真剣でサスケ(偽)に恋しなさい。 作:体は大人!!心は中二!!
プロローグ
「京…」
「サスケ…」
一人暮らしの俺の部屋にやって来た仲間、椎名京と俺が見つめ合う。
俺はなんとも言えない表情をし、目の前の彼女は頬を染めている。
お互いの名前を呼んだ後、沈黙が続く中で何かを待っている彼女に俺は口を開いた。
「パンツを返せ」
「キスしてくれたら返す」
彼女は他の幼馴染達と遊びに来ていたのだが、みんなから離れて俺のパンツを物色していたのだ。
片鱗は幼い頃からチラホラと見えていた。
しかし……一体何がどうしてこうなってしまったのだろうか?
女性として綺麗に成長した高校2年生の幼馴染にムラムラしつつも頭を抱える俺であった。
☆☆☆
「ははは、またおねーちゃんにパンツ取られた上にクンカクンカされたんだね?」
「まぁな。もう慣れてしまった自分が恐ろしく感じる」
「ついでに私の肌の香りをマーキングしているのでWIN、WINだと思う」
「いや、一方的にサスケが損してるだろ?」
川神学園への通学路で合流した小雪、俺、京と百代は昨日の事を話しながら、いつもの様に学校に向かっていた。
そして最近は常々思うのだ。
暁女子メンバーの中で一番まともなのは百代なのではないかと?
あの戦闘の申し子の百代がツッコミをしてるんだぜ?
時間の流れとは本当に面白い。
しかもだ、黒髪を伸ばして乳と尻をメロンのように成長させた幼馴染は学園の頂点に位置する美少女となっていた。
オッパイを一回でも揉まされたら一瞬で堕ちる自信がある。
勿論小雪と京も十分育っており、俺は即堕ちですよ?
あれ?俺って全然成長してなくね?
「おうおうおう!!おめーらが暁で間違いないか?」
自分の成長という物に疑問を持ち始めていると、通学路に沢山の不良がたむろして俺達を睨みまくっていた。
なんだろうか?品行方正な俺達がこんな奴らに恨まれる覚えは正直ないのだが?
「お前ら!よくも万引きの邪魔をしてくれたな!?
しかもご丁寧に犯行現場を写真撮影して警察と実家に輸送しやがって……どうやって俺の個人情報を手に入れたんだよ!!?
あの後も、悪い事したら撮影して送って来やがって!!すみませんでした、もう勘弁してください」
「この間はよくもカツアゲを邪魔してくれたな!!ジャングルジムの天辺で全裸にされて縛られたせいで風邪になるし、警察のお世話になるしで大変だったんだぞ!!
…すみません、謝りますから撮影した写真を破棄してください」
「女の子を襲おうとしただけなのに親不孝道理でよくも全裸放置してくれたな!!あの後、分身する不良に掘られてアブノーマルに目覚めそうになっちまったんだぞ!!どうしてくれる!!?
お願いですから、ガチムチ系のホモサイトから俺の写真を消してください。
昨日も襲われて腰がやばいんです」
分身する不良が気になったが、どうやら彼らは謝罪に来たようだ。
感心、感心。
上から神社のお土産の料金箱を破壊して金を盗んだり、コンビニやスーパーで万引きを繰り返す不良。
真ん中は最近の子供は金を持っていると、中学生や小学生を殴って財布をカツアゲする不良。
最後に至っては証拠を残さない狡猾な連続強姦魔、4人の少女が犠牲となった。
その他も似たような連中で、全員暁によって肉体的にも社会的にもボコボコにされた連中である。
「一人目はもう辞めたから安心しろ。二人目はカツアゲを辞めれば破棄してやる、懲りずにやったら無修正高画質でホモサイト行きな。
三人目は自首しろ、捕まったら破棄してやる。それ以外の奴らも同じな」
『はい』
「次やったら私が全身の骨を折って、テトリスしてやろう」
「男同士で濃密に絡み合うBLの喜びを教えてあげる」
「犬神家って面白そうだよね」
俺がデータについて話すと、全員素直に帰っていきました。
もしくは女子メンバーの怖さに、逃げ出しただけかもしれないが。
不良たちが居なくなった通学路を何事もなかったかのように再び歩き出す。
さて、帰ったら影分身で確認して削除してやるかな。
「お前らって本当に悪魔だよな……」
「うん。なのに正義の味方って言われているから不思議だよね。
まあ、彼らもやられても仕方がない事はしているけど……」
「俺様、京に石を投げたりとかしなくて本当に良かったぜ。
やっていたら今頃は……。なあ、有名になった天誅戦士マダラってサスケやモモ先輩じゃないよな?別人だよな?
知り合いだったら、もういじめはしませんって伝えておいてくれよ。
政治家や危ない奴らの末路がニュースで流れる度に背筋が凍るんだよ」
再び歩き始めた俺達の背後からやって来たのは中二を卒業した直江と前の俺を彷彿とさせる貧弱オタクボーイの師岡。
最後は京を罵倒していた青い顔をした筋肉ゴリラの島津だ。
彼の言う天誅戦士マダラとは、今世間を騒がせている謎の人物の事だ。
何でも北朝鮮の工作員を寒い冬の夜に警察署前に全裸で拘束した状態で放置。
特殊工作員達が本気で泣いている所を職員が見つけたらしい。
他にも、23億の年金基金を横領して使い込んだ元事務次官の男を逃走寸前で捕縛。
全裸にした後、尻にローソクを突き立て火をつけた状態で警察署前に放置。
男が玄関前で汚いオブジェとなっていた所を職員が発見。
職員の話によると、ローソクの火を消そうと必死に汚いお尻を右へ左へ、フリフリしている光景が目に焼き付いてしまったようだ。
更には、下着泥棒には自分の下着を頭かぶせて全裸放置。
ともかく犯罪者は警察署前で全裸放置。
軽犯罪は相手にせず重犯罪を専門にする変質者としてマダラは有名になった。
そして、マダラに狙われた(?)この警察署は全裸警察署とネットで有名になった。
「七夕でお願いしたらガクトを全裸にしてガチムチな男達の前に捨ててきてくれるかな?」
「やめろ!!やめてください、お願いします!!」
「冗談だよ?」
「なら、その意味深な笑みを止めてくれよ!!俺様、本当に反省しているから!!」
京の冗談なのか本気なのか分からない言葉に涙目になって懇願する島津。
京は時々、昔の事を掘り出しては直江と島津の心を抉っている。
俺の幼馴染はエロかったり、電波だったり、BLが好きになったり、粘着質だったりで大忙しな成長を遂げていた。
この子は一体どこへ向かって成長するのだろうか?
「みんなーーっおっはよー!!」
幼馴染の将来に不安を感じていると元気いっぱいな少女の声が聞こえた。
皆が振り返ると、そこにはスポーティ女子の川神一子が体操服のブルマ姿でタイヤを引きながら走って来た。
朝から眼福眼福。
健康な太ももがとても素晴らしい。
「おー、ワン子。今日はタイヤ二つなんだな」
「川沿いで東京都まで行ってきたわ」
「昨日は静岡だったよね?」
昔は泣き虫で、事があることにいつもプルプルしていた幼女はいつの間にか、川神と他県を往復出来る強靭な肉体を手に入れていた。
あの細い腕と足からは想像できない力だ。
ガチムチにならなかった事を心から神に感謝しよう。
「まだまだよ!一杯鍛えて、いつかお姉様と肩を並べられるくらいに強くなるわ!!」
「健気でかわゆい、マイエンジェル。どうだサスケ、これが私の妹だ」
「ああ、正直羨ましい」
汗を流して健気に頑張る一子ちゃんを撫でる百代を見ながら心の底から思う。
何で俺には妹が居ないのか……。
お兄様からお兄ちゃん…兄さんにお兄たま。
本当に羨ましいぜ。
「大丈夫。サスケには姉妹丼が待ってるから。
お父さんとお母さんには許可を得ているし、問題ない。」
「待ってるよー」
「大人になったらな」
うん、そういうのじゃないからね。
嫁も欲しいけど、俺が欲しいのは妹だからね?
特に義理の妹がいいです。
「ねぇ、キャップはどうしたの?」
「消息不明」
「いつも道理ね」
風間は本日もおらず。
親父さんが冒険家のせいだろうか?アイツは本当に自由だな。
……遺跡とかで死んでないよな?
風間の話題が一瞬で終了し、全員で歩き始めた。
始めたのだが……。
「なあ、歩く時ぐらいタイヤを下ろしたらどうだ?」
「ふふん!私は何時いかなる時も鍛錬を止めないわ!!
強さだけでなく体もお姉様みたいにバインバインになるんだから!!」
「頑張れよ妹ー。成長したら一杯モミモミしてやるからなー。
ちなみに私のバストは90だ」
!?
この場に居るすべての男の動きが停止した。
これが噂に聞いた、川神流奥義『ザ・ワールド』か!?
「お昼に牛乳飲むのだー」
「サスケ、私も飲む」
「僕も飲む」
「俺を見ながら宣言するな」
小雪と京の視線がとても痛いのです。
心配しなくても俺はそのオッパイ様で十分堕ちるよ。
これが、高校性へと成長した俺達の登校風景である。
これから何が起こるのか?それとも起こすのかは分からないが。
俺達の物語はようやく始まりを迎えたのだった。