真剣でサスケ(偽)に恋しなさい。 作:体は大人!!心は中二!!
正義の忍。
その言葉は幼女小雪のロリハートを打ち抜いた。
「おお!正義の忍……なんかカッコイイ!!」
「じゃあ、修行を始めるぞ」
「おー!」
こうして修行の日々が始まった。
あれ?修行を抜け出した意味がなくね?
まあ、むさくるしい男達よりも幼女と修行だから問題ないな。
むしろ百倍は頑張れる気がする。
……。
「じゃあ、俺は家に帰る」
「バイバーイ」
修行を程よく消化した俺は小雪と別れて、むさくるしい男達の巣窟。
別名『自宅』へと帰った。
隠遁で自室に戻り、影分身の帰りを待っていたのだが……一向に帰ってこない。
影分身の情報と経験が脳内に入ってこない事から未だに消滅していないことは分かっている。
では一体何があったのだろうか?
分身が気になった俺は隠遁の術で姿を消して、屋敷を歩きまわった。
しかし、使用人や分家の人間は見かけても、分身の俺は見当たらない。
まさか、まだ修行しているのか?
そう思った俺は道場の屋根裏に潜入して、小さな穴から中の様子を伺う。
すると……。
「ち、きくしょう!!」
「弟のくせに!!」
「なめんな!!」
ボロボロの兄貴たちと対峙する俺の分身。
どうやら三体一の組手のようだ。
「ふん。雑魚が群れたところで俺には届かん」
「「「ぐあぁああ!?」」」
左右と正面から来る拳と蹴りを受け流し、兄貴たちを同士討ちする分身。
兄貴達は拳と蹴りにチャクラを溜めて攻撃したのか勢いよく道場の壁まで転がって行った。
おいおい、分身さんめっちゃノリノリですやん。
クールに決めてるけどめっちゃ嬉しそうだよ、あれ。
ちょっと変わってくれません?
「この勝負…サスケの勝ちだ」
「父上……約束は分かっているな」
「ああ、お前の一人暮らしを認める」
はぁ!?
何があったの?なんで分身ごときがそんな事を決めてんだよ!!
嘘だと言ってよ、パンティー!!
俺が能内でパニックを起こしている間に分身の俺はクールに立ち去っていく。
「サスケ……気づいてやれなくて済まなかったな」
「……」
シリアスな空気の中、親父殿の言葉を無視して無言で去っていく分身。
間違いない、俺だから分かる。
アイツは今、心の中で俺ってカッケェエエエ!!と思っているに違いない。
分身を追跡し分身がが部屋に入ったのを確認した俺は、後を追うように自室に入る。
「おい、一体何があったんだよ?一人暮らしってどうゆう事だ」
「オリジナルか……まずは本棚を見ろ」
俺を睨みながら本棚を見るように命令する分身。
おいおい、本当に何があったんだ?
分身とはいえ、俺がここまでブチ切れるなんて……。
分身の怒り具合に困惑しつつも、視線を分身から本棚に移す。
そして、俺の頭は真っ白になった。
「は…?へ?」
「これが答えだ」
そう、俺の本棚には沢山の本が収納されていた。
なのに、それがゴッソリと無くなっていた。
何が起こっている?意味が分からない。
「あのクソ兄貴と分家の奴らが芋を焼くのに使いやがったんだ。
幸い中身はバレていないがな」
「ちょっと、ぶち殺してくる」
ふざけんなよ!!あのクソガキ共!!
あれだけの本を集めるのにどれだけ苦労したと思っているんだ!!!
小雪と遊ぶ日を除いて毎日毎日、河原で収集したコレクションになんてことをしやがる!!
俺の怒りのボルテージは最大レベルへと昇華した。
瞳も輪廻写輪眼に変わっているのか、体の中に感じるチャクラが激しく活性化する。
表紙を歴史書と参考書にカモフラージュしていた事で家族バレはなかったが、大事に集めたエロ本の恨みは深い。
ブチ切れたサスケは怒りのままに部屋を出ようとするが……。
「やめろオリジナル。もうアイツらには制裁を下した、これ以上は必要ない」
「お前はあの程度で満足したのか?俺の憎しみはあの程度では満たされない」
輪廻写輪眼で自分を止める分身を睨みながら表面上はカッコイイ会話を繰り広げるオリジナルのサスケと分身のサスケ。
内容がエロ本でなかったらかなりかっこよかっただろう。
「明日を楽しみにしておけ。必ず満足する」
「本当だろうな……。嘘だったら許さんぞ」
「俺はお前だ。きっと満足するだろうさ」
怒りは止まぬが、ここで癇癪を起してもしょうがないと分身の言葉を信じて聞き入れる事にした。
☆翌日☆
「ぞ~さん、ぱお~ん♪」
「ケツだけ星人~~♪」
「俺を見ろ!!」
兄貴達は幼稚園児の大英雄の如く、己の下半身を露出させ屋敷を徘徊した。
分家の女性や使用人の女性の悲鳴が屋敷に木霊する。
分身を解除した後、記憶と経験を習得した俺はこの時をカメラを構えて待ちわびた。
兄貴たちは分身の写輪眼によって、二つの暗示を掛けられていたのだ。
一つ、朝になったら下半身を露出しながら徘徊
二つ、下半身が女に反応しなくなる
つまり、兄貴達は毎朝下半身を露出させ、男以外に下半身が反応できない人間になってしまったのだ。
精通もしていない内からこんなことになってしまった兄たちは哀れを誘う。
なので俺は兄貴たちの雄姿を親父殿が大事にしている特殊レンズのお高いデジカメで撮影し、ホモサイトに投降してあげた。
これできっとオネエ様方にモテるはずなので将来のお相手は心配ないだろう。
「何をやっとるか、馬鹿息子共がぁあああ!!」
親父殿の怒鳴り声を兄貴達の泣き声をBGMに加工した写真を投稿した俺は、一人暮らしの為の準備を行った。