追伸・登場人物の人相などは皆様の想像にお任せします。
『キャアアアアア!』
悲鳴がする方へ視線を向ければ数人の人影が見える。一人は身なりの整った少女とその周りを囲う様に少女とは真反対な汚い身なりをした野郎が三人……どう見ても婦女暴行の現場です。マジであるんだな流石ファンタジーってところか?
「どう見ても婦女暴行の現場に遭遇したよな俺達」
「その様ですね……どうします?」
「どうしますって流石に見過ごせないですよ。助けないと」
「まあ、そうなるよな」
唯の盗賊なら向こうの戦力は近距離前衛が三人、こっちは近一後方支援一、オールマイティ一のバランスの取れたパーティー。
定石ならプリーストさんが前衛にバフをかけて、俺が勇者を援護しつつ、敵がプリーストさんに近づく前に倒すこと専念すればどうにかなる。だが、この作戦はプリーストさんがバフを使える、勇者が壁役を演じられることを前提とした作戦のため実際にバフの様なスキルを持ってるかは知らない。だから本人に聞く。
「プリーストさんは筋力アップなどの魔法を使えたりしますか?自分は攻撃に特化しすぎてその辺りの魔法は全くでして」
「ごめんさない。私もその様な魔法は…怪我を治したり、解毒したりはできるんですけども……」
「……わかりました。では、プリーストさんは俺の背後に、勇者は前衛を、俺はプリーストさんの壁役と勇者の援護をします」
「「わかりました」」
「キャアアアアア!(筋肉様ハリーハリーハリー!)」
「ウヒヒヒお嬢ちゃん叫んでも誰も来ちゃくれないよ」
「フヒッ!……帰りたい」
「お嬢後でご褒美を!(お前ら真面目にやれ!)
へぇ、あれが報告にあった筋肉様か。とりあえず第一段階はクリアかな?後は頭の良さと漢らしさと……まあ、最悪手足縛って肉奴隷にでもすればいいや。しかし、あの巨体と腕の筋肉を見る限る凄い鍛えているみたいだ…締まりもいいんだろうな。
「僕はユビツ・メール王国の勇者だ!そこの盗賊達怪我をしたくなければ今すぐにその子からはなれろ!」
勇者だと?こいつは運がいい。まさに鴨がネギを背負ってやってきたってやつだ!見た所プレートアーマーとロングソードはあまり傷ついてない。下っ端に使わせるか売り飛ばすかすれば25Gくらいにはなる。プリーストの方は用がないから下っ端達の慰み者にでもなってもらおう。
「お願いです!た、助けて下さい!(テメエら確りヤレよ!)」
「ああ?勇者だぁ⁉︎へっ!そんな貧弱な装備でオレ等に勝てると思ってんのか?」
「野郎はさっさと殺してプリーストちゃんで楽しもうぜ!」
「滾りますな」
向こうは勇者一人に丸腰の筋肉ダルマ、プリースト一人のパーティー。こっちは並の剣士や騎士くらい簡単に倒せるヤツを選んで連れて来たんだ。それに最終手段のボクも居るどう考えても負ける訳がない。
そう思っていた。
「んじゃさっさと吹っ飛ばして先に進もうぜ」
「ちょっと待って下さい魔法使い様…相手が盗賊とはいえ流石に殺すのは」
「私も血を見るのはちょっと……」
この発言に転けそうになった。が、なんとか踏み止まり「え?なに言ってるの?僕わからない」と言う想いを込めた視線を送るが勇者は盛大に勘違いをしだした。
「なるほど最初から殺生をする気は無いと、そういうことですね!」
「流石は魔法使い様。私たちが言う必要がなくともことの理解をしてたんですね」
「お、おう!」
まさか、今後もこういう状況になっても殺生はダメッ!て言うつもりか?
「ケッ!なに甘っちょろいこと抜かしてんだ!これだから勇者ってヤツは好きになれねえ……お前ら囲んで袋にしちまッッッッッ⁉︎」
「「あ、兄貴ィ!」」
盗賊三人の内のリーダー格が股間を抑えながら泡を吹いて倒れた。
「48の
「ま、末代祟り⁉︎」
「この魔法はかけた相手に獣の霊を憑かせ末代まで呪う私も滅多に使うことのない魔法だ」
「な、なんて恐ろしい魔法なんだ!」
その後も続いた48の(ry。その場に立っている者は女性、魔法使い(笑)と勇者のみ……盗賊達は皆、白目を剥いて泡を吹き股間を湿らせていた。
閑話 タマヒュン
魔法使い(笑)「『末代祟り!末代祟り!ヒャッハハハハハハ!」
勇者・お嬢?「「ヒェッ……」」
プリースト「?なんで勇者様とお嬢さんは内股になっているのでしょう?」