人と光の“絆”   作:フルセイバー上手くなりたい

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サブタイトルが前話とほぼ同じになってしまった…
お待たせしました。今回も短いですが、お楽しみ下さい。


Episode6 対決-バトル-

「俺と一樹で戦う…?」

『次の授業の時間を使わせてやる。以上だ』

「ちょっと待てよ!俺と一夏が戦う理由なんてねえだろ!」

『織斑の実力が代表候補生以上だと分かった以上、どれだけのレベルなのか我々は知っておく必要がある。そしてそれは櫻井。お前もそうだ』

「あん?」

『確かに、生身の戦いではお前の方が織斑より強いだろう。だがここはIS学園だ。仮に襲撃があった場合、敵もISである確率は高い』

「…それは俺の手札を晒せって言いたいのか?それとも、ISを使えない俺が、どうISに対抗したいのか知りたいのか?」

『両方。と言いたいところだが、どうせお前の事だ。データを取ろうにも、ウイルスの様なものを常に散布してるだろうな。だから、お前がISが敵だった場合、どう対抗するのかを見せてもらえればそれで良い。ISに対しても戦える。それを示してもらえればな』

「…分かった」

説明を聞いた一樹は一夏と向き合う。

「…という訳だ。連戦になって悪いが相手してもらうぜ」

「上等だ」

 

休み時間を挟み、一樹はBピットへ移動。腕時計の外フレームの右を押してから中央の画面を押した。『ストライク』が一瞬で装備され、更に左肩、左腕、バックパックに水色の装備が自動で接続された。接続されると同時に機体の色を灰色から青や白を基調とした鮮やかな三色(トリコロール)へと変化。PS装甲が稼働開始した証拠だ。

 

General

Unilateral

Neuro-Link

Dispersive

Autonomic

Maneuver

Synthesis System

 

OSの立ち上がりを表す表記が空間投影ディスプレイに現れる。その後、ストライクの各システムの状態が表示される。

「(PS装甲、各駆動部、オールグリーン…発進準備完了)…行くか」

カタパルトに接続し、バーニアを蒸した。

「櫻井一樹、ストライク、行きます!」

 

同時にピットから出撃した一樹と一夏。数刻前までの雰囲気は無く、どこかピリピリしていた。

「…ギャラリーが多くてうざったいな」

「本当、さっきから思ってたけど視線の重圧が凄い」

一夏へは好意、一樹へは嫌悪の視線が集中する。種類は違えど視線が集中してるのは同じ。一樹は特に視線を嫌がる傾向があるが。

「…話は変わるけど、その装備…」

「完全近接型。お前と同じだ。実力を見せるなら同じ条件にしないとな」

「…そうか」

一夏は拡張領域から雪片弐型を、一樹はバックパックに装備されているビームと実体の合体剣、『シュベルトゲーベル』を抜刀した。2人とも剣を大太刀の様に構え、始まりの時を待つ…

 

『試合、開始』

 

「「ッ‼︎」」

アナウンスが流れ、試合が始まった。2人は同時に急加速。すれ違った2人の背後では、火花が散っていた。

「初撃を防ぐたぁやるじゃねえか!」

「簡単にやられてたまるかよ!」

 

雪片とシュベルトゲーベルの鍔迫り合いは、激しいスパークを起こした。スパークの激しさに、観客席で見ている生徒、管制室で画面越しに見ている千冬と麻耶は思わず手を顔の前に出す。

「何というエネルギーのぶつかり合いだ…」

「プラズマブレード同士のぶつかり合いでもこうはなりませんよ⁉︎」

 

斬り結んでは離れ、斬り結んでは離れを繰り返す2人。

「そらよッ‼︎」

「なんのッ‼︎」

螺旋階段の重なり合いに見える2つのスラスター光。徐々にそのスピードが早くなる。

「ハアァァァァァ‼︎」

「ウオォォォォォ‼︎」

一旦距離をとる2人。

 

シールドエネルギー残量:325

 

「(鍔迫り合いするだけでも結構エネルギーが持ってかれるな…スパークの火花が原因か?)」

お互い一撃も食らっていないが、一夏のシールドエネルギーは若干減っていた。

「シールドエネルギーって概念があるお前は面倒だな」

「ストライクもバッテリー式だろ?条件は同じだ」

「…あのさ、この間話したよね?コイツ元々はEx-ギアだよ?小型熱核タービンエンジン搭載してるんだよ?エネルギーは事実上無限だよ?」

「ホワッツ⁉︎」

愕然とする一夏。

「…ま、そんな時間はかけないけどな‼︎」

「ッ‼︎」

ストライクが加速。白式も加速し、雪片を振り下ろすが、ストライクのシールドに受け止められる。

「クッ⁉︎」

すぐに雪片を引くが、それは失策だ。

「オラァッ‼︎」

ストライクの左手で白式を殴る。絶対防御が発動し、白式のシールドエネルギーが一気に減った。

 

シールドエネルギー残量:210

 

「…やっぱり一樹にゃ勝てねえか」

「わざと負けるのも考えたが、ルール無用にならざるを得ない以上、勝つしかなくなったからな。悪く思うな‼︎」

言葉の最後にシールドに内蔵されているアンカー『パンツァーアイゼン』を白式に向かって飛ばす。一夏は雪片でパンツァーアイゼンを弾き、ストライクに斬りかかる。

「そらぁッ‼︎」

「チッ!」

一樹は右手のみでシュベルトゲーベルを操り、雪片を受け流して距離をとる。

「そこだッ‼︎」

白式の背後を取った一樹。素早く左肩に装備されているビームブーメラン、『マイダスメッサー』を投げる。

「こんのッ‼︎」

一夏はセシリアとの決闘時の様にバック転でマイダスメッサーを避ける。だが、ブーメランの名の通り戻ってくるマイダスメッサー。

「クソッ‼︎」

結局雪片でマイダスメッサーを叩き落す一夏。結果…

「グッ⁉︎」

ガラ空きの背中をパンツァーアイゼンに捕らえられ、ストライクの元に引き寄せられる。

「そらよッとぉ‼︎」

すれ違い様にシュベルトゲーベルで白式の左スラスターを斬り裂いた。

「チィッ!」

少し離れたところでストライクはシュベルトゲーベルを両手で構える。

「次で終いだ…」

その言葉を聞いた一夏も雪片を構える。

「…篠ノ之流、織斑一夏」

流派を名乗り、次の一撃を全力で放つ事を示す一夏。全力には全力で応えなければならない…

「お前の覚悟、しかと受け取った…飛天御剣流、櫻井一樹」

一樹もまた、流派を名乗る。両者の空気が、張り詰められる…どこからか木の葉が飛んで来たその瞬間。

「「ッ‼︎」」

ストライクを加速させる一樹と待ち受ける一夏。同時に剣を振るい…

 

 

ドスッ!!!!

 

 

雪片がアリーナの地面に刺さった。一樹はシュベルトゲーベルで雪片の鍔を叩き、白式唯一の武装を地面に落とした。結果…

『試合終了。勝者、櫻井一樹』

攻撃手段の無くなった一夏の敗北となった。

 




戦闘描写もっと上手くなりたいな…
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