そういえば前に小夜の性別がるーことに風呂場でバレる話を書きましたが、本編でも風呂場でバレていたことが判明した模様。
正邪の思わぬ場所に性感帯があることが判明し、小夜の命蓮寺での鍛錬も終わり、小狐が鈴奈庵に本とともに訪れていようと、幻想郷の時は大河の如く、そのような些細なことを全て受け入れつつも、気にも止めずに流れてゆく。
さてこちらは博麗神社。この幻想郷の根幹を成すと呼んでも過言ではない場所である。
ここが異変で破壊された時には、この幻想郷の主がガチギレしたという話を聞いた気がする程度には重要な場所だ。
だが既にこの博麗神社のあちこちには爆弾が仕掛けられている。
これまで訪ねてくる爆弾だけだったが、ついに常設の爆弾が取り付けられたのだ。
その爆弾の名はるーこと。古の技術者によって作られた冥土ロボ、おっと間違いメイドロボだ。まぁ蘇ったと受け取るなら冥土ロボかもしれないが。
メイドロボというご大層な性質を持ちつつも、高性能すぎて人間同様な失敗をしてしまう。皿を割るとか。
その為風呂掃除、巨大な露天風呂の精巣、おっと間違い清掃を任されている。
しかしここの見習い巫女の立場である小夜もかなり面倒な立場である。れっきとした男である故に、そのアクア・ヴィタエは魔法使いと魔女(兼痴女)に狙われることになるし、何より失った記憶を取り戻さねば男でなくなるのだ。
おまけにそれを出来るだけ隠しながら過ごさねばならない。バレまくってるけど。
自分なら未来永劫出会いたくない運命である。
そしてるーことはこれを知った。かつ小夜の持つ魔性の魅力、天にも昇るような抱き心地に囚われている。ロボットなのにもかかわらず、性行、おっと間違い精巧に作られ過ぎているために、月の者には分からぬそれを感じ取れてしまう。
この小夜、アクア・ヴィタエを月に2回、それぞれ別の魔法使いと魔女に抜き取られている。そしてそれは、毎回一度や二度ではない。
それで繋がれている命もある故に仕方のないことなのだが。
その場にそれぞれアクア・ヴィタエを狙う者もいるのだが、まぁそれはほっとこう。
そしてこの日、2週間前に魔女のもとを訪れていた小夜であるが、この次の日には魔法使いのもとを訪れなければならなかった。
これまで幾度か訪れて採取され、果てには淫魔に直に飲まれたこともあるから、不安がないと言えば嘘になる。
だがこれは必要な代償だ、秘密を守ってもらう為の、という割り切りも、心の何処かにあった。
その日もいつも通り自らの最大の中毒患者に背中から抱きしめられて、その温かみに触れつつ寝床に入った。
眠る前に髪の毛と首筋あたりをくんかくんかされるのもいつものことだ。
初めは恥ずかしさがあったものの、腰より下に警戒していれば慣れてしまうのも人間の性である。
だがその日他の日と異なったことは、博麗霊夢なるその患者が早急に眠りについたことである。自分を楽しむには遥かに短い。
だが次の日体力を使うことは必定。夜であるし、そのまま深い眠りに落ちることにした。
薄明かりが部屋の障子を通って薄く照らし出すが、眠りを妨げるものではない。
さてこのまま翌朝を迎えられるかと思いきや、そうは何者かが卸さない。
小夜は夜中に違和感を覚えて目を覚ました。
背後からは寝息がするのみ。そちらに変わりはない。
そう確かめる間に、違和感の原因がが自分の腰元に存在することを把握した。
温かい。その一部のみ。
血流が増しているだけではない。外的要因がそこには存在する。
身体が跳ね上がりそうな感覚を何とか食い止めつつ、冬の熱い布団を恐る恐るめくってみると、見慣れた黄緑に縦の一本筋が入った丸い物体があった。
「る、るーことさ……んひっ!」
小声で声をかけようとすると、るーことは小夜の方を上目遣いしつつウィンクした。そう、それ以上不用意に発言したり動いた暁には、背後の患者が動き出す事になる。
小夜に出来る数少ないことの一つは、口を両手で抑えることだけであった。
初めはるーことも小夜の足に抱きついた上で太腿を口に含むだけであった。それだけでも体積の増加は止まらない。
だがるーことから見て奥側の患者が本当に眠りに落ちていることを察するや、まずは下によって舐め回し始めた。
これにより小夜の手の指の隙間から、息が漏れ出す程度にはなった。
怒張が増すやいなや、続いてるーことの頭が前後運動をし始める。
そこに蕎麦をすするような音が加わり、布団の中を通じて小夜の耳にも入ってくる。
されどもそんなことを気にする余裕はなく、口をふさぐ手の代わりは掛け布団になり、手もまた布団を力強く握っている。
「ほっ……ほっ……」
「ほっ」、より歯の隙間をすり抜けるような「ふっ」に近い音が微かにその部屋に響く。
2週間と言う期間は長いものである。
あることを知ってしまった若い者からすれば、その間を耐えきが耐え、忍び難きを忍び続けることは至難の技である。
彼は知らなかった。だが押し寄せる波に耐えられるほど反本能的な存在でもなかった。
「ほっ…ほっ…ほっ」
息の上がる周期が短くなれども、音が高くなるわけでもなし。されどるーことは何かを察したのか、それに合わせて頭の運動と太腿を吸い込む行為を早くした。
それは最早最後の一撃に等しいものであった。
へその奥の少し下。そこから湧き上がる力を強くさせ、声に出来ない叫びと共に臨界点を突破することを、あまりに容易にさせる原動力であった。
勢い良く噴き出すそれを、るーことは耐えることなく口に含んでゆく。
長い、長い時であった。噴き出す最中もるーことは喉の奥に送り続け、噴出し終わってから暫く舌の上下でこねくり回し、布団からわざわざ顔を出して、音を立ててその全てを飲み込んだ。
声を抑えていた小夜への最大の皮肉のようであった。
最後に管に残るものを残さず吸い出して完食となる。
荒れる息に対し疲れにより瞼が重くなっていく中で、るーことはぼんやりとした障子の壁となって、そしてその向こうへ静かに消えていった。
次の日になったが、特にどうこうあるわけではない。
基本霊夢に同行している小夜が咲夜のこと、おっと間違い昨夜のことを口に出せるはずもなく、るーことも何もなかったかのように霊夢に、針妙丸に、ゆっこさんに接している。
確かに疲れはしたが、紅魔館に向かうに支障はないだろう、と小夜はそれ以上気にするのをやめた。
一方るーことは自身のメイド服の内ポケットをちょっとした時間に密かに覗いては、ひと月先の次の機会を夢想するのであった。