僕と紅魔郷とスカーレット姉妹   作:ゆっくり翼

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皆さんお待ちかね?の明久とフランのデートです。
僕の技術の限界で甘々に見えないかもしれませんが、一応ブラックコーヒーの用意をしておいてください。



第十二問 デート

あれから数十分後、僕らは映画館に着いた。

 

「それで観たい映画って?」

 

「あれ」

 

フランの指差す先には告知用のポスターが。

そのポスターには男の子と女の子が互いに背を向いて立っている、ステンドグラス風の絵が描かれていた。

あぁ、今話題の映画か。

ん? ポスターの近くにいる人って……

 

「雄二と霧島さん?」

 

「ん、明久か?」

 

やっぱり雄二と霧島さんだ。

 

「雄二も映画を見にきたの?」

 

「まぁそうなんだがちょっと問題が発生してな」

 

問題?

 

「翔子のやつ、見る映画を決めてなくてな、で今決めてるところだ」

 

「……ごめんなさい」

 

「いや、別に気にしてないからな」

 

成る程、だったら……

 

「ねぇ雄「じゃあわたし達と一緒に映画を観ようよ」二……」

 

先に言われた!?

 

「お前らは何を観るんだ?」

 

「これだよ」

 

僕は近くのポスターを指差した。

 

「あぁ、昨日CMでやってたあれか。

…………よしっ、じゃあ一緒に観るか。翔子は構わないか?」

 

「……うん」

 

それを聞いた僕はフランと一緒にチケットを買いにチケット売り場へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いやぁ、結構面白かったね」

 

「うん!」

 

「……最後は感動した」

 

「まぁ確かにあの終わり方は結構良かったな」

 

映画を見終えた僕達は、大通りを歩いていた。

と、そういえば

 

「この後雄二達はどうするの?」

 

「デパートに行くつもりだ」

 

デパートか、別に買いたい物とかは無いしなぁ。

 

「フラン、どうする? 僕はどっちでもいいけど」

 

「んー、今日はいいや」

 

じゃあここでお別れかな。

 

「じゃあね、雄二、霧島さん」

 

「またね、ゆうじ、しょうこ」

 

「じゃあな」

 

「……また明日」

 

僕達は交差点で雄二達と別れた。

さて、これからどうしよっか?

 

「フラン、これからどう―――」

 

その時何かが鳴る音がした。

発生源を見るとフランが顔を赤くして腹を押さえていた。

そういえばもうお昼だね。

 

「お腹すいたし、昼食にしようか」

 

「うん」

 

僕達は近くにあったファミリーレストランに入り、適当な席に座り、メニューを見た。

んー、美味しそうだしこれにするか。

 

「フラン、決めた?」

 

「うん」

 

呼鈴で店員さんを呼んで、僕は豚カツ定食を、フランはハンバーグ定食を注文した。

店員さんが戻りしばらくすると注文した物が机に並べられた。

 

「「いただきます」」

 

ご飯を食べる前の伝統的な挨拶を済ました後、僕らは食べ始めた。

 

 

 

「それにしてもあの兄妹可哀想だったね」

 

「そうだね、最終的にハッピーエンドになるからいいけどそれまでは目の前で父が殺されたり母が道具として使用されたりするところを目撃したりと散々な目にあってたよね」

 

フランと映画の感想を話している最中、ふとフランの食べてるハンバーグが目に入った。

……写真で見るよりか美味しそうだなぁ。

 

「あきひさ?」

 

「あ、いや、ハンバーグが美味しそうだなあと思って」

 

「一口食べる?」

 

「あ、うん」

 

なんて優しいんだ、後で豚カツを一切れあげよう。

フランはナイフとフォークを使ってハンバーグを一口サイズに切る。

それをフォークで突き刺して

 

「明久、あーん」

 

そのまま僕の方に向けてきた。

って、えぇぇぇぇぇっ!?

 

「ちょっ、フラン、それは流石に恥ず―――」

 

「食べないの?」

 

フランが上目遣いでこっちを見てくる。

くっ、そんな目で見られたら食べるしかないじゃないか!?

 

「あ、あーん」

 

僕は覚悟を決めてそれを食べた。

……うん、美味しい。美味しいけど……やっぱり恥ずかしい。

 

「ん?」

 

よく見るとフランの頬にソースが付いてたよ。

まったく、しょうがないなぁ。

 

「フラン、ちょっといい?」

 

「ん?」

 

フランが食べるのを止めた隙に僕はナフキンでそれを拭いとった。

 

「ふにゃっ!?」

 

「フラン、頬にソース付いてたよ」

 

「あ、ありがとう」

 

その後僕らは少量の会話をしながら昼食を終えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ありがとうございました」

 

会計を終えて店を出ると

大量のカッターナイフが飛んできた。

 

「って危なぁぁぁぁぁ!?」

 

僕はとっさの判断でフランを抱き抱えて右へ倒れこむ、直後その上をカッターナイフが次々と通り過ぎた。

ちょっ、一体何事!?

 

『異端者には死の鉄槌を!!』

 

「吉井、覚悟しなさい!」

 

覆面集団!? それに島田さんも!?

てか

 

「僕何かした!?」

 

『―――罪状を読み上げろ』

 

『はっ。須川会長。えー、被告、吉井明久(以下、この者を甲とする)はフランドール・スカーレット(以下、この者を(21)とする)に対して強制的に猥褻行為を働いていたところを我らが同胞が確認。現在に至る。今後、甲と(21)の関係に対して充分な調査を行った後、甲に対して然るべき対応を―――』

 

『御託はいい。結論だけを述べたまえ』

 

『イチャイチャしていたので羨ましいであります!』

 

『うむ。実に分かりやすい報告だ』

 

ただの嫉妬じゃないか!?

 

「吉井、ポッキリと話を聞かせてもらうわよ」

 

「話を聞くのにその擬音はおかしくない!?」

 

くっ、十人ぐらいだったら平気だけど流石にこの人数は倒すのに骨が折れる。

こうなったら……

 

「三十六計逃げるに如かず!」

 

僕はフランを抱き抱えて逃げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『吉井が逃げたわよ!』

 

『吉井ぃ、待ちやがぶほぉぉぉ!?』

 

『横溝ぉぉぉぉぉ!?』

 

『ここから先は行かせないわ。

殺るわよ、咲夜』

 

『了解です、お嬢様』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふぅ、何とか撒いたかな?」

 

後ろを確認しても誰もいない。

僕は取り敢えず立ち止まった。

 

「あ、あきひさ……」

 

フランが恥ずかしそうにしている。どうしたんだろう?

あっ、これお姫様だっこだ。

 

「ご、ごめん!」

 

僕は急いでフランを降ろした。

 

「あ、えっと、べ、別に気にしなくても大丈夫だよ!」

 

「あ、うん、ごめん……」

 

「……」

 

「……」

 

そして僕らは互いに無言になった。

き、気まずい……

こんな時何を言えばいいの!?

 

「あ、えっ、えっと、あ、あれに入ろうよ」

 

フランが指差す先にはゲームセンターが。

フランナイス!

 

「あ、う、うん、そうしよっか」

 

僕らはこの雰囲気を解消するためにゲームセンターに入った。

 

入ってまず目に入ったのは曲に沿って太鼓を叩いて点数を競うゲーム、『太鼓の鉄人』だった。

……この名前を聞くと西村先生を思い出すのはナンデダロウナァ?

 

「あきひさ、あれをやろう」

 

「分かった」

 

ゲームにお金を入れて、対人を選択。そのまま曲を決めてって一個ずれちゃった。

ってあれ? 確かこの曲は太鼓の鉄人屈指の難易度を誇る『最終鬼畜―――』

 

「あきひさ、始まるよ!」

 

「ちょっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

曲が終わると同時に僕は崩れ落ちた。

うぅ、腕と精神が凄い疲れた……

てかこの曲鬼畜すぎるよ、フルコンボ達成出来る人絶対にいないでしょ……

 

「やったぁ!」

 

隣にいた……

 

 

 

 

 

その後も僕達はゲームセンターで遊んだ。

そして僕達がゲームセンターを出る頃にはもう日が暮れていた。

 

「あきひさ、ありがとね」

 

そう言うフランの手には今日見た映画の頭に赤いボンボンが付いたマスコットキャラのぬいぐるみがあった。

クレーンゲームでフランが欲しそうに見ていたから取ってあげたのだ。

 

「気にしないでよ、簡単に取れたからさ」

 

とは言うものの、一発で取れたのは正直奇跡だと思っている。

 

「あきひさって優しいよね」

 

「そんなこと無い、普通だよ」

 

正直言って僕よりか優しい人はたくさんいると思う。

 

「むぅ、そんなに謙遜しなくていいのに」

 

「いやいや、事実でしょ」

 

そういう会話をしているうちにいつの間にかいつもの帰り道に来ていた。

 

「あきひさ、靴ひもほどけてるよ」

 

「えっ、本当?」

 

全然気付かなかったよ、直しておこう。

僕は靴ひもを結び直すために屈んだ。

ってあれ? 今履いてるのって革靴―――

 

「ん」

 

その時、頬に一瞬だけ柔らかい何かが当たった。

って今のって……

 

「フ、フラン、い、一体何を―――」

 

「遅いよあきひさ、置いてっちゃうよ」

 

「っていつの間にかに遠くに!? ちょっ、ちょっと待っててよ!」

 

僕は少し離れているフランの元へと走った。




ピクピク

明久「えぇー……」

ガチャ

フラン「お邪魔しまーす! ってあれ? 何で作者は満身創痍なの? そしてあきひさは何を持ってるの?」

明久「あっ、フラン。 実は作者がコーヒーと麺つゆを間違えたみたいで……」

フラン「あぁー、成る程」

明久「それで作者が倒れる前に『後書きを頼んだ』って言いながら台本を渡してきたんだよ」

フラン「随分分厚いね……わたしも手伝おっか?」

明久「いや、僕1人でも大丈夫だよ。
えっと、次回から後書きで質問返答コーナーをやる予定です!
質問は何でもいいですが、作者が答えられない質問は採用しません!
皆、質問待ってるよ~。
……あれっ、終わり⁉」

フラン「えっ、あんなに紙があるのに⁉」

明久「うん、後の紙全部白紙だった……」

フラン「……」

明久「……」

フラン「……じ、次回予告しないと!」

明久「えっ、あっ、そうか!
えっと、次回は前言っていた総合UA一万突破記念の番外編をやる予定です!」

フラン「内容はとあるCMのパロディネタらしいよ!
それじゃあ次回も」

『ゆっくりしていってね‼』
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