月の宙域で沈んだ彼女は疑問を持った。目の前には海が見える。そして何故か自分は海の上にいる。そんな疑問を持った彼女…ヤマトは今の自分の状況を確認しようとする。視界を上、下、右、左に動かすと、やはりそこに見えるのは海だけ。何処の海かという疑問を持つ前に、地球の海は蒸発していたはずだ、という回答が頭の中で生まれる。そもそも頭ってあるの?という疑問を16万8千光年先に投げ捨て、視界を限界まで下に下げる。そこにあったのは……
「え!?人になっちゃった!?」
腕と身体と脚と胸だった。
とりあえず精神が復活したので、自分の身体を見てみる。スラッと細長い手にこれまた長い脚。くびれのある腰まわりと結構大きな胸。そして背中にあるどでかくて重い物はどうやら艤装と呼ばれる物らしい。え?どこで知ったんだって?なんかわからんけど知ってた。で、それの武装。まず48サンチ3連装陽電子衝撃砲が肩と背中にそれぞれ2機と1機。副砲は同じく20サンチ3連装陽電子衝撃砲が2機、左腰の辺りに装備されている。また、右腰には宇宙戦艦だった時のヤマトの艦首と、そこに波動砲(次元波動爆縮放射機)と、魚雷発射管が6門、背中には煙突型VLSが8門。更に対空パルスレーザーと、94式爆雷投射機、航空機発艦の為の格納庫&カタパルトが背中に。搭載機は、零式52型空間艦上戦闘機2機、99式空間戦闘攻撃機36機、空間汎用輸送機 SC97 コスモシーガル2機、100式空間偵察機2機となっている。他にも地上車両などを搭載しているが、今使うことは無いだろう。
「にしても……これからどうしようかしら。」
彼女はいきなり海になげ出されたのだ。しかも人になって。
「何処かの管区に繋がればいいんだけど……」
そう言うと、彼女は片っ端から通信をし始めた。
「え……何処の管区とも繋がらない……」
非常事態である。地球は滅亡したのでは、と、考え始めた頃、何かが近づいて来ることをレーダーが察知する。もしかしたら味方かも知れない。そう思ったのも束の間、IFFに反応が無いことが分かり、主砲、副砲をレーダーに反応があった方向に向ける。しかしどの反応も人型サイズなのが不思議だが……どうやら戦闘をしてる様だ。戦況は……数が少ない方が押されている様だが、それでも奮戦している。
「ッ!…………増援?」
数が多い方に増援が到着したらしい。これで数の少ない方の全滅は決定的で、全滅は時間の問題だろう。
「はぁ〜。しょうがないか…」
どうやらガミラスでは無い様なので、数が少ない方を助ける事にした。格納庫から、99式空間戦闘攻撃機が3機発艦し、未だ主砲、副砲を向けている方向に飛び立って行く。
「波動砲の試射も兼ねてね……」
そんな彼女の思いを乗せて3機は救援に向かう。
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編隊長からの連絡で、敵は魚のデッカイのが兵器を付けたみたいな感じらしい。救援している味方はなんと女の子達だった。
「私が行くか…待ってろでかい魚」
でかい魚と言えば鮪だろうと思う人はどれだけいるだろうか。かくして、彼女は救援に向かったのであった。
どうも。アクエリアスさんのご指摘通り、地球防衛軍から国連宇宙軍に変更しました。これからもヨロシクオネガオシマス。