僕と紅魔郷とスカーレット姉妹   作:ゆっくり翼

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バカテスト
現代国語

問『[生命が感じられない様子]という意味の言語を漢字二文字で答えなさい』



十六夜咲夜の答え
『無機』

教師のコメント
正解です。やはり十六夜さんは優秀ですね。


吉井明久の答え
『死体』

教師のコメント
確かにそうですが……


フランドール・スカーレットの答え
『乱暴に扱いすぎて壊れてしまった所々に赤色の何かが付着している玩具』

教師のコメント
…………



第二問 自己紹介

「皆さん進級おめでとうございます。私はこの二年A組の担任、高橋洋子です。よろしくお願いします」

 

あの後すぐ高橋先生が来て、HRが始まった。

 

「まずは設備の確認をします。ノートパソコン、個人エアコン、冷蔵庫、リクライニングシートその他の設備に不備のある人はいますか?」

 

これであったらその人は余程のお金持ちかキチガイでしょ。

 

「参考書や教科書などの学習資料はもとより、冷蔵庫の中身に関しても全て学園が支給致します。他にも何か必要なものがあれば遠慮などすることなく何でも申し出てください」

 

右隣から紅茶の香りが漂ってくる。

見ると、レミリアの所にあるコップに咲夜が紅茶を淹れていた。

そして左隣ではフランがタケノコの形をしたお菓子を食べていた。

……いやいや、いくら何でも使うの早くない?

因みに席は自由らしいので

レミリア、咲夜、僕、フラン、瑞希ちゃん

てな感じに座っている。

 

「では、はじめにクラス代表を紹介します。霧島 翔子さん。前に来てください」

 

「……はい」

 

へぇ、クラス代表って霧島さんだったのか。

 

「……霧島 翔子です。よろしくお願いします」

 

う~ん、やっぱり綺麗な人だね。まぁ好みではないけどね。

 

「Aクラスの皆さん。これから一年間、霧島さんを代表にして協力し合い、研鑽を重ねてください。これから始まる戦争で、どこにも負けないように」

 

その言葉を聞いて僕は去年のクラスメイトを思い浮かべた。

多分あいつは今年絶対にAクラスに宣戦布告をしてくる。

その時はお互いに悔いが残らないように全力で戦おう。

 

「次に自己紹介を始めましょう。それでは、出席番号一番の方からどうぞ」

 

僕に何かが差し出される。

よく見るとそれは紅茶だった。

 

「ありがとう咲夜」

 

咲夜に礼を言ってから、それを一口飲む。

うん、美味しい。

いつもこうならいいんだけどたまに変なの入れるんだよなぁ咲夜は。

 

「―――です。よろしく」

 

と、僕の番か。

 

「吉井 明久です。趣味は料理です。よろしくお願いします」

 

そこまで言って座ると、あちこちから声が上がった。

 

『おいおい、吉井って観察処分者だろ。何で此処にいるんだ?』

 

『カンニングでもしたんじゃないか?』

 

『自分のクラスが分からないぐらい馬鹿なんじゃない?』

 

むぅ、想像の範囲内とはいえさすがにむっとくるなぁ。

まぁ気にしない気にし―――

 

「あきひさを馬鹿にするな!!」

 

近くから机を叩く音と椅子が倒れる音がした。その方向を見ると、フランが怒りの形相で立ち上がっていた。

 

『ひっ!?』

 

ヤバい、クラスメイトが怖がっている。これは早く止めないとフランに友達が出来なくなる。

 

「フラン、落ち着いて」

 

「あきひさ! でも!」

 

「いいよ、僕は気にしてないし」

 

去年から散々言われてたからなれちゃったんだよね。

僕が本当に気にしてないことが分かったのかフランはしぶしぶと自分の席に座った。

 

「怒ってくれて有り難うね」

 

僕はフランの頭を撫でた。

フランは頭を撫でられるのが好きみたいで、特に僕がやるとどんなに気持ちが高ぶっていてもたいがいすぐに落ち着く。

 

「ふにゃー」

 

こんな風に。

 

「皆さん、私達がカンニングを見逃すわけありません。吉井君は自分の実力でAクラスに入ったのですよ」

 

高橋先生がフォローしてくれた。

 

『これは悪いことを言っちゃったなぁ』

 

『後で謝っておこう』

 

『何かの間違いだろ』

 

クラスメイトも納得してくれたみたいだ。まだ納得してない人もいるみたいだけど。

 

「では自己紹介を続けてください」

 

高橋先生のその一言で自己紹介は再開した。

 




レミリア達がどんな自己紹介をしたのかは皆さんのご想像にお任せします。

次回はFクラスの様子です。
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