俺は今、これまでの人生で最大の悩みを抱えていた。
時は12月23日・・・12月と言えば恋人達にとって最大のイベントと言っても言いであろう『クリスマス』がある。クリスマス・イヴを翌日に控え、去年までの『クリボッチ』を迎えていた俺とは違い今年は・・・と言うか、人生で初めて彼女のいるクリスマスを迎える事になる俺はダイヤへのプレゼントで悩んでいたのだ。
ダイヤと初めてのクリスマス、ダイヤが喜んでくれるものをプレゼントしたいんだけど、一体何を送ったらいいものやら・・・。ダイヤにプレゼントなんて子供のころ以来だし、なによりあの頃はお小遣いで買える範囲と言う事で、ダイヤの好物のプリンとかを買ってあげていたけど、流石に今はねぇ・・・。ダイヤの事だから有名店のプリンでも買ってあげたら滅茶苦茶喜びそうだけど、折角だからちゃんとしたものを渡したい!!
「と、言う事で・・・。よろしくな果南♪」
「何が『と言うわけ』なんだかわからないんだけど・・・」
「だから、ダイヤへのクリスマスプレゼント選びを手伝ってもらうって話♪」
「いや、初耳なんだけど・・・」
「おう、言ってないからな。」
「なんでそんなに自信満々に言うかなぁ・・・。てゆうか今さっき、たまたまここで会っただけだよね?」
そう、俺はダイヤのクリスマスプレゼントを探す為町に出てあちこち回っていたところ、たまたま買い物に来ていた果南と遭遇したので、プレゼント選びのアドバイザーとして果南を巻き込んだのだった。
「まぁまぁ。ここで会ったのも何かの縁。俺を助けると思って頼むよ~。」
「えぇ~、どうしようかなぁ?」
「手伝ってくれたらなんか奢るからさぁ!!」
「ならグランマさんのケーキで手を打とう♪」
果南はそれを待ってましたと言うような笑顔でOKしてくれた。まぁ、なにかお礼はするつもりだったからいいけど、上手い事誘導されたような気がしてなんか悔しい気がする・・・。
「で、プレゼントを探してるって言ってたけど、候補はあるの?」
「まぁ一応な。」
「ちなみに何にするつもりなの?」
「ありきたりだろうけど、アクセサリーかな。ブレスレットとかネックレスとかネットで調べてたんだけど、よくわかんなくてさぁ・・・。」
「まぁ、写真と実物とじゃ印象も違うだろうしね。それじゃ、とりあえずアクセサリーショップに行こうか♪」
「おう!」
こうして俺と果南はアクセサリーショップを巡りダイヤへのプレゼントを探し回ったのだった。
「で、まず最初の店舗に到着したわけだけど・・・色々あり過ぎてよくわからん・・・。」
「しっかりしてよ悠君・・・。そんなんじゃ何のためにここに来たんだかわからないじゃない・・・。」
「そうは言うけどさぁ、確かにネットで見るよりは物は良くわかるけど、なんつうかイメージがわかないと言うかさぁ・・・。」
「そんなこと言ったてどうするの?」
まいった・・・本当にまいった・・・。これを着けるとどんな感じになるのか想像できん・・・。洋服とかなら試着できたりマネキンがあったりで想像しやすいんだけど・・・。ん?試着?
「あ・あの~、すみませ~ん。」
「はい、何でしょうか?」
「えっと、ここにある物って着けてみたりする事って出来ますか?」
「はい。大丈夫ですよ。どれがよろしいですか?」
「え~っと、これとこれと・・・後これ、いいですか?」
「かしこまりました。少々お待ちください。」
「ねぇ悠君?これどうするの?」
「どうするも何も、果南も聞いてた通り試着だ。」
そう、イメージが出来ないのならイメージしやすくすればいいのだ。と言うわけで店員に試着したい物を取り出してもらい。試着してもらうことにしたと言うわけだ。
「と言うわけで試着だ。」
「悠君が?」
「果南が!」
「Me?」
「You!」
「・・・えぇ!?な・なんで私が!?悠君がすればいいじゃんっ!!」
「いや、俺がしたって客観的に見られないし意味ないだろ?」
「それはそうだけど・・・」
「それにダイヤと背格近いからイメージしやすいんだよ。」
「はぁ、しょうがないなぁ・・・。ケーキもう一つ追加ね。」
うぐっ・・・。お金大丈夫かな・・・。まぁ、最悪足らなかったら逃げよう!!うん、そうしよう!!
「りょ、了解です・・・。」
俺はこうして果南にお願いして、気になるアクセサリーを着けてもらい、ダイヤが着けているところを想像しつつ、果南に着けた感じとかデザインはどうか?とかを話しながら数店の店を回り、その中で俺も果南もこれが一番いいと思う物が同じだったので、ピンクゴールドのハート型のペンダントを買うことにした。
買ったペンダントをきちんとクリスマスプレゼント用にラッピングをしてもらい、俺と果南は店を後にして、ケーキ屋グランマヘ向った。
「いやぁ、なかなかしっくりくる物がなかったけど、なんとかいいものが買えてよかったよ♪」
「感謝してよね?自分の買い物に来ただけなのに悠君の買い物に長々付き合わされるは、店員さんに彼女に間違われるは、散々だったんだからね?」
「だから悪かったって。マジで感謝してるよ♪今日は本当にありがとうな♪お礼に約束通りケーキをごちそうさせていただきます。」
「うむ、良気にはからえ。」
『ぶっぶ~ですわっ!!!!!!』
「ん?」
「どうかしたの悠君?」
「いや、今ダイヤの声がしたような・・・。」
「そう?わたしは聞こえなかったけど?」
「なら気のせいかな?」
でも確かに聞こえたような・・・。本当に気のせいかな・・?
「ホント悠君の頭の中はダイヤの事ばっかりだよね?」
「そうかな?」
「そうだよ。あ、ほらグランマさんに着いたよ!早く入ろう♪」
「あ・あぁ。」
そんなこんなで俺と果南はグランマでケーキを食べて別れた。しかし果南の野郎2個って約束だったのに3個も食いやがって・・・。明日のデート代大丈夫かなぁ・・・。まぁ最悪は食費を切り埋めれば何とかなるかな?
それにしても今日は疲れたぁ。でも、その甲斐あって可愛い物も買えたし明日が楽しみだ♪ダイヤはこのペンダント喜んでくれるかな?喜んでくれたらいいなぁ♪
この時ダイヤがどんな思いでいるのか俺は知る由もなく、ただダイヤの喜ぶ顔を想い浮かべながらこの日は眠りに着いた。
いかがだったでしょうか?
初2話同時投稿です♪この二人の運命やいかに?w
この続きは24日に上げられるよう頑張ります♪
そしてアニメ二期は3年生たちの話がとても丁寧に書かれていていいですね♪廃校が決定したあたりから毎話泣かされていますw
でわでわ、宜しければ次も読んでやってください♪