分だけのものなんじゃないのか…。

 

 分からない。

 

 私は馬鹿だから、結局難しいことは自分で考えても分からない。

 

 比企谷くんなら、分かるのかな?

 

 比企谷くんなら、答えをくれるのかな?

 

 私は無い頭を使って、精いっぱいの虚勢を張って、一世一代の勝負にでる。

 

 

 

「君も私と同じ【半分(デミ)の感情】でしかないから…違う?」

 

 

 

 そして、私の苦手なピリピリした雰囲気になる。

 

 そんな時、すごく場違いなことを思ってしまった。

 

 驚いた表情の比企谷くんは、ちょっとだけ…ほんのちょっとだけ………可愛いなって…。

 

 べっ、別にそういうのじゃないから!!

 

 赤くなりそうな顔を抑えるために必死でポーカーフェイスを続ける。

 

 少しだけ目を閉じて体の力を抜いた比企谷くんは、そっと私の肩を押して私との距離を遠ざけると話し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…小鳥遊はカルネアデスの板って知ってるか?」

 

 …なんか目の前のゾンビが難しそうなことを言い始めた…。

 

 ええぇ………私、分かるのかな…?

 

 かなり不安になった私でした…。

 

 

 

 




どうも、寒さが苦手な九条明日香です。(二回目)

終ぞ、私のカルデアではエレちゃんには出会えなかったので私が冥界に逝くべきか迷いましたが、山積みの書類を処理する方が優先なので、思いとどまりました(福袋召喚に賭けよう…!)

さて、作品と関係のない話はこのあたりで。

今回はひかりちゃん視点です。

ひかりちゃんの目線で書くと、自然とシリアスでは無くなっていくので不思議です。

作者にとってひかりちゃんは一種の処方箋のようなものですかね。

亜人として生を受けたひかりちゃんの、心の奥にある葛藤を私なりに描きたいと思ったのですが…うまく伝えられた気がしません。

ひかりちゃんの思いに、八幡がどんな言葉を返すのか…私自身楽しみです。

今回も読んでくれてありがとう。

意見・感想待ってます。

それではまたの機会に
(必ずまたここで会う……私はそう約束したんだ………エレちゃん涙)

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