真剣でサスケ(偽)に恋しなさい。 作:体は大人!!心は中二!!
黛家から帰還して由紀恵との文通を始めるようになって一年が経過した。
一学年成長した俺達の日常はゆっくりと変化していた。
文通をしていたボッチ少女は40人の友達に囲まれ、さらなる友達獲得の為に腹話術を身に着けたとか……。
岡本一子ちゃんは残念な事に里親のおばあさんが亡くなってしまった。
風間ファミリーとの同盟と言う形で仲良くなった俺達にもかりんとうなどを分けてくれた事もある。
再び一人になってしまった一子ちゃんだったが、風間ファミリーと暁の協力で川神百代の妹。
川神一子となった。
そして、なんか一子ちゃんを預かりたいという親戚のロリコンアル中おじさんが居たらしいが、告別式の前に何を思ったのか交番の隣で立ち小便をしたらしい。
恐らく交番の隣が男子トイレに見える幻覚でも見たのだろう。
告別式の前にそんな非常識なことをする人間に子供は預からせないとマダオがごねる前に引き取りの話は完全に水の泡へと消えていった。
一体誰がそんなファインプレイをしたのだろうか?うちはの天才美少年かな?
後は、板垣兄弟が忍術を覚えて不良やチンピラから戦利品として金を毟らなくて済むようになったことかな?
長女は学校を卒業したのち、夜の店で働く事になり影分身を駆使してお店のナンバーワンとなり、かなりの額を稼いでいるようでサラリーマンをしていた俺よりも倍以上も稼いでおり、少しショックだった。
そんな頃の話である。
☆☆☆
「おらぁああああ!!」
「ぶへぇええええ!?」
「ウチの拳が真っ赤に燃える!!」
「ぐぼッ!?」
「そーれ!」
「ぎゃぁあああああ!!」
「ふん!!」
「ぶひぃいいいいい!!女王様ぁああああああ!!」
竜兵、天使、辰子、亜巳の四人は修行の成果を確かめる為に、不良たちとケンカをしている。
中々に順調のようだ。
気の巡りもいいし、自己流であるが中々見ごたえのある体術。
最後の一人は調教しているが……。
まあ、ここまで強くなれば彼らに敵う敵はもういないな。
つまり、彼らは俺の弟子卒業だ。
後は、教えた力をどのように使うかは彼ら次第だ。
出来れば俺と敵対しないことを心から祈る。
そんな事を考えていると後ろから何者かの気配を感じる。
気配察知ランク最上位スキルを持つ俺に、察知できない気配はない。
後ろを振り向くと柄の悪そうなおっさんが一人で立っていた。
しかし、このおっさんどこかで見たような気がする。
何処だったかな?
「へぇ。あのガキどものボスだけあって、中々やるじゃねぇか。
これでも完全に気配を消していたと思っていたんだがよ…」
「何か用か?」
「何。俺は今まで居たところを追い出されて暗い仕事をしていたんだが、犬扱いが面倒でよ。
退職して、ちょいとここで一旗揚げようと思ってんだよ。
その為にアンタをブチのめし、箔をつけてから裏社会で華々しいデビューを考えていてよ。
だからここでボコボコにされてくれや」
「断る」
「そうかい。まあ、そうだろうな……。
じゃあ、問答無用で襲わせてもらうぜ!!」
謎のおっさんに攻撃された俺は、写輪眼の力ですれすれで回避する。
中々お目にかかれないスピードで繰り出される突きを見るとおっさんは相当な実力者のようだ。
そして、一つだけ分かった事がある。
この動きは川神院の物だ。
百代に襲撃されているから間違いない。
つまりこいつは……川神院の元・師範代釈迦堂 刑部か!?
「おお、よく見ればその血のように紅い瞳……写輪眼じゃねーか?
名門のうちは一族がこんなゴミ溜めで素質が有りそうなガキどもを育てるなんて何を企んでやがるんだ?
引き抜きか?それともこの国にクーデターでも考えてんのか?
まあ、俺にはどうでもいいんだけどよ!!」
「どうでもいいなら…聞くな!!」
拳と蹴りの連打を打ち続ける。
中々に強い……ルーさん以上の強さだ。
しかし……。
俺の方が強い。
お互いにいったん距離を置くと、釈迦堂は己の必殺技を繰り出さんと闘気を高める右手に集中させる。
恐らく必殺の一撃を叩きこむつもりだろう。
俺も、それなりの技で応えよう。
「行けよ! リング!」
「千鳥千本!!」
「は!?ふざけんじゃねぇええええええ!?」
リング状に出来た気の塊が俺に突っ込んで来た瞬間、一度に放たれた大量の千鳥千本によりリングはかき消され、そのまま釈迦堂に直撃する。
千鳥千本は釈迦堂の体を突き、そのまま感電した釈迦堂の動きは完全に停止した。
「ち、ちきしょう……」
動きは完全に止まったが、まだ意識があるのは流石だと言わざるえない。
クマなら間違いなく気絶するレベルだと思ったんだが……。
「とりあえず、梅屋の豚丼を奢ってやるから話でもしないか?」
「……あんた…梅屋が好きなのか?」
「マイブームだが?」
その後、釈迦堂を回復させた俺は板垣姉弟を連れ、梅屋にて豚丼のスペシャルトッピングを奢る事となった。
梅屋が大好きな釈迦堂は梅屋の豚丼好きに悪い奴はいないと、先ほどの殺伐とした雰囲気を霧散させ、フレンドリーに話すようになった。
意外とノリがいい、さっぱりした性格のようだ。
「ほう?マダラの旦那は俺と気が合いそうだな?己の信じる道、自己満足こそが正義!
中々気に入ったぜ。どうだい?俺と一旗上げてみないか?」
「気に入ってもらえてうれしいが、俺にはやることがある。
悪いが断らせてもらう」
「ふーん……まあ、いいんだが、そのやりたいことってなんだ?
面白そうなら俺も一枚噛ませてくれよ」
「何かあった時に、頼らせてもらう」
「そうかい。なら、その時には声をかけてくんな。
アンタには借りがあるしな、一回くらいはサービスで聞いてやるぜ」
ふむ……面倒な性格のようだか、義理と人情はそれなりにある。
川神を出た後も凶悪犯罪をした記録もない。
悪い人間の一歩手前と言った所か……。
だったら…。
「アイツらの面倒を頼む」
「はぁ?俺に子守をしろっていうのかよ?」
「一回だ。一回だけ気が向いた時でいい。
アイツらを助けてやってくれ」
「あー。了解。
その頼みだけは守ってやるよ。
あと、ものは相談なんだがよ、あいつら面白そうだし、俺が育ててもいいか?
その方が面倒な俺も途中で投げ出すことはないと思うぜ?」
「いいだろう。ただし、お前の思想を押し付けるなよ」
「ん?旦那が仕込んだんだろ?そこは大丈夫だ。
さっきのケンカも見ていたが手加減なしのいい拳だったし、中々に合うと思うぜ」
こうして、彼らは俺の弟子を卒業し、各々の自己判断によって釈迦堂の弟子となった。
竜兵と天使、辰子からは泣かれてしまい、後ろ髪を引かれたが俺は分身体、いずれは分かれなくてはならない。
親不孝通りを全速力で駆け抜けてオリジナルに術を解除して貰った。
板垣姉弟の幸せを願いながら消滅し、親不孝通りのはずれに一本の木が残されていた。
小学生編がこれで終了。
次回は原作か?それとも中学生か?
まだ、決まっておりませんが楽しみにしていただければ幸いです。
沢山の評価を有難うございます。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。
※評価・感想などをおまちしております。