魔法少女リリカルなのは~金髪お姉さんと吸血少女~   作:亜理須

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初めましての方は初めまして。

なろうから、しょうがないから見に来てやったぞという方はありがとうございます。

亜理須と申します。

なろうでは『Fa-ron』というユーザーネームで活動させて頂いております。

読者様にお一つご注意がございます。

作者が魔法少女リリカルなのはを最後に見せて頂いたのは随分前になってしまっていますので設定が曖昧なところがございます。

「この人の役職ちがくね?」などのお見苦しい点がございましたらご指摘いただけると幸いです。

それでは『魔法少女リリカルなのは~金髪お姉さんと吸血少女~』

始まります。


プロローグ

「はぁ......はぁ......はぁ......」

 

暗い森の中、不規則なか細い呼吸の音が聞こえる。

 

その音の主は少女だった。

 

まだ7、8歳程度だろうか?銀の髪に真っ赤な目をした綺麗な少女だ。

 

しかし、少女の綺麗な銀の髪は今、真っ赤に染まっていた。

 

血だ。

 

少女は血だらけになっていた。髪は血で固まり、胸には少女を通して先が見えるほどの風穴が空いていた。

 

普通ならば死んでいる。胸に穴があいているなど致命傷以外の何者でもない。そのような状態でも少女は歩みを止めなかった。

 

「はぁ......はぁ......ゴボっ......」

 

ビシャっ!

 

しかしいくらなんでも無茶である。血が口にせり上がり呼吸もままならなくなってしまった。

 

バタッ......。

 

倒れてしまった少女の目に光はなく、ただ一言......。

 

「おなか......すいた......」

 

グ~。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「魔力反応?」

 

「結構大きかったし、次元漂流者とかやったら困るやろ?せやから悪いんやけどフェイトちゃんに見に行ってもらいたいんよ」

 

「分かったよ、はやて」

 

ここはミッドチルダ『時空管理局』。

 

JS事件というあのおぞましい事件から3ヶ月経った今でも、後処理などが続き六課の面々は自分の本来の持ち場に戻れずにいた。

 

中でも今上司より命令を仰せつかったフェイト・テスタロッサ・ハラオウンは執務官という肩書きがあるのにも関わらずパトロールをしなければならない始末である。

 

これというのも元々の人材不足にJS事件が重なってしまった結果である。

 

今回上司である八神はやてから頼まれた仕事は、本来であれば人など住むことができないはずの森の奥でAAランクの魔力反応が検出されたため確認しに行って欲しいという内容である。

 

仕事を苦に思わないフェイトは相棒であるデバイス『バルディッシュ』と共に森へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「う~ん......データではここら辺のはずなんだけど......どう?バルディッシュ。なにか反応ある?」

 

『ありません』

 

「そっか。そのまま魔力探知お願いね」

 

『Yes Sir』

 

森の探索では車は使えないためセットアップして空から探すことにしたフェイトだが、思ったより探索は進んでいなかった。

 

森に入る前からバルディッシュに魔力探知を命じているが、かかるのは虫や木々などの微弱な魔力ばかりでとてもAAなどという大きな魔力反応はかからない。

 

そろそろ探索を切り上げようかと考えていたフェイトだが、周囲の『匂い』に気付き動きを止めた。

 

「なんだろう......この甘い匂い......」

 

匂いは森の奥から来ているようだ。

 

『Sir』

 

「どうしたの?バルディッシュ」

 

『周囲に微弱な魔力反応が散布しています。恐らくSirの感じている香りがそうかと』

 

どうやらこの匂いの正体は魔力のようだ。

 

フェイトはマントを口に当て、警戒しながら奥へ進むことにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

匂いを辿り道を伝っていくと、その匂いは強くなっていった。

 

「はぁ......はぁ......」

 

フェイトは、自分の顔が紅潮しているのと息が荒くなっているのに気がついた。

 

この匂いは、恐らく媚薬のような効果があるのだろう。

 

やはり長居するのは危険だと考えたフェイトは、一気に匂いのする方へと飛んだ。

 

「!......誰!」

 

ふと、何者かが視界の端に移りそちらを警戒するフェイト。

 

しかし、フェイトが見たものは怪しい人物などでは決してなく、血だまりの中で横たわる銀髪の少女だった。

 

「大丈夫ですか!?」

 

少女相手でも職業柄敬語が出てしまうフェイトだが、そんなことを気にしている暇もない。

 

少女の状態は大変危険だ。もしかするとすでに手遅れかもしれない。

 

急いで駆け寄り生死を確かめると、かすかに息がある。

 

(まだ間に合う!)

 

「はやて!こちらライトニング1!探索中の森で少女を発見。だけどひどい怪我をしてる!」

 

『了解。ありがとなフェイトちゃん。シャマルに準備させておくから急いで連れ帰ってきて』

 

「了解」

 

はやての落ち着いた声で少し困惑していた頭が落ち着く。

 

悲しいことだが、別に今回のようなことは初めてではない。

 

しかし何故かこの怪我を負っている少女を見たときにフェイトは言いようもない焦りを感じてしまった。

 

それが何故だかはわからないが、今気にするべきことはではない。というか、自分の実力不足であろう。フェイトはそんな簡単な理由で。しかしそれくらいしか考えられない理由で納得したのだった。




基本はこれより少し多いくらいの文字数になるかと思います。
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