人と光の“絆”   作:フルセイバー上手くなりたい

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連続投稿な分短いです。こんなのがデビュー戦でいいのだろうか…文才が欲しい。


Episode21 麒麟-セカンド・シフト-

「なんだよ箒、泣いてるのか?」

「な、泣いてなどいない‼︎」

箒は目元に浮かんだ涙を拭うと、一夏の機体を見る。体全体が白で統一されており、先ほどのフェイスマスクの目の部分はバイザーの様になっていて色は水色、装甲と装甲の接合部がはっきりと分かるか機体になっていて、武装は左腕に実体シールド、右手には多兵装内蔵型ビームマグナムを装備していた…

「ん?どうした箒」

「白式が…変わったのか?」

「ああ。ついさっき第二次移行したんだ。名を『白式 麒麟(きりん)』だ」

「麒麟…」

「イメージつきにくいか?確か神獣だった筈なんだけど…なら、コイツをこう呼んでくれ。『ユニコーン』ってな」

そう、一夏にとって、慣れ親しんだ名前だ…

「ん?箒、リボンが…」

「あ、ああ…さっき焼かれてしまってな」

「そっか…不謹慎かもしれないけど、丁度良かったかもしれないな」

「…え?」

一夏は箒に白いリボンを渡す。

「ハッピーバースデー、箒」

「あ、ありがとう…」

「さて、ちゃんとしたお祝いは帰ってからだ。ちょっとアイツを倒してくるな」

自信に溢れた笑みを浮かべ、一夏は白式を福音に向けて加速させる。

「空気呼んでくれてありがとよ…さあ、始めようぜ‼︎」

まるで一夏の言葉を待っていたかの様に、福音はその場で横に一回転、光の翼から光弾を広範囲に撃つ。それは一夏だけでなく、後ろにいる5人も射程に入っていた。

「甘いぜ!その程度の攻撃‼︎」

麒麟の左腕のシールドの中心の特殊ジェネレーターがX字に開く、シールドから赤い光が溢れ、その光弾を全て弾いた。

「な、なんですのあの装備は⁉︎」

「零落白夜じゃない⁉︎」

「初めて見るよあんなの⁉︎」

「あれが白式の…新しい力、なのか?」

シールドから特殊な光『Iフィールド』を放出。ビーム兵器を完全無効化させ、少しずつ福音に近づく。ある程度福音に近づいた所で、左腕に装備されているビームサーベルを抜刀。スラスターを全開にして…

「ハァァァァ‼︎」

福音の左スラスターを斬った。福音は左右のバランスが取りにくくなり、動きがふらつく。一夏はそこで急上昇、唯一麒麟の拡張領域に装備されている雪片をコールし、エネルギーチャージ。

「今度は逃さねえェェェェ‼︎」

零落白夜を発動、砂浜まで福音を追い詰め、雪片で攻撃し続ける。福音のエネルギーがゼロになり、ようやく暴走が止まった。しかし、まだ安心は出来ない。

「皆は福音を運んで旅館に戻ってくれ。あの部隊は俺が相手をする」

雪片を再度拡張領域にしまい、福音との戦いが終わるのを待っていたジンの部隊に向かって一夏はブーストを蒸す。5人も一夏の後を追う。

「お、おい!危ないから戻れって‼︎」

「うるさいわよ一夏!」

一夏に反論したのは鈴だ。

「代表候補生ってのはね!アンタが思うほど責任は軽く無いのよ‼︎それにアンタは怪我が直ったばかりじゃない!アタシ達だって条件は同じよ‼︎」

鈴の声に同意する候補生の3人、箒も

「一夏、私はお前にまだ謝っていない。だから…今度こそ私が援護する‼︎」

少女達の強い意志を持った瞳に見つめられた一夏は折れた。

「ハァ…分かったよ。けど、危ないと思ったらすぐに逃げるんだ。良いな⁉︎」

「「「「もちろん(ですわ)‼︎」」」」




『白式 麒麟』
白式がセカンド・シフトした姿。ISとしては珍しい全身装甲を採用している。全身を『サイコフレーム』と呼ばれる特殊装甲で覆われており、既存のISとは比較にならない程の機体追従性を獲得している。装着者である一夏の実力を最大限発揮するために、拡張領域から一々武装を取り出すのではなく、あらかじめ雪片弐型以外の武装を装備している。スポーツとしてのIS戦ではなく生死のかかったIS戦を意識しているため、小型熱核動力炉を搭載。事実上活動時間は無限。学園での『試合』では当然そんなシステムは許容されないので、小型熱核動力炉を使用するには、内蔵されているあるシステム使用が条件となっている。
武装も高火力の物が揃っている。
・複合兵装内蔵型ビームマグナム。
普段から右手に装備している銃型武装。3つのモードを使い分ける事で、中〜遠距離での戦闘に対応している。
『マグナムモード』
3つあるモードの中で最も火力があるモード。その一撃はISのシールドエネルギーを容易く破り、一撃で撃破する事が可能。多少狙いが外れても、量産型ISであれば破壊できる程絶大な能力を持つ。あまりの威力に一夏は学園内で使う事を自らに禁止している。
『ライフルモード』
火力、連射性のバランスが良いモード。この状態はある程度威力の調整が効くので、普段一夏はこのモードをメインに使用している。
『ガトリングモード』
1発あたりの火力は低いが、連射性は3モード中で最も優秀。発射時の反動も少ないので、ミサイル迎撃や部分展開時はこのモードを多用する。
・ビームサーベル
両腕の装甲に内蔵されているため、計2本装備している。近接戦闘での主武装。一夏自身の性格もあり、使用する機会は多い。
・頭部バルカン
麒麟の装備の中ではあまり目立たないが、れっきとした射撃武装。ビームサーベルを持っている時、敵機を牽制に使う事が多い。
・シールド
普段は白い直線の盾だが、対ビーム兵器時は中央のジェネレーターがX状に開き、Iフィールドを発動させる。Iフィールドを発動時はビーム攻撃は全て弾かれるので、ビーム兵器しか搭載していない敵機には驚異となる。無論、ビームを『弾く』特性から僚機に誤射されることもありうる。対策としてシールド自体にも対ビームコーティングを施し、『受け止める』ことも可能となっている。
見た目は完全に『ガンダムUC』主人公機のユニコーンガンダムのユニコーンモード。麒麟の名の由来は作者が『何か漢字2文字で上手く表せないか』と考えていた頃、モ○ハンのソフトがたまたま目に入り、『あ、そういえば白い一角獣いたじゃん!』となったから。
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