須賀京太郎十五歳はルンルン気分で日曜日を楽しんでいた! 何故楽しめるかって? 最近口調がキツくなったが、巨乳化している美少女幼馴染とのデートがあるからだ!! 京太郎、やはり、おもちには逆らえない性! 恋愛感情を微塵も持ち合わせていなかった幼馴染だが、巨乳化したら別! おっぱい星人の京太郎はルンルン! 花の子ルンルンなのだ!!
「ふひひ、咲に色目なんて使ったことはなかったが、巨乳になったんだ!」
「須賀くん、ついてきてもらいますよ」
「え? ハギヨシさん!?」
京太郎、デートの危機! 忍び寄る影!! 龍門渕執事、萩原!! 京太郎、ハギヨシから放たれる野獣の眼光を感じ取り、即座に間合いを取る! ハギヨシ、ジリジリと構えながら間合いを詰める! 京太郎、通信空手の構えを崩さず、静かに間合いを元に戻す!! ホモ対ノンケの攻防!! 実を言うと、ハギヨシもノンケなのだが、隠れホモ達の為にハギヨシをホモとしておこう!
「須賀くん、お嬢様が貴方を必要としているのです......」
「ハギヨシさん、俺は貴方のことを友人だと思っている。だから、早く消えてください。俺は咲とデートなんです!」
京太郎構える! ハギヨシ構える! そして勝負は――一瞬で終わる!!
「グホッ......!?」
「須賀くん、貴方は確かに強い。チンピラやヤクザを相手にするなら申し分ありません。ですが、執事を倒すには、まだまだですね」
「通信空手では駄目だったか......グフッ」
京太郎! 倒れる瞬間に電柱に頭をぶつける! とても良い音、太鼓の達人の良のようだった。ハギヨシ、若干心配するが、出血などはなく、顔色も悪くない。
この戦い、「執事に勝てるわけないだろ!」「馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!」「お前らニュートリノだからな」「やめろぉ、ナイスゥ......」な結果だったわけだ。
「あ、須賀京太郎!?」
2
京太郎、パイプ椅子に縛り付けられ、ビニール袋を被せられる! ズボンこそ履かせてもらっているが、それ以外は裸! ハンドボール部の頃に鍛えた肉体、シックスパック、筋肉、素晴らしい肉体美!! もちろん、これはプレイではなく、彼は龍門渕に拉致られていた! そして、拉致の首謀者は――龍門渕透華!! 貧乳!! 宮永咲の巨乳化現象を聞きつけた哀れな乳なし!! 圧倒的なまな板レーズン!! 無き者の嫉妬!! 私だって巨乳になりたいのよ!! 言わせんな!!
京太郎、ビニール袋を剥がれる!
「お嬢さん、あんまりこういうことしちゃいけないぜ、小学生が真似しちゃう」
「あの、ハギヨシ? この方、本当に須賀さんですの......」
「ええ、間違えなく須賀京太郎くんなのですが、拘束する時に頭を打ったらしく、自分をコブラと名乗っているのです」
「へへっ、コブラって可愛い名前だろ? 気に入ってんだ~」
京太郎!! 圧倒的、圧倒的なコブラ化!! だが、声は似てない! 言い回しも若干微妙!! だが、彼はコブラになってしまっている!! そして、いつの間にか拘束を解いて、ポケットの中身を漁る。いつも咥えている葉巻を探す! だが、ない! あるはずがない! だって、京太郎は未成年! 葉巻なんて吸えるはずがない!! 正直、京太郎は葉巻より、女性の乳首の方が好きだ!!
「質問しますわ! 貴方、宮永咲の胸を大きくしましたね!!」
「なにぃ? 俺がおっぱいを大きくしたって!? ハハッ、そんなの出来たら自分自身でやってるさ! 男は一日中おっぱいのことしか考えてないからな!」
須賀コブラ! 圧倒的、圧倒的な正論!! 男なんて一日中おっぱいのことしか考えていない! 龍門渕透華、言い返したいが、言い返せない! コブラ、椅子にゆったりと座って、左手のサイコガンを確認しようとするが、抜けるはずがない! 何故なら!! おまえの体は須賀京太郎だからだ!!
「なんだなんだ~ショッカーの改造手術でも受けたのか? サイコガンが無くなってやがら」
「いえ、須賀くん、元々からなかったですよ......」
「ちぇっ、パイソンも奪われてやがるし、八方塞がりだぜ」
「だから! 貴方はコブラじゃないですわ!!」
「お嬢さん、あんまり怒るとお肌が荒れちゃうぜ?」
「キィィィィィ!!」
コブラ、ニヒルに笑い、あくびを一つ! 圧倒的、圧倒的な余裕!! 拉致られているとは思えない程のくつろぎ加減!! こいつはモデルハウスにやってきているのか!? なんて、ツッコミが透華の中で溢れかえる!! だが、こいつは須賀京太郎だが、中身は平然と自分のことをジェームス・ボンドだとか、ジョー・ギリアンだとか名乗る宇宙海賊! スペースコブラ!! コブラじゃねーか!?
「で、アンタ達? 俺を拉致したってことは、俺に用事があるってことなんだろ? 無いとか言うなよ、意味もなく連れてこられるのと、女の子のお誘いを蹴るのは悲しくなっちまうんだ」
「もういいですわ! コブラさん! わたくしと一局打ってもらいますわよ!!」
「おうおう、麻雀か? 好きなんだよな~まあ、ご飯にかけたり、トーストに塗ったりする程じゃないが」
「なんというか、物凄く疲れますわ......」
コブラ、設置されている麻雀卓の椅子に足を組んで座り、ダラリと寛ぐ、もう誰もツッコミなんで入れない。もう、彼のことを須賀京太郎ではなく、宇宙海賊コブラと認知してしまった。あれ? 京太郎コブラ説? やっぱりコブラじゃねーか!?
「一と純を連れてきなさい」
「いや、衣が打とう!」
「おうおう、やっぱり小学生が真似しちゃったじゃないの」
「衣は子供じゃない! 高校生だ!!」
「おう? そうなの、最近の女子高生は発育いいからさ、お目々がちょっと偏見家になってるみたいだ」
コブラ、県大会編のラスボスに向かって平然と軽口!! ヒュー! 俺達に出来ないことを平然とやってのける! そこに痺れる憧れる!! やっぱりコブラじゃねーか!?
「じゃあ、もう一人は......「わたしが打つっす!」え?」
平然とその場所に居たかのように立ち振る舞うステルス娘! 東横桃子!! 実を言うと最初からこの場所に潜入していた!! というか、京太郎の隣に普通に座っていた!! こいつ、ステルス迷彩以上のステルス能力だぜ!! もしかしてこいつ、ツチノコ? いえいえ、東横桃子ッス!!
「おうおう、君、本当に地球人かい? それにしてはおっぱいとおしりが大き過ぎる」
「ちょ!? 何処見てるッス!!」
「すまないすまない、生まれつきお目々が嫌らしくてさ」
「「殺す......」」
おもちの話をすると湧き上がる殺気! 女の嫉妬!! まな板レーズン故の悲しみ!! 肩こりが辛い? 無い乳のわたし達の悲しみも知らないで!! なんていう、とても悲しい事実、圧倒的、圧倒的悲しみ!! もうこれ、無想転生習得しても可笑しくないよね? 習得しちゃいなよYou!!
「じゃあ、はじめますか!」
「今日こそは負かすッス!」
「「どっちもゴッ倒す!」」
コブラ、静かに配牌を覗き込む、少しニヤリと笑って、そのままリーチ棒を取り出して、
「俺、早漏じゃないんだが、今回は見逃してくれ、リーチリーチだ」
{一二三①②③1237899}
流石はコブラ、宇宙で幾多の修羅場を掻い潜ってきた海賊! ダブルリーチ!! それもダブルリーチ、平和、純混全帯么九、三色、ドラ二枚! こいつ! フラグ力開放してないのにこんな手持ってきやがったぜ!? ちょっとまて、今のオカルト指数計算してみよう......え、まじ? 嘘だろ......。
【小鍛治プロ×一万】【末原恭子×不可思議】
流石はコブラ! やっぱりコブラじゃねーか!!
「おっと、そいつだ。君も中々に淡白な方なのかい?」
「ガハッ!?」
龍門渕透華放銃!! 打ったのは{9}!! ダブルリーチ! 平和! 一発! 純混全帯么九! 三色! ドラ三枚! 裏ドラ三枚! 十五翻! 役満!! 放銃!! ポンコツの切符購入完了!! というか、もうコブラだけでいいじゃん!? 多分、フラグ力Maxの京太郎よりすげーよコブラ!! コブラ一人で物語回るよ! それでいて面白いもん!! 楽しいもん!! じゃあ、次からこの物語はスペース・コブラ、須賀京太郎に憑依したコブラで決定ね!!
「......ここは」
「ど、どうしたんだトーカ?」
「対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース、それが、わたし......」
「おっと、レディと似たような奴になっちまったのか? 面白そうだ、タートル号にご招待しよう」
「トーカに何をした!? この! この!!」
「ちょ、お嬢ちゃん、やめ!?」
ガタンッ! コブラ、卓の角に頭をぶつけてしまう! そして、一分間の気絶、そして、ふと蘇る!
「俺は咲とデートしなければならないんだ!!」
京太郎、事態を理解しないまま、龍門渕邸から逃走! 須賀京太郎に憑依したコブラはお蔵入り!!
「なんだろう、わたし、空気だったっす......グスッ......」
明日のポンコツは賽の目次第。
活動報告にて、牌譜作成会議を開始します。奮ってご参加ください!
平和入れるの忘れてました。
リーチした時はドラ二枚でした。
衣の透華の呼び方、トーカでした、すいません。