まだ駄文ですが、読んでくださると嬉しいです。
「はぁ〜本当に防衛任務ってだるいなあ」
結城大河は、そうつぶやきながらボーダー本部の屋上でぼんやりと空を眺めていた。
今日は、およそ3日に一回の頻度でくる防衛任務の日であった。
しかし、夕方からのシフトであったため学校を終えそのまま本部に来たところだった。
「明日、大事なテストがあるのにな〜なんでよりにもよってこんな日に.....」
「テストがあっても、あんたはどうせ勉強しないからいいでしょ。」
後ろから突然、声をかけられると同時に後頭部に痛みを感じる。
「痛っ!」
大河は、驚きとともに振り返る。
そこには、同じ隊の
「って、翡翠先輩じゃないですか。突然、辞めてくださいよ」
「あんたが、また遅刻すると思ったからわざわざ心配して呼びに来てやったんだから感謝しなさいよ」
「いや、別に時間になったらちゃんと行きますからほっといてください」
「ったく、そう言っておきながら考え事してたって言って前回遅刻したじゃん。」
「あ…あれは…その本当に考え事してて時間がたつのを忘れてたっていうかなんというか…」
それを見て翡翠は大きくため息をついた。
「はぁ…また、連帯責任で六角隊長に怒られるの嫌だからね!
あの人が、時間にとても厳しいのはあんたが一番よくわかってるでしょ?」
「はいはい…」
その六角隊長というのは、大河や翡翠達が所属している六角隊の隊長である
剣道の師範代をしている父親譲りの厳格そのものの性格で他人に厳しく
自分にはもっと厳しいという人物である。
そのためか、ボーダーの隊務規定にはもちろんのこと自分が隊長を務める隊の内部にまで
厳しい規律を敷いていた。
この前も大河が、防衛任務前の打ち合わせの集合時間に少し遅れただけでも
「時間が守れないとは何事だ!」 とこっぴどく叱られていた。
「本当に反省してんの?お前って奴はいつも…まあ、いいや。」
いつも通りの大河の二つ返事に、翡翠もさすがにこれ以上の追求を辞めて話題を変える。
「それより最近また、隊長厳しくなってると思わない?」
「あっ!やっぱり、翡翠先輩も思ってたんですね。俺も同じこと思ってました。」
「思わないわけないでしょう??でも、私たちってA級に上がりたてでまだ日も浅いから隊長が必死にまとめ 上げようと頑張ってるのはわかるけどさ、限度ってものがあるよね。」
翡翠の言う通り、六角隊はまだA級に上がったばかりのA級9位の部隊であった。
だから、少しの不祥事やなんやで影浦隊のように、落とされかねないため
今までよりも厳重に規律を守るよう隊員に促していた。
「まだルールを厳しくするだけならまだしも鍛錬のためにって防衛任務のシフトまで
増やさなくてもいいのに…」
防衛任務は、通常3日に1回のペースで来るのだが、A級に上がってからはそれが2日に1回のペースになって いた。別に、シフトを増やすのはチームとしては
強制ではなく、稼ぎたい人などが自由に集まって混成部隊を作れるので個人の自由なのだが、隊長の六角は連携の強化という名目で半強制的にメンバー全員を参加させていた。
「もう私、クッタクタだよー。でも、稼げるからいいけどね。A級になって固定給も入ったし!随分と貯まっていいわ!」
「そういえば、前から気になってたんですけど翡翠先輩は、給料何に使ってるんですか?」
「もっぱら将来のために貯金してるね〜!来年から大学生だし私の家、貧乏だから学費とかのために貯めてるの。そういうあんたは?
どうせ、ゲームとかにすぐ使ってるんでしょ?」
それを聞いて大河は、見透かされたかのように顔色を変えた。
「ほら、やっぱり!何に使ったの?」
「P○4と…新作のゲーム数枚を…」
「これだから、あんたはだーーー」
「二人とも!こんなところにいたの!もうすぐミーティング始まるよ!!」
突然、二人の後ろから翡翠のダメ出しを遮り一人の女性が歩み寄ってくる。
「あっ!里穂さん!すいません!」
里穂と呼ばれたその女性は、六角隊のオペレーターである
「全く、翡翠がこのバカを呼びに行くっていって行ったのに、全然帰ってこないから私がきて見たらこの有様だわ!」
「えっ、里穂さん…。俺のことバカって…」
「隊長が怒るから早く行くわよ!まったくもう!」
大河の声は、聞こえなかったのかそう吐き捨てると里穂は、さっさと行ってしまう。
「元はと言えば、あんたが悪いんだからね!」
続けざまに、翡翠にも悪態をつかれ屋上にまた一人ぼっちになってしまった。
「……」
普段は、優しくて頼り甲斐のある里穂にバカと言われたことで大河は茫然自失になる。
その間を、悲しく冷たい風が吹き通るのだった。
主要人物紹介①
主要人物紹介
名前: 結城 大河 (ゆうき たいが)
ポジション:スナイパー
年齢:14
星座:はやぶさ座
職業:中学生
ボーダー本部所属A級9位チーム六角隊のスナイパー
師匠である東春秋直伝の狙撃技術と天性のトリオン量の二つを兼ね備えた
中学生ながらボーダー内でも屈指の名スナイパー。長距離狙撃を最も得意としている。その実力は、射程距離重視のイーグレットを使うことで1㎞先の目標にも命中させることが出来る。また、近距離であればアイビスを使った壁抜き狙撃も出来る。これらも全て東春秋に教え込まれたもの。
まだ試作だがリムペットという吸着式メテオラを持っている。
常に同年代の天才型狙撃手絵馬ユズルと比較されてきた。
しかし、本人は極度の面倒くさがりやで比較や評価はあまり気にしていない。
ボーダーのスナイパー合同訓練を度々理由をつけて休んでいる。その度にポイント剥奪処分を受けていた。だが、A級に上がってからは隊長の六角に喝を入れられしぶしぶ出るようになった。しかし、その実力は本物
である。基本的に誰とでも仲良くできるが、木虎や二宮からは性格が真反対なため嫌われやすい。
トリガーセット
メイン
イーグレット
シールド
ライトニング
メテオラ
サブ
バックワーム
シールド
リムペット(試作)