僕と紅魔郷とスカーレット姉妹   作:ゆっくり翼

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第十一問 戦後対談

「さて、貴方達に提案があるのだけど……」

 

一騎討ちが終わってFクラスの人達が項垂れている中、レミリアがFクラスの人達に声をかけた。

因みに雄二が陣地に戻った途端、殆どのFクラスの人達が雄二を負けたからってボコボコにしようとしていたから、皆で気絶させて縛っておいた。

 

「その前に約束、守ってもらうわよ」

 

約束? あぁ、あの命令権か。

 

「じゃあまず一回戦ね」

 

一回戦というと僕達か。

 

「あきひさ、ちょっといい?」

 

「何?」

 

「あきひさはちるのに命令して。

わたしはあの女に命令するから」

 

あの女? もしかして島田さんのことかな?

まあ確かに僕が命令しても島田さんは聞きそうにないからなぁ。

 

「分かった」

 

とは言ったものの何にしようかなぁ?

……そうだ。

 

「チルノさんって呼んでいい? 名字だとイスアードさんの妹とかぶって紛らわしいからさ」

 

「OKよ」

 

うん、これでよし。

さてフランの方は―――

 

「何でよ!?」

 

突然島田さんの怒声が聞こえた。

ちょっ、何事!?

 

「いつもあきひさを傷つけるからだよ」

 

「それは全部吉井が悪いんじゃない!」

 

「とにかく命令はしたよ」

 

フランがこっちに戻ってきた。

 

「何を命令したの?」

 

「あきひさの為になる命令だよ」

 

僕の為? どういう意味だろう?

 

「次は二回戦よ」

 

二回戦は……久保くんか。

久保くんの方を見ると明らかに悩んでいた。

 

「無かったら保留でもいいわよ」

 

へぇ、保留でも良かったのか。

 

「じゃあ保留で」

 

「じゃあ次は三回戦ね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「最後に七回戦ね」

 

あの後、命令の内容が次々と決まった。

 

秀吉は保留。

まぁ身内への命令ってあまり思いつかないよね。

 

瑞希ちゃんは名前で呼びあうことを命令。

その時、イスアードさんは嬉しそうに微笑していた。

 

康太は一回だけ写真を撮らせることを命令。

工藤さんが気に入ったのかな?

 

霊夢は自分が食糧難の時に紅魔館に招くことを命令。

いや、食糧難じゃなくても勝手に来てたよね!?

 

魔理沙は本の返却期間を延ばすことを命令。

……いや、結局返してくれないじゃん。

 

そして、今は七回戦の番だ。

さて霧島さんはどんな命令をするんだろう?

 

「……雄二、後で私とデートに行こう?」

 

へぇ、雄二とデートか。

……え?

 

「えぇぇぇぇぇ!?」

 

霧島さんって雄二のこと好きなの!?

全然知らなかった……

 

「付き合ってとかじゃ無くていいのか?」

 

「……うん、去年 『俺が答えを出すまで待っていてくれ』 って言われたからその時まで待つ」

 

「……すまん翔子、一学期中には必ず答えるからな」

 

「……うん」

 

雄二がどんな答えを出すか分からないけど、もしその答えによって雄二と霧島さんが付き合うことになったら僕は心から祝福してあげよう。

とまぁ驚くことはあったけど、これで試召戦争は終了―――

 

「で、提案は何だ?」

 

あっ、提案のこと忘れてた。

どんな提案何だろう?

 

「こちらの要求を一つだけのんでくれたら設備を下げなくてもいいわ」

 

その言葉を聞いてFクラスにざわめきが生じる。

まぁ一つの要求だけで設備を下げなくても良いって言われたら驚くよね。

 

『要求? もしかして俺に告白か!?』

 

『いや、俺だろ』

 

『俺に決まってんだろ』

 

……馬鹿ばっかりだ。

 

「要求は何だ?」

 

「それは、坂本、土屋、木下、博麗、霧雨、イスアード姉妹、ブライト以外のFクラスの人は今までの罪を本気で悔い改めない限りAクラスの人と関わるのを禁止することよ」

 

『何ぃぃぃぃぃっ!?』

 

Fクラスから悲痛な叫びが上がる。

まぁ結構キツイ条件だよね。

 

「因みに破ったら放課後一週間補習ね」

 

一週間補習か、確かにキツイね。

 

『坂本、俺らのことは構わない、だからその要求を破棄するんだ』

 

『そうだそうだ、俺達は設備が下がっても元気でやっていけるぞ』

 

Fクラスの人が言っていることは格好いいけど本音が見え見えな言葉を雄二に伝えている。

さぁ、雄二はどう答える?

 

「分かった、その要求をのもう」

 

『坂本ぉぉぉぉぉ!』

 

あぁ、うん分かってた。

 

「交渉成立ね」

 

取り敢えずこれで試召戦争は終了だね。

 

「……じゃあ雄二、行こう?」

 

「あぁ」

 

霧島さんは雄二と腕を組みながら教室を出ていった。

これは雄二と霧島さんが付き合うのも時間の問題かな?

さて、授業もないし帰るか。

 

「あきひさ」

 

僕が帰る準備をしていると、フランが声をかけてきた。

 

「何?」

 

「見たい映画があるんだけど一緒に観に行かない?」

 

「行くよ」

 

「じゃあ、行こう」

 

こうして僕はフランと一緒に映画館へ行くことになった。

 




フランの島田への命令の内容は『明久に近づくな』です。
レミリアの要求とかぶってしまいましたがね……

次回は明久とフランのデートを予定しています。
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