NARUTOの特典を得た男が間違って白兎に憑依した!? 作:▢▢さん
あの後、俺は
それは廃墟になっている教会を改築することだ。
今まで使っていて大丈夫だったとは言っても崩れないとは言いきれない、だから俺は最初に改装をする事を
まず最初に影分身の術で数十体の分身を作りだして教会の中に散らばっている瓦礫や長椅子を撤去していく。
その際、作りだした大量の影分身を見たヘスティア様は驚きのあまりひっくり返ってしまったけど・・・。
撤去作業を終えると、その際隠し部屋の中の家具も全て外に出しておく。
それらが終わると、俺は頭に疑問符を浮かべながら見てくるヘスティア様を横目にパンッと手を合わせて術を発動させる。
『塵遁・原界剥離の術』
その瞬間、両手から作りだされた教会を覆う程の巨大な立方体のブロックが跡形も無く教会を分子レベルまでに塵にした。
その光景を間近で見ていたヘスティア様はあんぐりと口を開きながら呆気に取られていた。
教会を塵にした俺は次に印を結び、この術を発動させる。
『木遁・四柱家の術』
その瞬間、大量の木が地面から勢い良く生えると同時に組み立てられていき、廃教会があった場所にあっという間に巨大な城が出来たのだった。
「ヘスティア様、新しい
振り返りながらそう言うと、ヘスティア様はハッと気を取り戻してこう言って来る。
「ベル君、これが君の言っていた『術』というものなのかい?」
「あぁ、まだ他にも色々あるけどな。」
俺がそう言うと、ヘスティア様は目をキラキラさせながらこう言って来る。
「見せて貰っても良いかな、君の力を。」
もっと『術』を見たいと言って来るヘスティア様に対して俺はこう言った。
「それはいいけど、俺はホームに家具を入れたら今からダンジョンに行こうと思ってるから今度見せるって事じゃダメか?」
俺の一言にヘスティア様はこう言って来る。
「それもそうだね、君は冒険者になる為に来たんだもんね。行って来なよ。」
ヘスティア様の言葉を聞いて、俺は影分身を作って家具を全て設置してホームに色々改造してからダンジョンにへと向かうのだった。
ダンジョンに向かう途中、俺は装備を整える為に人気のない場所にへと入っていく。
そして、完全に人の気配が無くなると俺は右眼の万華鏡写輪眼を開眼させ、神威を発動させて武器を取り出す。
神威の時空間から草薙の剣のみを取り出して腰の後ろに差し、ダンジョンの中にへと入っていくのだった。
ダンジョンに入ると、5メートル先に
「これが神々の恩恵の力か・・・。」
俺はそう呟きながら剣を鞘に納めてからゴブリンから魔石を抜き取り、神威の時空間にへと収納をする。
そして、俺は上層の
襲い掛かってくるモンスターだけを倒して魔石を回収していると気が付けば、俺は中層の十七階層まで下りていた。
まぁ、この階層のモンスターも俺の敵ではないが油断は出来ない。
何故なら、いつ
そう思いながら先に歩を進めていると、前方から誰かが現れる。
「待て」
俺に向けてそう言ってくる人物は【フレイヤ・ファミリア】首領にしてlevel7の冒険者・オッタル。
転生の際に戦闘能力を希望し受け取った俺とは違い、この迷宮に挑み続け今の座まで上り詰めた
俺は目の前に現れたオッタルにこう問いかける。
「【
「俺はただ
俺が問いかけると、オッタルは静かでありながらハッキリとした口調でそう告げながら得物である大剣を向けて構える。
それに対して、俺も腰の剣を鞘から抜き放つと同時にオッタルに向けて構える。
対峙する両者は
睨み合う両者の静寂は続いている。
それはヘタに攻撃を仕掛ければ痛い深手を負わされる事を理解しているからだ。
すると、どこからか何かが砕ける音がした。
その瞬間、大剣と長剣が激しい金属音を響かせぶつかり合う。
小細工無しの渾身の踏み込みから放たれる知覚する事を許さない神速の袈裟斬り、その刃はオッタルに向かっていくが・・・。
「温い」
その一言と共に剛腕から放たれた斬り払いによってギャリリッと音を鳴らしながら鍔迫り合いにへと発展する。
だが、その鍔迫り合いは僅かな間で終わってしまう。
理由は互いの力によって剣同士が弾かれてしまったからだ。
両者は弾かれて空いた間の先にいる相手を見据えながら剣を互いに構える。
そして、両者が再び刃を交える。
「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!」
ダンジョンに
咆哮と同時に両者の全力を込めた怒濤の剣戟によって生まれた火花が周囲に激しく散る。
両者の周囲は正に災害と言うには相応しいだろう。
どちらも一歩も譲る事無く身体に細かな傷を負いながらも攻撃の手を緩めることは無い。
その激しさはダンジョンが悲鳴を上げるほどに激しい。
だが、その戦いは終わりを迎えることになった。
肉体の限界を迎えてしまったからだ。
普通ならば肉体の限界が来ることは無いだろう、普通ならば。
相手が
それもあるのか、己の得物を正面に構え最後の力を振り絞って渾身の一撃を放つ!!
「「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!」」
互いの刃が交差し、入れ替わるように立つ。
その瞬間、両者の身体から血飛沫が噴きだす。
オッタルは右肩からかけて左脇腹までの裂傷、俺は反対の左肩からかけて右脇腹までの裂傷。
傷口からは夥しいほどの血が流れだしている。
すると、後ろにいるオッタルのいた方角から何らかの薬品が入った瓶が投げ込まれてくる。
俺が視線を移すと、そこには俺の負わせた傷は無く自分の足で立つオッタルの姿があった。
「どういう・・・つもり・・・だ。」
俺がそう問いかけると、オッタルは淡々とした口調で答えてくる。
「言ったはずだ、俺はお前を殺しに来たのではない。あの御方の命でお前を試しに来たのだと。だから、その命を達成した今俺がどうしようと関係ない。」
「・・・そう・・・かよ。」
オッタルの言葉を受けて俺は瓶に入った薬品を一気に飲み干すと、オッタルから受けた傷は跡形もなく消えていた。
俺は身体の具合を確かめながら立ち上がり、地面に転がっている草薙の剣を鞘にへと戻すと同時にオッタルの方を向くと、こう言って来る。
「いずれ、貴様とは再び刃を交えることになるだろうな。」
「あぁ、俺もそう言いきれる確信がある。」
「「だからこそ・・・、次は勝つ!!」」
そう言い切る両者の眼は今にも相手を喰い殺そうとする獰猛な獣の眼をしていた。
オッタルはそう言い残した後に地上へと戻っていき、俺はその逆で十八階層にへと足を運ぶのだった。
戦闘描写は苦手だったのでうまく表現できているか分かりませんが、楽しんでいただけたら幸いです。
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