ベル・クラネルの隣に煩悩魔人を置いてみたら・・・・・・?   作:知ろう人

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どうも、知ろう人です。
思いついてしまったので投稿します。
次はないと言いましたが、場面は跳んだ短編なので若干嘘ではないですよね?


【豊穣の女主人にて、ベルが逃走した時に、煩悩魔人がいたら……?】

(ベルは横島を連れて、食事をしていました)

 

「ベルさん!?」

「おい、ベル!?」

 

酒場に二人の声が響く。

それと共にするように、一つの影が店外に消える。

影を追いかけるように、店員の少女が入り口に駆け出す。

その場にいた大半は何が起こったのか把握できず、ざわざわと話し出す。

 

「あぁん?食い逃げか?」

「うっわ、ミア母ちゃんのところでやらかすなんて……怖いもん知らずやなぁ」

 

そんな時である。

その食い逃げをした人物がいたであろうカウンターに視線が動き………そこにいた横島と目線があった。

 

 

「――あぁ!!アイズをナンパしやがった雑魚!?」

「……へ?」

「……ほうっ」

「な、なんやとぉ!?」

 

ベートの絶叫のような声が酒場に響く。

同席していたアマゾネスの少女は目を丸くし、アイズの方を見る。

エルフの女性は興味深そうにカウンターの横島を見る。

主神は、同じくらいの叫び声を上げながら、席を立ちあがって、横島を睨む。

周囲にいた酒場の面々も、横島に目を向ける。

当の本人そんな視線に困ったように頬を搔きながら立ち上がる。

 

「あ~~、こんばんは。ミノから助けられた雑魚の片方です。その節はありがとうございました」

「――おぉ、アイズたんナンパしたっちゅうんはホンマか?」

歩み寄って行く横島。

そんな横島を威嚇するように、主神ロキが横島に話しかける。

 

「始めまして神様。いやぁ~、お礼がてら美人さんと仲良くしたいなんて男として当然じゃないですか?」

「ほう。アイズたんはウチのファミリアや。それを分かった上でか?」

「あ~~美人さんだ、と思ったら男の本能が反射的にだったんで。でも……」

「でも?」

「美人さんと仲良くしたいってのは男の本懐だと思うっす」

 

そんな横島の発言に、辺りが唖然としてした。

しかし、そんな発言にロキは笑いで返した。

 

「ナハハハハ!ホンマに言っとんな!おもろいやっちゃ。名前は?」

「どもっす。横島忠夫。タダオ・ヨコシマ言います」

「うちはロキや。ファミリアは?」

「居候ですけど、ヘスティアファミリアに」

「あぁん?ドちびのとこかい。居候ってなんやねん?」

「まぁ、その辺は諸事情によりですね」

「ふぅ~ん。まぁ、ええわ。んで?命の恩人に対する感謝は言葉だけかい?」

「ロキ」

「あぁ、そうっすね。といってもワイら貧乏なんで――ミアさん?」

 

様子を見ていた金髪の少年がロキに声をかけようとするが、それよりも先に横島はそう言うと懐から袋。有り金が全て入った財布を取り出す。

 

「ワイらの勘定の他で、神様とヴァレンシュタインさんにお酒とジュースをお願いします」

「あいよ、まいど」

「今日の所はこんなもんでどうでしょう?」

「ふふん。まぁ、これで勘弁したる――」

「いい加減にしろ、ロキ」

「あたっ!?」

 

そんなやり取りをする二人を止めたのは、先ほど興味深そうに見ていたエルフの女性。

副団長のリヴェリアがロキの頭に手刀を落とした。

 

「ふぅ、ヨコシマと言ったか。礼などいらない。そもそもが、我々の不手際だ。君たちが無事だった。それだけで十分だ」

「いやぁ、でも、ベルがアイズさんに助けられたのには変わりないっすから」

「ベル。では、先程出て行ったのは」

「うっす。弟分のベルっす」

「そうか、それは悪いことをした」

「構わないっすよ。俺らが弱いのは事実っすし。あ、ただ一つだけ訂正したいっす」

「ん?」

「ベルの奴はヴァレンシュタインさんを怖がったから逃げ出したわけじゃないんすよ」

「――え?」

「まぁ色々な感情が混じってパニックを起こしたみたいだけど、怖いとかそんなのは欠片もないっす。あいつは貴女に感謝してたし、貴女に追いつきたいって思ってるっすよ?」

「そう、なの?」

「はい、なんで、あいつが貴女の前に現れたら、よろしくっす」

「――わか……「雑魚が調子に乗ってんじゃねぇぞ!?」」

 

アイズの小さな声は大きな声で遮られる。

そこには興奮したようにジョッキを机に叩きつけたベートの姿がそこにあった。

 

「Lv5(アイズ)に追いつくだ?ミノを前にして震えるしかない雑魚が夢見過ぎじゃねえのか、あぁ?」

「ちょっと、ベート」

「大半の奴らがLv1(ザコ)のままで終わる。ここまで来れる奴らなんてほんの一握りだ。追いつくどころか俺らの品位を下げる前に田舎にでも帰った方がいいんじゃないか?」

「ベート!?」

 

余りの暴言に、アマゾネスの少女が声を上げる。

確かに間違っていない。

冒険者を名乗る者たちの中で駆け出しとして見られるLv1を抜け出せないものが大半を占めるのは間違っていない。

それでも、努力や苦悩をしていない訳ではない。

周囲にいた冒険者達は、そんなベートに不服の視線を向けてきていた。

 

「……まぁ、その辺はベルの判断っすよ。進むも逃げるもあいつの人生ですし。――でも、

比較対象がいないと女を口説けない奴よかマシな男ですよ?」

 

ほとんどの者達がその言葉を理解できなかった。

徐々に飲み込むように理解していく。

格下(ヨコシマ)が格上(ベート)に喧嘩を売ったのだと。

 

「――上等だ。なら、目指す位ってのを教えてやるよ。面に出ろや」

 

ベートは低い声で、酒場の入り口を指差す。

 

 

 

 

 

 




この後、戦闘シーンが入るべきなのでしょう。
吾輩は知ろう人(しろうと)である。文才は無い。
なので、戦闘シーン(次の場面)もない。
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