東方男娘録支援作品集   作:いのかしら

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どうも井の頭線通勤快速です。

今度は藍さんの話です。
8章4話見たら投稿せざるを得ない!やっぱりレティさんは(略


風呂団藍 K

九尾の狐

 

その名の通り九本の尾をもつ狐の妖怪である。それに関する伝説は日本、中国、朝鮮、ベトナムと広い範囲に残されている。

 

初出は紀元前2世紀から紀元後3世紀に中国で著された『山海経』であり、赤子のように泣き人を喰らうが、人がこれを食えば邪気を退けられる、とされる。

 

日本に於いては平安時代の延喜式では神獣とされたが、鳥羽上皇に仕えた美女が実は妖怪だった、という『玉藻前』の影響により、殷の妲己、周の褒姒などの傾国の美女に化ける「白面金毛九尾の狐」として語られることが多い。

しかし室町時代の『玉藻の草子』では二尾の狐と書かれるなど、九尾の狐と示すものはなく、傾国の美女という共通点を用いた後世の人間による2次創作、3次創作の部類だと思われる。

実際曲亭馬琴の『南総里見八犬伝』では善玉の九尾の狐が登場する。

 

余談だが、那須高原には九尾の狐が討伐され石になったとされる殺生石というのがあり、近くの那須温泉神社には九尾稲荷神社というのがある。退治された後も近づく生き物も人間も殺し続けるとか迷惑極まりない。

 

まぁしかしこの2次創作に乗っかるならば、殷の紂王はいつ死んでもおかしくない年であり(紂王用と思われる空の墓が見つかっている)、鳥羽上皇も玉藻前と思われるモデルの年齢から考えると、玉藻前が入内した時すでに彼は30歳を超えており、若いとは言えない。

まぁつまり、九尾の狐が淫獣だとして、若きモノを望んでもなんら不思議はないのである、多分。

 

以上、筆者の考察とも言えないただの垂れ流しでした。

 

 

その日の守矢神社での鍛錬を終え、風呂に浸かる小夜。

秋姉妹による『男の子の勉強会』の疲れのせいか、不幸にも風呂の中で寝落ち仕掛けてしまう。

再び溺れかけた小夜に対し、それを救った幻想郷の主、妖怪八雲紫に言い渡された条件とは……

 

 

「次、溺れかけたら問答無用で藍を投入するから覚悟しなさいよ!」

 

 

それから幾分時が経ち、地霊殿での仕事も済ませる〜ことが復活し、命蓮寺での鍛錬も始まり、また半ば自動的に新しく小夜の秘密を知る者も増えた。

その初日のことである。

ナズーリンに初めてを与えることに成功した小夜は、一人で少し気分良く温泉に浸かっていた。

これまでの紅魔館や守谷神社、そしてここ博麗神社での激しい訓練の成果が、目に見える形で現れたのである。

無論与えた回数は向こうに大きく劣るが、それでもこの魑魅魍魎が跋扈する幻想郷に於いて、一定の自信になり得るのは嘘ではないだろう。

それともう一つ、代替えとして有効なものが現れた。

命蓮寺の主、聖白蓮の香の香りである。

対象は自分の股の下にある、人類を大まかに2種に分けた時、その最も大きな差となるもの。

その香りはたとえ聖の大きな双丘が顔に押し当てられても、extendを避けられるほどの効果を生んだ。

その香の香りが脳内から意識的に湧き起こすことが可能ならば、お燐ガードが消失した今下手したらこれまでよりも有効なカードになり得る。

 

しかしその香のことを考えていると、急に眠気が小夜に襲いかかった。

その香の再現により脳内の起き続けようとする集中力が溶かされ、鍛錬の疲れもあり、小夜の眠気は危険な領域に突入する。

首、顎、口……次々に水面へめり込んでいく顔の一部。

それが鼻にかかろうとした時、生命の危険からか眠気が弾き飛ばされ、肩まで水面上へ飛び出した。

呼吸が荒れる。

心拍も身体全体に響く。

生命の危険さえある中々に危ない事態であった。

落ち着こうと一度長く息を吐き出す。

今回は自力で危険を免れたが、次はどうなるかわからない。

さらに約束が履行され、藍さんが来る可能性がある。

取り敢えず今後、風呂の中で香のことを考えるのは止めることにした。

 

そしてその時、小夜の左肩に濡れた何かが触れた。

というより、掴まれた。

「んひゃうっ⁉︎」

再び身体が水面上へ跳ね上がる。

が、落ち着いてそれを確認すると指である。

白く、すらっと伸びた、滑らかに五本揃った手と指である。

「も……もしかして……」

恐る恐る振り返ると、揺らめく湯気の向こうに浸かっていたのは、耳のある女性。

その女性は和かに微笑みながら、つい先ほどまでいなかったにもかかわらず浴場に馴染みながら、じっとこちらを見つめていた。

間違いなくあの妖怪の式、藍である。

「あ、あの……今回は自力で回避してますよ?」

「駄目です♪さぁ小夜さん。もう大丈夫ですよ。こうやって私が支えていてあげますからね。」

小夜は後ろに引きずられ、藍の膝の上に腰を下ろす形になった。

そこから更に抱き寄せたため、小夜の背中には二つの大きな塊の柔らかさが感じられる。

そして今回は香の香りは存在しない。

藍はその抱き心地に腰が抜けそうになるが、元から腰を下ろしているので問題にならない。

「あ、あのっ!そのっ!せ、背中に柔らかいものが……」

「ふふふっ。小夜さん、素敵ですよ。」

息が荒れる。

小夜ではなく、後ろからである。

原因は簡単、小夜の右肩の上に顎が載せられており、その顔が下の方を向いているからである。

「あっ!だ、駄目ですっ!見ないでください!」

「大丈夫、大丈夫ですよ……」

息の荒さは増すばかり。

その顔が少し後退し、ある場所に息を吹きかける。

「あひっ⁉︎み、耳に息を吹きかけないでくださいぃっ⁉︎」

小夜の身体は再び跳ね上がり、藍の左肩に後頭部が乗っかる。

「ふふふっ。紫様もいらっしゃいませんし、ゆっくり頂きますよ?」

「い、頂くって、何を?」

返事はせず、まずは右耳に食いつく。

再び小夜が声を漏らすが、気にせずそのまま耳の外、そして内側へと舌を進める。

元から小夜をこのようにする気でここに来たのである。

頭の中に躊躇いの文字はない。

膝の上から反応の振動が伝わり、抱き抱える手が胸に触れると、一段と大きな振動が生じた。

「ここが弱いんですか?」

「ひぅっ!」

藍の口角が大きく上がる。

間違いなく手に入る美味しい餌が目の前に転がっているのである。

右手を小夜の左胸へ、左手を右胸へ、それぞれ持っていき、それぞれの指の先にあるボタンを上に、下に交互に弾く。

「んひうぅ‼︎あっ!」

愉悦に歪んだ声が身体の芯を震わす。

顔を小夜の右側に寄せ、指を動かしたままその顔を覗くと、顔は風呂による影響とは思えぬ程真っ赤に染まっている。

それは藍の女という野生の精神が理性の鎖の一本を引きちぎった。

「ふふふっ……では、ヤりますか。」

右手がボタンを離れ、小夜の股の方へ伸びる。

目標に指を触れただけで高揚させる揺れが伝わる。

硬い。

それはまるで熱された鉄の棒のごとく、風呂の湯よりも遥かに熱かった。

そしてこの幼く、抱きしめたくなるような姿に似合わず、指を僅かにずらすだけでも獰猛に上下に荒れ狂った。

思わず指を絡めたままうっとりとそれを眺める。

 

ふとのぼせられると面倒くさくなると思い、手を動かそうとしたが、ただ上下にしごくだけでは面白くない。

もっと、もっと反応した小夜の顔を見たくて仕方ない。

その思案の結果、藍の手は竿から少し上に動き、きのこの傘に被さった。

「ひんっ!」

5本の指のうち薬指と小指を除く3本が、傘の周りと中央の穴を塞ぐ。

一切抵抗らしきものはない。

そしてその3本の指の先は、間も無く傘の上を素早く回り始めた。

左手は変わらずボタンを弄びながら、目尻に涙さえ浮かべかけている小夜の身体を支える。

おまけに耳の裏をひと舐め。

身体を尻尾が支えになるよう若干倒して、小夜の身体をもたれさせる。

安全を確保した上で、今度は左手を右手同様下に持っていく。

竿の下に移動したそれは袋を捉え、皮膚との境を指でなぞる。

これにも面白いように反応し、胸の上で小夜が跳ね回った。

限界は近かった。

もはやパチュリーやアリスや霊夢では味わえないであろう藍の多方面攻勢に対し、小夜の陥落が迫っているのは火を見るよりも明らかである。

その傘が膨らむのを感じ取ると、今度はその指のうち、人差し指と中指の間で棒を挟み、腹側と管に刺激を与え、準備を整えた。

「ら、藍さん……駄目ですっ!あっ‼︎ほっ!ほっ……」

その声の間隔が狭まるのに合わせ、抽送の速度を上げる。

管越しに上がるものを確認し、最後の仕上げを済ませ、登るのと同時に押し出す。

「〜!」

もはや声にも表せぬ音を奏で、小夜は達した。

何度も何度も、脈動が手を通じて伝わる。

その脈動が止まるとともに、小夜は藍の左腕にもたれるように倒れ何度も息を吐き出す。

藍はその様を引き寄せ横から見つめ、頰を擦り当て喜びに浸っていた。

 

息も落ち着いてきた小夜はハッとしたように振り返った。

「す、すみません……温泉の……」

完全に女の可愛らしさが滲み出ている。

「問題ありませんよ。私がヤりましたから、それに関しては対策済みです。」

「え?それは……」

「スキマを使って、問題ない場所に送りましたから。」

「そうですか。え、えっと……あ、ありがとうございます。」

「いえいえ。さて、私としては」

「んひうぅ!」

竿を包み、背中の筋を舌で舐め上げる。

「ここも回復してますし、もう3度ほど頑張って貰いたいところですが、これ以上浸かって怪しまれると面倒なので、もう上がってください。」

そう言うと、小夜を捉えていた両手を外した。

少し下がり、簡単に術をかける。

呆然とする小夜に対し、湧き上がるよだれを誤魔化しながら、藍は問いかける。

「それとも、もう一回しますか?」

「あ、いえ、失礼します!」

今更危機感を覚えたのか、水しぶきを上げて立ち上がった小夜は、恥ずかしそうに身体と顔を覆いながら浴場から小走りで立ち去った。

しかし体の前で揺れる棒は誤魔化しようがない。

勿体無いことをしたかと藍は少し後悔した。

だか、これ以上は霊夢に疑われてしまうだろう。

藍はせっかく温泉に来たのだからと、もう少し浸ってから帰ることにした。

 

 

この世かそれとも違うのかは知らぬが、何れにせよどこかにある八雲家

この家主はただいま冬眠中である。

夕方、橙がこの家に来た。

夕餉を藍と共にとるつもりである。

玄関で雪を払いながら失礼します、と言ったが家の中から返事はなかった。

手を洗ってから藍がどこかにいないかと探しては見たが、見つからない。

「藍さまー。どちらにいらっしゃいますかー?」

再び呼びかけてみたが、抱えているゆっくりの藍々がちぇん?と見上げてくるほかは何もない。

歩き回って台所にたどり着いたが、誰もいない。

代わりに手紙が、少し大きい湯呑みを重石にして机の上に置かれていた。

水で濡れているが、幸い文字を読むのに不都合はない。

置き手紙にはこう書かれていた。

 

橙へ

 

ちょっと出かけてきます。

お腹がすいていたら、戸棚のお菓子を食べていいです。

遅くなるかもしれないのと、今夜は少し忙しいので、夕餉は猫の里で食べてください。

 

 

なるほどと納得した橙は戸棚を開いた。

確かに手紙通り蒲焼◯ん太郎が数枚器に入っている。

とりあえず小腹が空いていたので、橙は蒲焼さ◯太郎を一枚袋を開けて、椅子に座ってかじり始めた。

切れ端を藍々に与えると、美味しそうに食べるので心地よい。

二人で一枚食べたところで、猫の里に戻ることにした。

立ち上がってみると、重石になっていた湯呑みの中に液体が入っているのに気づいた。

上から覗き込んでみる。

白い。

見たことがないものだ。

湯呑みを持って中身を嗅いで見たところ、これまで嗅いだことのない、よく分からない匂いがした。

湯呑みは少し熱を持っている。

揺らすと、中身がとろろ昆布を溶かしたかのように粘度が高いと分かった。

「なんだろうこれ。」

湯呑みを机に置いて、藍々を腕に抱えて頭をひねってみたが、一向に検討がつかない。

もう一度確かめようと、再び上から湯呑みを覗き込んだ。

その時だった。

「ちぇん!」

腕に乗っていた藍々がすべって落っこちた。

橙はすぐに捕まえようとしたが、重力落下には間に合わない。

机の上で跳ねた藍々は回転しながらそのまま湯呑みの中に、多くある尻尾から見事に突っ込んだ。

「藍々!」

思わず橙は湯呑みを持ち上げ、逆さにするが、運悪くしっかりはまってしまったようである。

一応掴めそうなところはあるが、流石に引っこ抜くのは可哀想である。

「ちぇん……」

藍々は苦しそうに悶えるが、なかなか抜けない。

むしろどんどん深みにはまっているように見える。

橙は顔の上に湯呑みを持って来て、逆さにして少し振ってみた。

直後、橙の顔の上で何かが跳ねた。

 

 

「いやー、サッパリした。それじゃ、次はスッキリしようかな。」

温泉からスキマ経由で帰宅し軽く着替え、頭を布で拭きながら水を飲もうと藍は台所へと歩みを進めた。

先ほどのこと、特に指に伝わる熱と表情を思い出すと、下半身が熱を帯びてくる。

水を飲んでさっさとおっ始めたかった。

しかし、台所から物音がする。

橙が来てたとしても手紙を見て帰っているだろうと思ったが、他にこんな所に来る者は居ないはず。

「橙か?」

呼びかけたが返事がない。

とりあえず布を頭に巻きながら行ってみることにした。

たどり着くと、予想どおり橙が台所にいた。

しかし床に座り込んでいるようである。

「橙か。何をしているんだ?」

「……」

尋ねたが、振り返らないし答えもしない。

「橙?」

「……」

もう数歩近づき様子を伺う。

橙はやっと振り返った。

「フシャァァァ!」

「ギャァァァァ!」

もっとも、それは化け猫の姿であったが。

ただの化け猫ならば、橙を式神とする藍には見慣れたものだっただろう。

しかしそれは、顔と服から白い液体をぼたぼたと垂らし続けながらこっちへ飛びかかって来ていたのである。

流石に若干恐怖を覚えたが、中身はただの化け猫の為、藍の前に難なく組み伏せられ、再び式神をインストールされた。

「はぁ……」

「あ、藍さま……これは……」

橙は顔に手を触れ、指の間でブリッジを成す液体をただ眺める。

「橙、顔のそれは、まさか……」

「藍さま、すみません……たまたま藍々がそこの湯呑みにはまってしまって、出してあげようとしたら……」

藍々の尻尾は完全に真っ白に染まっている。

「湯呑みって……これか?」

机の上に転がっているそれを手に取った。

幸い割れてたりはしないようだ。

だが、それよりも藍にとってこれは非常に由々しき事態だった。

藍は湯呑みを机に立て直し、橙の方に向き直った。

「ちえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!」

突如、目尻を上げて修羅のような表情で橙に向かって叫んだ。

「何をやってくれたんだ!私のこの後の楽しみを!

これはとっても貴重なものなんだぞ!

もういい!今日は布巾で顔と手を拭いたら帰ってくれ!」

叫び声に驚いた橙は涙目で床に座っていたが、藍に布巾を渡されると、自身の顔と手と藍々の尻尾を丁寧に拭いて、しょんぼりとしながら八雲家から去った。

藍も怒りながらも机と床を雑巾で拭いて、湯呑みの僅かな残りを飲み干した後、棚のそばに置かれた汲み置きの水を一杯飲んだ。

 

この後藍さまが一人上手に一時間以上興じたのは、いうまでも なかろうよ!

 




ぶっかけ(遠距離)

これ思いついたネタ元がニコニコ大百科ってどうなんだよ……
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