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遅すぎる。
「俺達の母校、第六中に出向、ですか?」
「なんでまた?」
少しずつ秋の肌寒さを感じ始めたある日の放課後、男子一同は楯無に呼ばれていた。
我関せず、と虚の用意したお茶を飲む一樹を横目に、一夏と弹は楯無から話を聞いていた。
「よくある課外授業よ。ISに関する知識を得たいからって、アチラの生徒会長からの要望でね」
「ブホッ!!??」
完全に唐突に吹き出した一樹に驚く楯無は不思議そうに、理由を察せれた一夏と弹は苦笑いで彼を見る。
「…おい楯無。その出向とやらに行くのは勿論教員だよな?」
縋るように楯無に聞く一樹。
疑問符を大量に浮かべながら、楯無はただ事実を告げる。
「いえ?教員も手が空いてないし、折角だから歳の近い先輩の話の方が良いってなって、私達生徒会が行くことになったわ。あとは、卒業生って事で一夏君達も呼ばれてるわね。あちらからの提案をまるまる呑んだ形よ」
「……あんにゃろう、やりやがったな」
一夏が行く、ということで護衛役である一樹が行かない訳にいかなくなってしまった。
「〜♪〜♪」
件の第六中の生徒会室では、亜麻色の髪を肩甲骨まで伸ばし、今年15歳にしては凸凹のハッキリした体躯の生徒会長、双葉梓がご機嫌に鼻唄を歌っていた。
「いやーダメ元で言ってみるもんだね♪」
「…まさか外部講師に、IS学園の生徒が採用されるなんて思いませんでした」
梓の隣、生徒会副会長の倉野絵麻(S.M.S倉野和哉の妹双子の1人)が、相方の行動と結果に驚く。
「(一樹さんを気に入る人って、どうしてこうもキャラが濃いのかな…あ、ある意味お兄ちゃん達もそうだった)」
自分の兄もそうだと言うことを思い出し、遠い目になる絵麻。
そんな絵麻に、興奮気味の梓が詰め寄る。
「ねえねえ絵麻ちゃん!一樹先輩って今は織斑先輩の護衛役なんだよね!?」
「う、うん。そうだけど…」
「じゃあさじゃあさ!織斑先輩が生徒会役員だって事はさ!織斑先輩がここに来る=護衛役の一樹先輩も来るって事だよね!」
「……」
「…なんでそこで黙るの?ねえ……」
絵麻は露骨に目を逸らす。なぜなら、和哉から
「なんか珍しく一樹がTOP7グループに○/○の護衛役だけ代わってくれって連絡して来たんだけど…もしかしてもしかする?」
と、昨日相談されたからだ。
TOP7の事だから、一樹の休暇がてら良いぞと言いかねない。
それを永い付き合いで分かっている絵麻は、梓に安心させてあげられる言葉を送る事が出来ない。
「…まさかさ、その日だけ護衛役を代わってとか言ってるの?」
「……」ダラダラ
「…へえ」
『助けて一樹さん!!お願いだから梓と会ってあげて今度お店のケーキ安くしてあげ』
こんな慌てたメールを、一樹宛に送った絵麻を責める事は、誰も出来ないだろう。
「……楯無、頼みがある」
絵麻のメールを見て、流石にその日護衛役を休むのを自重する事にした一樹。
となると、対策をたてなければならない。
「櫻井君が私に頼み?珍しいわね…協力出来るかは分からないけど、とりあえず聞かせて?」
「そこまで大変なことじゃない。その日限定で、雪を生徒会役員って事にして連れて行って欲しいんだ」
「……なんで?」
「雪がいてくれないと、今回はキッツイんだ…あっちの生徒会長のせいで」
いつも以上に疲れた顔の一樹を見て、それくらいならと楯無は手続きを済ませたのだった。
その日の夜、雪恵が一樹に聞いた。
『どうしてその子はそんなに一樹に執着するのか?』
と……
……元々、梓はよくいるステータス女子って感じで、男子たちを手玉に取り、一夏とステータスとして付き合おうとしてたんだ。
まあ一夏あんなだし、当時は……
だから、それは無かった。
それでも、アイツは諦めなかった。
『織斑先輩!お弁当作ってきたんですけどって、なんだ。櫻井先輩ですか』
『…アイツなら例のごとく体育館裏だ』
猫なで声で屋上に入ってきては、俺を見てガッカリするってのが2年前のお約束だ。
おっとセリー、過去の話だから手に火球を出して焼こうとするな。
まあ、一夏を狙うって事は、必然的に俺に弾とも面識を持つようになるんだ。
鳳?ああ、アイツは何故か梓が来る時はいなかったな。多分、ウマが合わないし、一夏の前で喧嘩して面倒起こすくらいなら〜とか考えてたのかもな。決して作者が台詞考えるのダルいからじゃないぞ?
…ゴホン、すまん取り乱した。
んで、なんだかんだ梓と知りあう訳だ。
ステータスのために結構努力する奴でな。中々ガッツもあって、ゲンさんと修行してるところまで付いてこようとするんだ。
…流石に鬱陶しくなるし、ゲンさんの迷惑になるから止めたけどな。
んで、ある日梓の自転車がパンクしたんだ。それも両方。たまたま道具持ってたから直してたら……まあお約束のナンパさんが来てな。一夏がいれば任せるんだが、そんときはいなかったし、如何にも体目当てな連中だから、見捨てるのも寝覚めが悪いから軽くのしたんだ。
そしたら懐かれたの?って?
そんな単純じゃないよ。一夏じゃあるまいし。
まあ多少は心を開いてくれたと思うけど。
多分…その後、だな。
アイツは実は、一夏達より先に…
「先輩、なんであんな強いんですか?」
しつこいナンパ男を軽く片付けてやったあと、梓は大分一樹(当時の一樹は矢的の授業時以外基本屋上にいた)と会話するようになった。
それまで一言二言話したら終わりだったのに、今では大分会話が続くようになった。
「俺が強い?どこがだよ…」
昼休みの屋上。紙パックのカフェオレを飲みながら、何気なく空を見上げる一樹。
相変わらず色を感じない表情の彼に、胸の奥で何かが動く感覚があったが、この時の梓にはそれが何か分からなかった。
「俺は……別に、強くなんて無いよ」
学校からの帰り道。バックを片手に歩いてる梓。
あの日、ナンパ男たちをあっさり撃退した彼の背中は、頼りになるのと同時に、酷く脆く見えたのを覚えている。
梓は美少女だ。
ちょっと笑顔を振り向くだけで、あっという間に男は落ちる。
さらに愛想を振りまけば、大抵の男は自分を助けてくれる。
そんな梓にとって、周りにいる男はステータスだった。
「そこのお嬢ちゃん、ちょっと助けてくれないかしら?」
物思いに耽っていると、目の前で困った表情を浮かべている美女が、エンストしたと思われる車のエンジンルームを覗いていた。
車に詳しくない梓は断ろうとするが、ただ視力の悪い自分の代わりに見て欲しいだけと言われ、その女に近付こうとすると…
「双葉!しゃがめ!!」
最近聞きなれてきた声が、酷く焦った状態で聞こえた。
それに従ってしゃがむと、頭上を凄い速さで何かが通り過ぎる音が聞こえた。
「チッ!」
女は舌打ちすると、飛んできた何かを対処したようだ。
その隙に声の主、一樹が梓と女の間に立った。
「……なんで気付いた」
「あいにく、俺は女性に弱くないんでね」
梓からしたら何を言ってるか分からないが、学校の先輩がなにやら目の前の女を警戒しており、女も恐ろしい形相で彼を睨んでいる。
ただ、女から発せられている覇気のようなもので、自分は間一髪助けられた事だけは理解した。
「せ、先輩…」
「色々思う事はあるだろうが、今は俺の後ろにいろ。もう少しで、頼りになる大人が来るから」
この頃は一樹だけでなく、ダンにゲン、矢的も地球にいた上に、今より自由に動けていた。3人は一樹になるべく普通の学生として過ごして欲しがったが、いかんせんエボルトラスターのお陰で一樹が先に気づいてしまうので、結局は協力していたのだ。
「チッ…セブンじゃなかったのかよ」
「ああ、お前らのとこでも有名なのね…」
軽口の応酬を続けているが、互いに隙を見せないよう注意してるのが、梓にも分かった。
特に一樹は、自分を庇っているのだから尚更だ。
「…さて、そろそろ俺たちは退散させて貰おうかな」
「へえ、しっぽ巻いて逃げるのか?」
「やっすい挑発に乗るほど短気じゃないし、何より…」
そっと、梓の腕を掴む一樹。逃げる準備だと、梓は察した。
「待たせたな、一樹君」
「頼りになる大人が来てくれたんでな!それじゃ!」
妙齢の僧=ゲンが梓の隣に来た瞬間、梓の手を引いて走り出す一樹。
一瞬のアイコンタクトでゲンに後を頼むと、とにかく梓を安全な場所に連れていくのだった。
「先輩…なんだったんですか?あの女の人」
「招かねざる客だ。かなりのな」
圧迫感が薄くなったので、梓は先程の女がどんな人物なのか聞いたが、まだ一樹は緊張を解いていない。
「悪いが、矢的先生と会えるまではとにかく着いてきてくれ。安心して話せないんでな」
「矢的先生のとこ、ですか?不審者が出たのなら、交番の方が良いのでは…?」
「ただの不審者だったらそれで良かったんだけどな…ッ!?悪い!!」
「キャッ!?」
いきなり一樹は梓を抱えて横に跳んだ。
瞬間、梓の頭があった所を光弾が通り過ぎた。
アレに当たっていたら、と思うとゾッとする。
「…まだいやがったか」
梓を背に庇いながら、一樹は目の前のコートにハットを目深に被っている紳士を睨む。
その手に握られている光線銃から、今の光線はこの紳士が撃った事が察せられた。
「光の国の者は、見つけ次第抹殺する」
「(光の国???)」
紳士の言葉に梓は疑問を持つが、場の雰囲気的に聞ける空気では無い。
「人違いだろ…俺は普通に日本生まれだ」
「光の国の者でないのなら、今の攻撃で死んでるぞ」
「悪意には昔から敏感なだけだ」
紳士が光線銃を構える。一樹もまた、学ランの胸ポケットに手を入れている。
そして____
「「ッ!!」」
____紳士は一樹に向けて懐から出した光線銃を向けたが、その引き金を引く前に一樹と梓は横に吹き飛ばされた。
吹き飛ばされ先が、硬いコンクリート製の壁であるのを一瞬で理解すると、梓の盾になる為に空中で体制を整え、念押しで袖に隠し持っているエボルトラスターを握る。光のベールが、一樹と梓の間に発生、衝撃から梓を守った。
「カハッ…」
梓を守る事に成功したが、己を守る事を考えすらしなかった当時の一樹は、その衝撃をモロに受け吐血する。
「先輩ッ!?」
地面に落ちる血液に、梓は動揺する。
無理もない。命を狙われるなんて状況に、現代日本で経験がある方がおかしいのだから。
「2体…か」
そんな梓を軽く肩を叩くことで落ち着かせ、改めて敵と対峙する。
この場で戦うという選択肢は彼には無い。
自分の実力で、梓に怪我をさせずに戦うのは無理だと理解しているからだ。
そのために、ゲンにあとを頼んでからひたすら逃げているのだ。
「私の生徒に何をしている」
どうするか悩んでいると、一樹と梓の前に矢的が来た。
「先生…」
「君にしては時間がかかるから、様子を見に来てみたんだ。どうやらむしろ私の方が遅かったみたいだ。すまない」
「…流石先生、こんな時も遅刻魔ですね」
矢的が来てくれて、ほっとひと息つく一樹。
「ここは任せてくれ。君は彼女を兄さんの所に」
「…はい、少し離れたところでゲンさんも戦ってくれてるので、お気を付けて」
「ああ」
矢的が2人を睨んでいるうちに、一樹は梓の手を引きまた走る。
なんとかサン・アロハまでたどり着く、その瞬間。
『逃がさん!』
「ッ!?」
「キャッ!?」
衝撃波が2人を襲う。
壁までの距離が短すぎたために、光のベールしかクッションを用意出来ず、梓は気を失ってしまった。
「ッ!おい双葉!しっかりしろ!」
気を失った梓に近寄り、呼吸をしてるのを確認するために、ポケットティッシュを梓の口元に近付ける。浅いとはいえ呼吸をしてるのが分かると、とりあえず安堵する。
『安心しろ。ソイツはお前たちを始末したあと、我が星で売るのだからな。殺しはしない』
声の主、【ゴドラ星人】がそんな事を言う。
____一樹の、怒りに触れる事を。
「……何故こいつを?」
ゴドラ星人に背を向けたまま、一樹は静かに問う。
彼は今、
『ゴドラ星では今、地球の美しい女が流行りでな。
「……ふざけるなよ?」
一樹からの殺気が、膨れ上がった。
彼は気を失っている梓を、そっと壁に寄りかからせてゴドラ星人と対峙する。
『ッ…良い殺気だ。だが、貴様は光の国の住人でないのなら、こうすれば良いのだ!』
ゴドラ星人は巨大化。一樹を見下ろす。
「…確かに俺はさっき、光の国の住人じゃないと言った。だがな____」
袖からエボルトラスターを下ろし、握る。
「____お前らと戦えないとは、言ってないぜ?」
一樹がエボルトラスターを取り出すのと同じタイミングで、ゲンは獅子の瞳を、矢的はブライトスティックをそれぞれ構えた。
「ウオォォォォ!!」
「レオォォォォ!!」
「エイティ!!」
一樹が光に包まれている光景を、まだうっすら意識があった梓に見られていると気づかないまま、彼はウルトラマンに変身した。
「すまない一樹君、1体そちらにやってしまって…」
「お気になさらず。お陰で、奴らの目的が分かったので」
「ほう…それで、目的とは?」
ウルトラマン、レオ、80は横に並ぶと、やはり3体いるゴドラ星人と対峙する。
「地球の美しい女性を奴隷にしたいそうです」
「「ほぉ…」」
『知られた所で問題は無い。おい、そこの銀の奴。泣いてセブンに助けを乞わなくて良いのか?死ぬぞ』
「てめぇら如き、セブンさんを出すまでもねぇよ。レオさんに80さんだって、てめぇらには分不相応だ」
『貴様…!』
ゴドラ星人の挑発を、挑発で返すウルトラマン。
激昂した1体のゴドラ星人が飛びかかってきたことで、戦いが始まった。
ウルトラマンを挑発していた個体は、この3体のリーダー格らしい。
中々の格闘センスで攻撃してくるが、ウルトラマン=一樹が普段見ている格闘は一夏を鍛えているゲンの物だ。
ゴドラ星人程度の格闘では、児戯に等しい。
リーダー格でこれなのだから、レオや80が相手してる個体など、見てて可哀想になる程だ。
アッサリ攻撃を受け止められ、ボコボコにやられている。
レオの拳法に。80の蹴り技に。
ウルトラマンも目の前のゴドラ星人をボコボコにしたい。だが、当時の彼の技術では街に被害が出てしまう。
ならば、答えはひとつだった。
「レオさん、少しお願いします!」
「分かった!」
自分が相手していたゴドラ星人をレオに向けて蹴り飛ばすと、ジュネッスにチェンジ。メタ・フィールドを展開する。
「シュウッ!フアァァァ…フンッ!デェアァァ!!」
メタ・フィールド内での戦いは、一方的だった。
周囲を気にしなくていいために、ようやく暴れられる用になったウルトラマンと、更に実力を解放したレオと80がそれはもうボッコボコにしていた。
ゴドラ星人よ、君たちは来るタイミングと狙った獲物が悪すぎた。
最終的に、メタ・フィールド内だと言うのに逃亡しようとする3体は、オーバーレイ・シュトローム、シューティングビーム、サクシウム光線によって撃破されるのであった。
「……ん?」
意識を取り戻した梓。
掛けられていた毛布を退かして辺りを見回すと、そこはハワイアンレストランだった。
「起きたか」
「…先輩?」
起き上がった梓に気付いた一樹が、ホットココアを片手に近付く。
「…ここ、どこですか?」
「俺がいつもお世話になってる人の店だ。ここなら安心出来るぞ」
「さっきまでの…変なのは?」
「頼りになる大人達が片付けてくれたぞ。怖がらせてごめんな」
ココアを手渡してくる一樹。
それを礼を言ってから受け取る。
ほんのり甘いそれに、ほっとするのを感じる。
「先輩は何も悪くないですよ…むしろ、助けてくれてありがとうございます____ウルトラマン」
「……何言ってんだ?」
「隠さなくて良いですよ。私、見ましたから。先輩が、光に包まれたあと、銀色のウルトラマンになったのを」
「……」
まっすぐ自分をみてくる梓に、一樹はため息をついた。
「……他の人に言ってくれるなよ」
「何でですか?ザ・ワンの時だって先輩が戦ってくれたから世界があるのに」
「…この力は、俺への【罰】だから」
「【罰】?」
「お待たせ。一樹君のグァバジュースだよ」
更に聞こうとする梓だが、タイミング良くダンがドリンクを持ってきた。
これ幸いと礼を言ってからグァバジュースを飲み始める一樹。
彼から発せられる、『それ以上聞くな』という空気に、梓は何も言えなかった。
なお、梓が気絶してる間に、ダンに何故自分を呼ばなかったと軽く説教を一樹が喰らっていたのは別のお話。
それからかな…屋上で会う度に、前より距離感が近くなったのは。
ウルトラマンの力が無くなったら、アイツはいなくなると思ってたから結構ぞんざいに扱ってたんだけど…アイツは強かった。
『先輩、私は先輩が【普通の人】になっても離れたりしませんよ。だって、それは先輩がもう傷つかなくて良いって、証でもありますから』
『……お前は、一夏の様なTheイケメンを狙ってたんじゃねえのか?』
『前まではそうでした。でも、織斑先輩は私には合わないって気付いたんです。今の私は先輩の虜ですよ♪』
『キツイぞ』
『なんですかなんですか!せっかく可愛い後輩が可愛く言ったのに!!』
『狙いすぎ。出直してこい』
『くっ、織斑先輩とはまた別の強固な壁ですね…わ、私を彼女にしたらお得ですよ!なんたって可愛いし、スタイルだってクラスで1番良いんですから!』
『…俺は、待ってる人がいるから』
『お、男なら女の1人や2人囲って見せてくださいよ!織斑先輩みたいに!』
『そんな甲斐性は無い。あと、一夏を例に出すのは違うと思うぞ』
『…確かに。な、ならひとつお願いが…!』
『何だ?金なら無いぞ』
『先輩は私をなんだと思ってるんですか!?違います!ただ名前で呼んで欲しいんです!』
『…それくらいなら。梓、コレで良いか?』
『え、えへへ…私は諦めませんよ先輩!これからアプローチしまくりますから!』
『あ、俺基本学校いないから』
『義務教育キチンと受けて下さいよ!?』
これが、俺と梓のちゃんとした出会いだよ。
アイツは良い奴だから、キチンと良い相手を見つけて欲しいって、思ってる。
ただ、俺にあの唐変木みたいなハーレム構築を薦めたのはどうかと思うけどな。
ダンを呼ばなかった理由は何?
一樹「美女が出てきたら困るから」