初めて投稿しました。駄文だとは思いますがどうぞよろしくお願いします。
それではどうぞ!
プロローグ〜再会〜
トントントントントントン
ここは沼津にある小さなアパートの一室。その住人である俺、蒼谷 悠(あおや ゆう)はこの四月から沼津にある大学に通う大学一年生だ。もともとこの沼津から少し離れた内浦に住んでいたのだが、両親の仕事の都合で海外転勤になった為、俺一人では家を維持するのは難しいだろうと、今まで住んでいた家を借家として貸し出し、俺は大学の近くで一人暮らしをすることになった。
まぁ、そんな話はどうでもいいのだが、俺は現在一人暮らしでまだ夢の中。なのに何故包丁がリズムよくまな板を叩く音やら美味そうな匂いがするのか?夢の中にいる俺にそんな事を考える術があるはずもなく、俺の至福の時間は唐突に終わりを告げる事になる。
「いい加減起きてください!もう朝ごはんも出来てますよ。早く食べないと入学式に遅れてしまいますわよ!?」
俺は凛と通る声によって夢の世界から現実に呼び戻された。俺は欠伸をしながら思いっきりベットの上で伸びをしながら部屋を見渡してみると、先ほどの声の主であろうセーラー服を着た艶のある黒髪ロングで前髪は綺麗にそろえてある。幼さが残るものの物凄い美人の女性が忙しそうに食卓に朝食を並べていた。
あの黒髪ロングの美人さんは一体誰だろ?あの制服は浦女の制服だっけか?てかなんで女子高生が俺の部屋で朝食を作ってるんだ?
「目は覚めましたか?」
「う、うん・・・」
「なら、早く顔を洗ってきてください。お味噌汁が冷めてしまいますわよ?」
俺が起きたのを確認するやいなや黒髪ロングの美人さんにタオルを渡され、促されるままに顔を洗うとサッパリして頭が回り始めた俺はやっと正常な判断ができるようになり慌てて部屋へ戻ると、先ほどの黒髪ロングの美人さんが朝食の準備を終えたのかテーブルの前で正座をして俺を待っていた。
「いやいやいや、あんた誰!?てかなんで人の家で勝手に朝食作ってんの?つうか、どうやって入ってきたの!?」
と、戻ったとたんまくし立てるように質問する俺に黒髪ロングの美人さんは驚いたあと一瞬悲しそうな表情を見せたがすぐさまため息にその表情はかき消され、代わりに少し拗ねたような表情で詰め寄られてしまった。
「本当にわかりませんの?おばさまからおにい…んんっ!悠さんに話はいってるはずなんですが・・・それにその昔あんなに・・・・ゴニョゴニョ」
ん?最後の方はゴニョゴニョ言っててうまく聞き取れなかったけど、この黒髪ロングの美人さんはどうやら俺のこと知ってるみたいだぞ?ん~こんな美人の知り合いなんていたかなぁ・・・てか、お袋のことまで知っているのか?しかし本当に美人だなぁこの子・・・
「えっと、ごめん本当にどちらさまでしょうか?君みたいなその・・凄い美人な女の子の知り合い俺にはいないと思うんだけど・・・」
(び、びびびび美人ですって!?どうしましょう!?!?凄くうれしいですわ!!!!あ、でもでも私のこと全然覚えていないみたいですわね・・・それはそれですごく悲しいですわ・・・うぅぅ・・・でもでも美人って・・・・)
俺は本当のことを言うと黒髪ロングの少女から目を逸らしてしまった。だって、こんな美人にい詰め寄られて、エメラルドグリーンの綺麗な瞳で見つめられたら、彼女いない歴=年齢の魔法使い予備軍の女慣れしてない俺には刺激が強すぎて耐えられるわけがなかった。
別に女の子と話したことがないわけでもなく、女友達がいないわけではないがこんな美人とお近づきになることは俺の人生で一度もなかったんだから仕方のないことだ。
まぁ、すごくかわいい妹みたいな幼馴染の姉妹ならいるけど・・・。中学に上がってからあんまりあってなかったけどあの子たち元気にしてるかなぁ?
黒髪ロングの美人さんの胸中など気づくはずもなくそんなことを考えていると、俺の返答に対しての返しがないのでそっと黒髪ロングの美人さんの方を向くとは顔を真っ赤にしながら俯いてプルプルと震えていた。
「あ・・・えっとごめん!!傷つけてたんなら謝る!!でも本当に君みたいな美人に心当たりがなくって・・・本当にごめん!!」
(ま、また美人って!!!どうしましょう!!!!嬉しすぎて死んでしまいそうですわっ!!!!!)
あ、さらに震えが大きくなった気がする・・・しかし、なんでこの黒髪ロングの美人さんのこと覚えてないんだろう!?こんな印象的な人のことなら忘れられないと思うのになぁ・・・。それともあれか?あまりの美人っぷりに前に会った記憶でもぶっ飛んでいるのだろうか?しっかりしろよ俺・・・。
そんなこんなでしどろもどろになって謝っいると、黒髪ロングの美人さんは目に涙を浮かべながら顔を真っ赤にして俺を睨んできた。
「本当に分かりませんの!?私の顔をよくご覧になってください。これでも本当に思い出しませんの??」
そう言うや否や黒髪ロングの美人さんはさらに顔を近づけてきた。うぅぅ近い・・・このままキスでもしてしまいそうなほど近い・・・この子に危機感はないのだろうか?しちゃうぞ?いや、まぁ、したくてもできないけどね・・・。へたれだと笑いたければ笑ってくれ・・・。
しかし本当に綺麗な顔立ちしてるなぁ・・・それに綺麗な瞳だなぁ。吸い込まれそう・・・ん?エメラルドグリーンの瞳・・・それにこのぱっつん前髪に口元のほくろ・・・どかっで見たことあるようなぁ・・・あれは確か・・・
「あぁぁぁ!!!!もしかしてダイヤか!?」
「えぇ、やっと思い出していただけましたか?」
「あぁ!!確かにダイヤだ!!久しぶりだな!!いやぁ、ほんと大きくなって!!全然わからなかったよ!!なんせまともにか会話したの小学校以来だもんなぁ。」
「そうかもしれませんが、それにしたって思い出すまでにこんなに時間がかかるなんて酷過ぎますわ!!」
(私は忘れたことなんて片時もありませんのに・・・)
「ごめんごめん。昔のかわいいイメージしかなかったから、こんなに美人になってるとは思わなくてさ。本当にごめんな。」
「も、もういいですわ。思い出していただけたので許してあげます。『それに何度も美人だとか、かわいいとか言ってもらえましたし・・・』」
「??最後なんだって??」
「な、なんでもありませんわっ!!」
何だかわからないが顔を真っ赤にしながらダイヤはそっぽを向いてしまった。ん~あぁは言っていたけどやっぱり思い出せなかった事を怒ってるんだろうなぁ・・・。
まぁ、それはそうとこのあたりで俺とダイヤの関係性を少し説明しないとな。先ほどさらっと触れたが俺にはかわいい幼馴染の姉妹がいる。その名も黒沢姉妹!ダイヤは俺の3つ下で姉の方。ダイヤの2つ下の妹はルビィという。しかも、黒沢家って言ったら内浦じゃ有名な名家であってお嬢様なのだ。そんな黒沢家に俺が小学生の時は親同士が高校以来の親友ということもあり親の仕事が遅くなるときなどよくお世話になっていた。その頃のダイヤは俺には懐いてくれていたが人見知りなうえに臆病でよく泣いていた印象がある。容姿の方もお人形さんみたいに可愛くて、よく俺の後を「おにぃさまぁ」なんてちょこちょこついてきていたなぁ。まぁ今もお人形さんみたいだが可愛いっていうより気品があって綺麗なお雛様の女雛みたいな人形かな?
話はそれたが、小学生のうちは黒沢家にお世話になっていたが、中学に上がり親が遅くても一人でご飯の準備もできるし、部活も運動部に入ったので朝練で朝は早いし放課後も遅くまで練習があったので、ダイヤ達とは必然的に時間が合わなくなり、なんとなしに今まで疎遠になって気づけば六年たっていた。
六年も経っていればそりゃ分らなくもなるよね?女の子は成長早いって言うし。
「あ、そう言えばどうやってこの部屋に入ったんだ?さっきもお袋がどうとか言ってたけど?」
「え?本当に知らないのですか? おばさまたちが海外に転勤でしばらく向こうに行かれると言うので家に挨拶しにいらしたときに、悠さんさんが一人暮らしをするけど部活を引退してからはよく寝坊するし放っておくとろくなものは食べないし不安だとおっしゃっていたので、よろしければ私が時々様子を見に行きましょうか?と申し出たんですの。そしたら大喜びされてこのお部屋の鍵を預けてく下さったのですが・・・。」
「そんな話一切知らないんだけど・・・。」
「まぁ・・・。」
「・・・・・。」
♪~♪~
すると、ちょうどダイヤから事情を聴いたところで俺のスマホから着信音がなった。画面を確認してみると噂をすればなんとやら・・・混乱の元凶であろうお袋からだった。急いで電話に出るとお袋の能天気な声が聞こえてきた。
「やっほ~!!一人暮らしには慣れた~?こっちはすごいよ~もう全部が大きいのなんのって!!って悠?聞いてるの~?」
「ちゃんと聞いてるよっ!ってかお袋これはいったいどうなってん?俺ダイヤが来るって知らなかったんだけど!?」
「あれ?言ってなかったけ?ごめんごめん。ダイヤちゃんに悠はどうするのかって聞かれて、一人暮らしよ~。うちの子抜けてるから心配なのよね~。って言ったら悠の面倒見てくれるって言うからお願いしちゃった♪それにしてもダイヤちゃん美人さんになって、お母さんのあんな娘がほしかったわ~。」
悪かったなこんな息子でっ!!て言うか相変わらず適当すぎるぞお袋よ・・・。俺だって年頃の男の子だ、女の子に見られたくない物の一つや二つあるんだからその辺はしっかりしてくれよ~・・・。幸いにもトレジャーはまだ未開封の段ボールの中で助かったが、隠し場所を考えなくてはいけなくなってしまった・・・トホホ
「そうだ、年頃の男の子だから仕方ないけどあぁ言ったものはしっかりと隠しときなさいよ~?」
頼むお袋、心を読まないでくれ・・・。それと、できればデリケートなことだからその辺についは触れないでくれ・・・。
「今そこにダイヤちゃんいる?いるなら少し代わってもらえる?言い忘れたことがあってさ~。」
憔悴してる俺をよそにお袋はダイヤの代われと言うのでダイヤにスマホを渡す。
「ん、お袋が代わってくれだって・・・。」
「はい、お電話代わりました、ダイヤです。・・・はい・・・はい・・・・いえいえそんなことおりませんわ・・・はい・・・?え、えぇ、分りました・・・////////////。で、でわ、失礼します。」
お袋からの電話が終わっみたいで俺にスマホを戻してきたダイヤの顔は耳まで真っ赤になっていた。なんで赤くなったんだ?と疑問に思いながらもう一度電話に出ると、ダイヤにあまり迷惑かけないようにと、何かあったらすぐ電話するようにとだけ言ってお袋はさっさと電話きった。
「まったく、お袋にも困ったもんだ。」
「え、えぇそうですわね・・・///」
未だ顔を真っ赤にしたままのダイヤの返事がぎこちない。お袋に何を言われたんだ?
「どうしたダイヤ?お袋に何か言われたのか?」
「//////////////////」
今まで真っ赤だったのに俺の問いかけでもさらに茹蛸みたいに真っ赤になったダイヤ。マジで何言われたの!?!?
「だ、大丈夫かダイヤ!?」
「え、えぇ・・・。/////」
「お袋に何言われたの?」
「悠さんの好きな物と嫌いな物とか、悠さんが起きないときの起こしかたですとか・・・。」
うん?話を聞いてる分には真っ赤になる要素がどこにもないんだが・・・?
しかし問題はここからだった。次にダイヤの発する言葉にお袋が遠くにいることを呪うのだった。
「あと、悠さんも年頃の男の子ですので、そ、その・・襲われないように気をつけてね、と・・・//////。」
「そ・・・そ・・そんなことするわけねぇだろーーーーーーーーーーーーーーーっっ!!!!!あんのクソババァ、よりによってなんちゅうこと言いやがる!!今度会ったらただじゃおかん!!!」
「え?しないんですか?殿方は皆狼だと・・・やはり私には魅力はないのでしょうか?鞠莉さんにも残念と言われますし・・・。やはり果南さんぐらいグラマラスでないと・・・。」
「は?いやいや違うぞダイヤ!!魅力がないとかではないし、慎ましいながらもちゃんと出てるとこは出てるし十分・・・じゃなくてっ!!ダイヤは十分魅力的ではあるけど妹っていうか・・・と、とにかく善意で来てくれているのに変なことは絶対にしないから!!」
「そ、そうですわよね?すみません変なこと言って・・・・。」
「い、いや俺の方こそなんかごめん・・・。(主にお袋が・・・)」
変な方向にいった会話が終わると二人して真っ赤になりながら沈黙してしまった。なんか凄く気まずいんですけど・・・。何か言わないと問わ思うのだがうまい言葉が見つからず焦っているとその静寂を破ったのはまたしても俺のスマホの着信だった。相手はお袋、ではなく俺の中学からの悪友の進藤 智也(しんどう ともや)だった。智也のことはまぁ追々話すとして、助かったぞ友よ!!
「わ、悪い、ちょい電話でるな?」
「え、えぇ、どうそ。」
「おぉ智也か?なんか用か?」
「なんか用か?じゃないだろ!!お前今何時だと思ってんだよっ!!」
「?何時って12時ちょい前だな。それがどうしたんだ?」
「どうしたじゃないだろっ!!今日大学の入学式だろうが!!忘れてたのか!?」
やばい!!そう言えばそうだった!!朝から突然のダイヤとの再会のドタバタですっかり忘れてた!!式自体は13時半からで入場が13時からだから時間的にはまだ若干余裕があるのだが、智也がかわいい子がいないか早めに会場に行ってチェックしようとかくだらないことをぬかしていたんだった。どうせ暇だから付き合うことを了承したが、どうやら待たせてしまったらしい。しかし待ち合わせ時間は12時だったんだがどんだけ待ちきれないんだこいつは・・・。
「悪い、ちょいドタバタしててお前のこと忘れてた。今から準備するから会場の前で待っててくれ。」
「ひどっ!!ったく、どうせまた寝坊だろ?とにかく早く来いよ!!忘れてた罰としてかわいい子いても教えてやらんからな!!」
「分かった分かった。とにかくまた後でな。」
電話を切ると青ざめた顔のダイヤがいた。何やらアタフタしていて面白いが、一体どうしたんだ?
「どうしたダイヤそんなにアタフタして。」
「どうしましょう!!もうこんな時間になってしまいましたわ!!すみません悠さん入学式に間に合うよう起こしに来ましたのに時間が無くなってしましましたわっ!!」
「いや、まだ余裕あるし、それにダイヤが悪いわけじゃないから気にしなくていいよ。てか、ダイヤこそ時間大丈夫なのか?よくよく考えたらダイヤも今日入学式じゃないのか?」
そう、今日は世間一般的に大体の学校は入学式の予定が入っているはずで、3つ違いのダイヤは今日から高校一年生なわけで当然入学式のはずだ。その証拠に制服でここにいるし、俺を起こした足で学校に行く予定だったのだろう。
「えぇ、私は大丈夫ですわ。入学式は14時からですからもう少し余裕がありますので。それより・・・」
と、ダイヤは食卓の方に目を向けて少し残念そうな顔をした。せっかくダイヤが作ってくれた朝食だが、どうやら食べている余裕はなさそうだ・・・。
「悪いな・・・。帰ったら温めて食べさせてもらうよ。」
「えぇ、そうしてください。なら、ラップをしておきますので悠さんは着替えてきてください。」
「ありがとう。お言葉に甘えてそうさせてもらうわ。」
と、スーツを手に取り脱衣所に向かった。出来たてを食べれないのは残念だが今日ばかりが仕方ないな・・・。
着替え終わった俺はダイヤと一緒にバス停に向かいなら最近の話をしていたのだが突然、
「そう言えばおばさまの言っていたことで一つ分からないことがあったのですがあれはどういう意味だったのでしょうか?」
「え?まだなんか言ってたの?」
「はい。えぇっと、トレジャーがどうのこうのと・・・もし見つけても見ないふりをしてあげてね、と言われたのですか、トレジャーとは何なんでしょうか?お宝??」
俺はダイヤの発言に盛大にすっ転ぶこととなってしまった。お袋~~~~~~~~~っ!!!!
そのあとは心配するダイヤをなだめながら別れるまでなんとかトレジャーについてごまかすはめになったのは言うまでもないだろう。マジで恨むぜお袋・・・・。
そうそう、ダイヤの作ってくれたご飯は夜にちゃんとおいしく頂きました。さすがお嬢様、きちんとその辺は躾されてるのかめちゃめちゃおいしかったです。
ダイヤ様の口調が難しいですね( ̄◇ ̄;)
文章もあまり纏まってないような( ̄◇ ̄;)
でも、まったり頑張ります(⌒▽⌒)