ハイスクールD×D〜転生するブレイヴ使い〜(停止) 作:ブレイヴ
【第一章 旧校舎の太陽龍とディアボロス】
〜第10話 「一誠の危機!青のブレイヴ、牙皇ケルベロード‼︎」〜
放課後になった途端、ダンはオカルト研究部の部室に向かって行った。
「ところで、今日は何をやるんだろうな・・・。」
部室に着くと、ダンはそう言って中に入って行く。
「・・・・塔城?」
「・・・・どうもです、先輩。」
其処には、ソファーに座ってお菓子を食べている小猫の姿があった。
「早いな・・・・1年は、授業が終わる時間が早いのか?」
「・・・・今日は、偶々早く終わっただけです。」
「そうか・・・・あっ、そうだ。」
ダンは思い出したかの様に、鞄からラッピングされた包みを取り出して、小猫に渡した。
「・・・・これは?」
ダンから渡された包みを見て、小猫は首を傾げて聞いた。
「クッキーを焼いてみたんだが・・・・食べてくれないか?塔城の感想を聞いてみたいんだ。」
「そうですか・・・・ですが、食べ物に関してはうるさいですよ?」
そう言って、少し意地悪ぽく笑う。
「お手柔らかに頼むよ・・・・。」
ダンは、苦笑しながらそう言った。
「ふむ・・・・形の方は問題ありませんね・・・・匂いも文句ありません・・・・・。」
小猫は、クッキーを一つ取って真剣な顔でそう言った。
「では、いただきます・・・・・。」
小猫はクッキーを一つ取って、口に含んだ。
「ッ!」
すると小猫は、目を見開いて更に一つ取って口に含んだ。
「ッ!!」
「どうだ塔城?」
ダンは、小猫が食べたまま固まっているを見て思わず聞いた。
「・・・・甘過ぎず、丁度良い美味しさ・・・・そして、今食べたクッキーは最初に食べたクッキーとは違った味付けになって・・・・混ざり合った味では無く、クッキーの一つ一つの味が楽しめる・・・・。」
「つ、つまり・・・・?」
「美味しいです・・・凄く、私好みです。」
そう言って、ダンに微笑んだ小猫。
「そうか・・・それは良かった。」
ダンもそれを聞いて、微笑んだ。
「先輩も此処に座って、一緒に食べませんか?」
小猫が、自分が座っているソファーの隣をポンポンっと叩く。
「・・・・いいのか?」
「はい、構いません・・・・。」
「それじゃあ、お言葉に甘えて・・・・。」
そう言って、ダンは小猫の隣へと座るのだった。
「・・・・それから先輩、お願いがあります。」
「ん?何だ・・・・。」
「私の事は・・・・“小猫”と呼んで下さい・・・・。」
「・・・・・えっと、それはつまり名前で呼んでくれという事か?」
「・・・・」(コクっ)
ダンの問いに、無言で頷く小猫。
「(まあ、それくらいなら別にいいか・・・・・。)それじゃあ、改めて・・・・よろしくな、小猫。」
「はいっ、こちらこそよろしくお願いします・・・・ダン先輩。」
こうして、ダンと小猫の距離が縮まったのだった。他のメンバーが来るまでダンと小猫は、クッキーを食べながら色々な話をし始めた。
暫くして、一誠や祐斗・・・最後にリアスと朱乃が入って来た。
「あら?どうやら私達で、最後みたいね。それじゃあ、皆揃っている事だし・・・・部活を始めましょう。」
「「「「はい、部長!!!!」」」」
リアスの言葉に返事をするダン以外のメンバー。
「よ〜し!今日こそは、契約を取ってやるぞ!!」
一誠はそう意気込んだ。
「ふふふ、頑張ってねイッセー。」
イッセーのやる気に、微笑みながら応援するリアス。
「はい!部長!!」
そう言って、イッセーは部室から出て行った。
「・・・・・。」
「・・・どうしたんですか?ダン先輩・・・。」
「・・・・いや、何でもないさ小猫。」
ダンが、一誠が出たドアを見つめていた時、首を傾げながらダンに問う小猫。しかし、ダンは小猫にそう言うとドアから視線をずらし、自分の鞄から端末機を取り出そうとすると・・・・
「何だ?グレモリー・・・それに、木場も姫島も・・・。」
ダンは、自分に視線を向けた人物達の名を言った。
其処には、ダンと小猫を見てニヤニヤしているリアスと朱乃と祐斗だった。
「ふふふ、何でもないわ。」
「うん、何でもないよ馬神くん。」
「あらあら、うふふ・・・・。」
「・・・・・そうか。」
ダンは、それ以上言わずに端末機を取った瞬間・・・・
「ッ!?」
ダンは、突然立ち立ち上がった。
「・・・・ダン先輩?」
小猫は、心配そうにダンを見た。
「(何だ?この嫌な感覚は・・・・まるで、誰かの危機の様な・・・・まさかっ!?)」
「ど、どうしたのダン?」
リアスは、ダンが急に考えた途端、いきなり目を見開いて何かに気がついのを見て思わず声を掛けた。
「すまない!何か嫌な予感がする‼︎イッセーの様子を見てくる!」
「あっ!ちょっ‼︎」
リアスが、ダンを呼び止めようとする前に、ダンは急いで部室から飛び出して行ったのだった。
〜一誠side〜
よう、皆!ハーレム王を目指しているイッセーだ‼︎
今、俺は悪魔の仕事である契約を取る為に、依頼人の家へ向かっているところだ!
「っと、此処だな?ちわース、グレモリー様の使いの悪魔ですけど、依頼者の方いらっしゃいますか〜〜〜。」
依頼者の家に着いた俺は、ドア越しで呼びかけた。
・・・・・・
しかし帰って来たのは、沈黙だった・・・・留守なのか?そう言ってドアノブに手を掛けてそのまま回すと・・・・
ーガチャッ!ー
「えっ?鍵が開いてる・・・・どういう事だ?」
俺は不審に思いつつも、そのまま中へと入って行った。
「失礼しま〜〜〜す・・・・・」
中に入ると、電気が消えていて・・・ますます不気味に感じた。
「(何だろう・・・・こうゆうシーンを映画やテレビで見た事あるような・・・・。)」
取り敢えず、怖く思わない様に巫山戯る事にした。
「・・・・・ん?下の階から灯りが点いているみたいだ。良かった〜〜〜ちゃんと居るみたいだし、早く契約を取ろ〜〜〜。」
俺は、安心して灯りが点いている部屋に入って行った。
「失礼しま・・・・うわぁぁぁぁ!?」
其処には、逆十字の格好で壁に貼り付けられた男性の死体だった。
〜一誠side out〜
「ゴボッ・・・・・うえぇ・・・・」
一誠はその死体を見て吐いてしまったのだった。
「何だよこれ・・・・・。」
何とか、立ち上がる一誠は壁に血で書かれた文字を見てそう呟いた。
「『悪い事する人はおしおきよー』って、聖なるお方の言葉を借りたのさ!」
「!?」
一誠は、声がした方向を見ると・・・・其処には、ソファーに座って不気味な笑みを浮かべている神父の服を着た青年が居た。
「お〜〜〜これはこれは悪魔くんじゃないですかー」
神父の服を着た青年は、一誠を見てそう言った。
「(此奴・・・・部長が言っていた『悪魔祓い(エクソシスト)』か!?)」
一誠は、思い出したかの様に青年の正体に気付いた。
「お前、『悪魔祓い(エクソシスト)』か!」
一誠は、青年にそう叫んだ。
「正解で〜す。俺っちの名前は、フリード・セルゼンでござ〜す。」
一誠に自分の名前を名乗るフリード。
「この人を殺したのは、お前か?」
「Yes!Yes!俺っちが殺しちゃいました〜〜〜コイツ悪魔を呼び出す常習犯だしぃー殺すしかないっしょ!」
「(コイツ・・・ヤバすぎる!)」
一誠は、フリードの台詞に悪寒を感じ取り一歩下がった。
「っという事で・・・・悪魔くんをこのカッコイイ光の剣と銃で、君をKO☆RO☆SI☆TE!君の人生をジ・エンドにしちゃいま〜す‼︎」
そう言って、一誠に襲い掛かるフリード。
「うおっ!あっぶn「ハイ☆バキュン!」ぐあっ!」
一誠は光の剣の攻撃を躱すが、銃による追撃を受けてしまう。
「がぁぁぁぁぁっ!」
「エクソシスト特性祓魔弾、お味はいかがっすかぁ?」
「クッソォ、このヤロォ!」
ー【Boost】!ー
一誠は神器を発動させる。
「ウッヒョウ!まさに悪魔。その方が雰囲気が出ますなぁ〜・・・・でも」
「ウオォォォッ!」
「あらよっと。」
フリードは、一誠のパンチを躱して背中を光の剣で斬りつける。
ズシャッ!
「ぐあぁぁぁっ!」
「はぁ・・・・見掛け倒しざんすかぁ?そう言うのが一番・・・ムカつくんっすよ!」
「キャァァァァァァッ!」
フリードが光の剣を振り上げると、少女の悲鳴が聞こえた。
「おんやぁ?助手のアーシアちゃんじゃあ〜〜〜りませんか、これはこれは可愛い悲鳴をありがとうございます。」
「ふ、フリード神父・・・・その人は・・・」
「ヒトォ?違う違う、こいつはクソ悪魔くんだよ〜」
「イッセーさんが・・・・悪魔・・・・?」
フリードの言葉に目を見開いて、一誠を見てそう呟くアーシア。
「何々、君たち知り合い?アハハ!悪魔と人間は相容れません!特に教会関係者と悪魔は天敵さ!それに俺っち達は神に見放された異端の集まりですぜ?堕天使様からのご加護がないと生きていけないですぜ。」
そう言って、銃口を一誠に向ける。
「・・・・なぁにしてんのアーシアちゃん?」
アーシアが一誠を庇う様に前に出た。
「フリード神父お願いです!イッセーさんを許して下さい!見逃して下さい‼︎」
「はぁぁぁ!?何言ってるんだクソアマ!悪魔は、俺っち達の天敵!敵なの!ぶっ殺さないといけない悪なの‼︎」
「それでも!イッセーさんは違います!イッセーさんは決して悪い悪魔ではありません!イッセーさんは私を助けて下さいました。悪魔の方にもきっと良い人はいます!」
「居ねェよ!クソ悪魔は所詮クソ悪魔何だよ!ぶっ殺さないといけないクソ悪魔で、クズ種族何だよ‼︎だから、そこを退けよアーシアちゃん・・・・現実見せて差し上げますんで!」
「やめて下さい!フリード神父!」
「あーっ!うるせぇうるせぇ!!」
「キャッ!」
フリードはイライラして、アーシアを突き飛ばす。
「アーシア!」
「そこのクソ悪魔をぶっ殺したらテメェも再教育してやるから覚悟しとけ!」
そう言って、再び銃口を一誠に向けた。
「イッセーさん!」
「ッ!」
「フラッシュタイミング!マジック、『サジッタフレイム』を使用‼︎」
すると、一誠を守る様に無数の炎の矢がフリードが目掛けて飛んで来た。
「ウォッ!?危なッ!あっ!服が燃えてるぅ〜〜〜!!」
フリードは、無数の炎の矢を避け始めるが数本服に当たって燃える。
「今のは・・・・」
「大丈夫か?イッセー・・・・。」
一誠の肩に手を置いて、安否を確認するダンの姿が其処にあった。
「ダン!?」
「ダンさん!?」
一誠とアーシアは、ダンの姿を見て驚いていた。
「・・・・アーシア!?」
ダンもアーシアが居た事に目を見開いて驚いていた。
「どうして、アーシアが・・・・ッ!」
アーシアが何で此処にいるか考えていると、男の人の死体がある事に気付くダン。
「クソ〜〜〜おい、お前!よくも俺っちの自慢の服を焦がしてくれましたね!?」
「・・・・おい。」
フリードの文句を全く聞かず、低い声でフリードに話しかけるダン。
「ん?何々、どうしたの〜〜〜。」
「・・・・この人を殺したのは、お前か?」
顔を前髪で隠れて表情が見えない状態のダンは、フリードに問う。
「ん?ああ〜〜〜そうそう!その人間を殺したのは俺っちで、間違いないッスよ!」
「・・・・そうか」
「いや〜〜〜中々良い悲鳴で、もう快☆感!最高でなn〈ドゴォォォン!!〉・・・・へ?」
フリードが調子に乗って話し始めた瞬間、フリードの横を何かが通り過ぎると壁が破壊されていていた。そして、フリードは何が起こったのか理解出来ず唖然する。
【・・・・黙れ・・・・もう、喋るな・・・・。】
其処には、ジーク・アポロの鎧を纏っているダンの姿があった。それも、静かな殺気を出しながら・・・・。
「だ、ダン・・・・?」
「だ、ダンさん・・・・?」
一誠とアーシアは、ダンの様子が違う事に驚いていた。
「(な、何だ・・・・この心臓を締め付けるほどの殺気は!?)」
フリードはダンの殺気を受けて冷や汗をかく。
【戻って来い・・・・ケルベロード】
「グルルルルルッ!」
其処には、鎧兜で武装した四つん這いのブレイヴ・・・『牙皇ケルベロード』が破壊された壁の方から出て来た。
「うぇ!?何なのあれ!!?」
フリードは、ケルベロードの姿を見た瞬間、物凄く驚いたのだった。
【牙皇ケルベロード、ブレイヴだ!】
ダンがそう叫ぶと、ケルベロードは走り出す。すると、翼が出現してケルベロードは身体を丸めさせて本体は消えてその翼はダンが纏っている鎧、ジーク・アポロの背中の翼が消えたと同時に合体する。すると、両肩にアーマーが追加された。そして、胸に武装されているバトルフォームのプレートが青色へと変わる。
「うぇ!?合体しちゃった!!?」
フリードは、ダンが先程の獣と合体した事に驚いていた。
【いくぞ・・・・ブレイヴアタック!】
ダンがそう叫ぶと翼から無数の羽が、フリードに向かって襲い掛かった。
「うぎゃぁぁぁぁっ⁉︎ 」
ーーードドドドドドン!!!ドゴォォォン!!!ーーー
「ゴフッ!」
フリードは、避ける事が出来ず無数の羽が当たってそのまま爆発に巻き込まれたのだった。その爆風で、フリードは壁へ吹き飛ばされぶち当たる。
「うごごご・・・・・ガクッ」
フリードは少し動いた後、気絶した。
【安心しろ・・・・・命まで取る気はない、加減はした。】
そう言って、一誠とアーシアの方へと歩いて行った。
ーーーENDーーー
次回「アーシアの過去」
追加・・・新しくペルソナとダンさんのコラボ小説を書きましたので、出来たら読んで下さい。