案内屋ブラックブラックストレート 作:案内屋ブラックブラックストレート
っと…前書きなので、真面目にやりたいと思います
今回のお話は、零話、言うなれば、主人公と案内屋が出会う少し前のお話です
ネタバレしてやると!出会いは!
あ!遅刻しちゃう!危ない危ない…ドンッ!
キャッ!…ご、ごめんなさい…
的なお話です、はっはっは!ネタバレしてやったぞ!読む気なくなっただろう!…あ、すいません、でも読んでください!ええ!反省しています…すみません!今なら火を起こせるぐらい土下座しますんで!え?ライター?あはは、持ってないですよー(棒)
零話 ー間違いー
人生とは真っ暗な道のようなもの、真っ直ぐ、真っ直ぐと伸びているいつ終わりが来るのか分かりもしない、前も後ろも見えない真っ暗な道
終わりがあるのか…始まりはどこなのか…誰しもが迷う道…もしそんな道に案内屋がいたら…これはそんな物語だ
一人の男が人生に真っ向から、人を、抗わせる男がいた
彼は案内屋、人生という暗い道に迷う者を案内し、導いていく者
これはそんな彼の物語である
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君は、人生を変えるような間違いをした事があるだろうか?
もし、人生が変わってしまうような間違いがあるかないかと聞かれたら…そりゃ、勿論この人生何度も間違えまくりの人生だったが…もし僕が今こう聞かれたのならこう答えるだろう…
ついさっき3回ほど間違えちゃった…なんてね…
夜に、ふとした好奇心で散歩をしていた僕は、ある男と出会い、そして目の前に立たれていた、今までの人生の日常には有り得なかったものと出会った、会ってはいけなかったものに出会ってしまった、間違えてはいけなかった分岐点の先に、非日常で異常で不思議な…間違わなければ、およそ僕と関わりあう事もなかっただろう不可思議な世界に紛れ込んでしまったらしい、
二度ある事は三度あるというが…三度目の正直ともいい、きっと僕は二度目までの間違いならば、まだ引き返すことは出来たのだろう…しかし、それでも三度目の間違いを犯してしまった僕は、もうきっと引き返せないのだろう
《君は、迷子にでもなったのかい?》
目の前の男はそう言った
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時間を少し四時間ほど遡り
「なあ…案内屋って知ってるか?」
週末の学校終わり、帰り支度をしている時に、誰かが言った
普通の日常、普通の高校、いつも通り今日一日の授業も、帰りのホームルームも終わり、明日は休みということもありクラスメイトの数名は帰り支度を済ませてさっさと帰ったり、残った生徒のほとんども帰りの支度をしているか、今から部活へと向かおうとしているだろう時に、これまたいつも通りにクラスメイトの一部が集まり、何気ない会話をしている、いつも通りの日常
かく言う僕自身も、いつも通り帰りの支度をしていた、そんな時にふと聞こえた何気ない言葉
呟いた人が特別な人間だった訳でもなく別にさほど深い意味も持たずいつも通りにふざけ半分で、それこそ噂話を聞かせてやろうといつものように数人で集まって話していた、その内の一人のクラスメイトが呟いた
それをまた会話をしていた数人の中には混じっていなかったのだが、聞こえてしまったのだから、いたって普通である僕は、普通の高校生らしく、好奇心を出し、噂話を聞いてやろうなどという軽い気持ちで、帰り支度をする手を緩め、耳を傾けた、興味があったかないかと言うと、勿論普通の学生のような興味はあった、面白そうな話は誰だって興味を持つものだから、それがまず最初の間違いだった
一人のクラスメイトが呟いたその言葉は予想以上に友人の興味を引いたらしく、友人の反応を見て、自慢げに噂について話をしている
あくまで、数人の仲間内で話している内容である為(それ以外にも僕がいるが)ほとんどの生徒は、会話の内容を聞こえもしていなかったのだろう、もしくは興味も起きなかったのかもしれないが、数人(+僕)を残して帰っていき、おかげで声は聞きやすかった
噂の内容はどこにでもあるような話だった
この街のどこかに『案内屋』と呼ばれる人間または組織があり、人の迷い事を案内してくれるらしい、また、別になにか対価を奪ったりする訳でもなく、本当に案内してくれるだけなんだそうだ
僕はそんな噂を聞いて、期待して損だった…と思った
よくありがちな『噂』だ…どこにでもありそうな、聞いたことあるような、人間が期待しそうな、人間があったら嬉しいな、なんて語る様な、期待を集めて作ったような噂だ、いつものように有り得ない話だ、つまらない…
もしこの話に続きがあるとするなら、対価はない…しかし、それは、あくまで、案内をした後の事に関しては…であり、迷い事、それを解決している間に…なにかを奪っていたり、もしくは解決するという人間の意欲を奪っていたり…まあ、対価がないなんてうまい話はない、なんて戒めの話にでもするんじゃないかな
などと僕は考え、その話に興味を無くし、話途中であったにも関わらず、最後まで話を聞かずに帰り支度を終わらせると、そのまま帰ってしまった、
まず一度目の間違いは…『噂』を聞いてしまったこと、
学校の七不思議然り、都市伝説然り、興味を持つのだから有名になっていく、興味を持たれるから、噂が広まっていく、それが人間の好奇心を表している
面白半分に話を聞いて、そして、それが本当なのか、確認をしてみたくもなるものだ
これもまた、人間の好奇心なのだろう
勿論、僕もその好奇心とやらの例には漏れず、学校から帰宅し、家でパソコンを弄り、ゲームなどを一通りし、三時間ほど過ごし、やる事もなくなると、興味もなくなったはずの、放課後に聞いた噂をふと思い出し、無駄な好奇心に駆られた
ま、信じてはいないが、本当かどうかだけ調べてみるか…なんてそんなことを考えた
そんな事を思ったのはいいものの、どうやって調べるか…とりあえず、案内屋とネットで検索をしたら見つかるのか…とりあえず試しはしたものの、10分程探してみたが、めぼしき情報は見つからなかった…Twitterこそそのようなアカウントは見つかったが…活動している様子もなく…定期的にbotが呟いているだけというアカウントで、噂を聞いた誰かが面白半分で作りはしたものの、すぐに飽きて放置したアカウントだろう…少なくとも噂の正体に繋がるような代物ではなかった
クラスメイトの話だと、案内屋はこの街の…と言っていた事から…噂はここら一帯の近辺のうわさなのだろうから、期待はしていなかった、言うなれば、これで済めばいいかな?なんて程度の考えではあった、むしろ、ネットに一切情報がないということは、やはり『案内屋』は嘘である…それが確信に近づくだけの話である…まあ、だからといって確定ではないのだけど、確信に近づいただけであり、確信になった訳ではないのだけれども
それでも、少なくとも案内屋で、ホームページがあった方が困り者だ…まあ、その辺がないということは、案内屋が組織という線はほとんどないだろう…少なくとも公の場に出てこれるような組織では…アカウントに関しては…あれはノーカウントだろうし…
とにかく、ネットは探したのだから…次にすべき事は…きっとあれだろう…クラスメイトの話では、この街のどこかにいるというのだから…街を散歩して…見つからなければ、それで話は終わる
好奇心とは凄いもので、もう夜だというのに、僕は外に出る事にした
勿論、明日が休みだということや今かなり暇だったという事もあってだ…何時に寝ようが、休みなのだから、昼まで寝ようが、夜まで寝ようが構わないと思っていた、また、どうせ家にいてもやる事がないから…暇つぶしにしようなどと考えていた…折角明日が休みなのだから…今から寝て、朝早くから探しに行けばよかった…
それでも、夜に外に出てしまった、夜に外に出るのは少しワクワクするという気持ちもあったのかもしれない
しかし、それが僕の二度目の間違いだった
噂が本当なのかなんて調べるのは、それは誰でも、誰しも経験はある事なんだろう、自分で調べられる範囲であるならば、調べたくなってしまう、それは仕方のないことだが
それはあくまで…噂が本当に『噂』であると…前提に分かっているからこそ…楽しめるというのに…それは間違えてはいけない前提だったのに
夜に外出できる環境、溢れる好奇心、暇な時間、休み…様々な偶然が重なり、僕がしてしまった二度目の間違い…夜に噂話を確かめに外出をしてしまった事…いや、昼に外出しても同じだったのがしれないが、それは今となっては知りえない事ではある…とにかく…夜に僕は、噂話を確かめに外出をしてしまった
外に出た僕は、とりあえず…近所を散歩する事にし…どうせ案内屋とは会うこともないのだろうから、コンビニで飯や本を買ったり…公園で飯を食べながら、本を読んだり、無駄な時間を過ごした
夜の公園は時間も時間であり、人気がなかった…いや、時間的に珍しくもあるが、現在は9時過ぎたほど…遊ぶ人はいなくとも、公園の外を歩いている人が少しもいてよかったが、まあ、元々公園自体が人気の少なかったのだろう、むしろ、少し冷えるが静かで落ち着くな…などと少し違和感を覚えながらも暢気に考えていた、
一時間ほど経ち、本を読み終え、一段落つけると…周りを見渡し、これじゃ案内屋に会えるわけないか…なんて考え、噂は噂だし…真っ直ぐそのまま帰るか…それとももう少し散歩してから帰るか…そんな事を迷った…
三度目の間違いは、迷ってしまった事だ…
そもそも噂の事なんて信じていないのだから…そのまま帰ればよかったのだ、家が暇だとか、そんな事は考えなくてよかった、急いで僕は帰るべきだったのだ、余計なことを考えたりしなければよかったのだ
少し、ほんの少しだが…僕は変な事で迷った…ほんの数秒…いや、もしかしたらほんの一瞬だったのかもしれない、それでも、僕は迷ってしまった…
とりあえず、家に帰っても暇だが…まあ、外にいても一緒だ…むしろ寒くて、家の方がましか…そう考え、家に帰る事にした
その時に…僕は違和感を覚えた…先程の人がいないと言った時の様な、小さい違和感ではない、大きい違和感…
違和感の正体はすぐに分かった、先程まで、人気がなく、まったく人が通らなかったこの公園に…人間だと思わしき者が…先程まで誰もいなかったその場所に立っており、こちらを見ていたのである…目が合ってしまったのだ
なぜ、人間だと思わしき…なんて、表現をしたのかというと…それは形こそは人間であるものだが…それを人間だと判断していいのか…いや、しかし、人間だとはとても思えなかったのだ…
姿は人間そのもの…服もしっかり着ており、どう見ても人間にしか見えはしない…フードを被り、真っ黒な服に身を包んではいるものの、人間と判断するには値する格好ではあるだろう…
しかし、およそ雰囲気…それは人が纏ってはいけないような、人が纏えるようなレベルではないだろう、狂気なのか、はたまた、また別のなにかなのかもしれないが…少なくとも、人ではないと思わせるには充分ななにかを漂わせていた
また、付随するならば、この存在は、先程見渡した際にはいなかったはずだ、それはつまり、音も気配もなく近づいてきたという事になる、見落としていたのかもしれないが、しかし、それならば先程まで、気配もなく、音もなく、こちらを見ていたと言うのだから、どちらにしろ十分に恐怖を感じさせるものがある
これがもし見た目は人間ではなく、あるいは、それこそ化け物で、醜悪な顔をもち、突然僕がそれに食われたというのなら…それはそれで救いがあったのかもしれない、いや、やっぱり死にたくはないし、食べられたくもないが
そんな事を考えていると、目を合わせたその『存在』はゆっくりとこちらへと歩いてきた
兎にも角にも、そんな『存在』と出会ってしまった僕は、目を合わせてしまった僕は…この場から逃げだそうと、この場から離れようとした
しかし、それは叶わなかった…足が震えて満足に足を動かすことすらも出来なかったのだ
突然の恐怖に見舞われ、恥ずかしい事に、僕は足が動かなかった
ああ、本当の恐怖と出逢った場合…人間ってこうなってしまうんだな…なんて冷静に考え、走馬灯も流れ…短い人生だったな…なんて僕は人生を諦めて、もし生まれ変われるなら…鳥がいいな…うん!空を飛んで行きたいよ…そしたらこんな存在と会わなくても生きていけるんだ…
後悔するならば…夜に外なんかにでなければよかった…そんな風に考えていた…ああ、もしくは時を止める能力でも欲しかったな…
そんな事を考えていても…残酷に時は過ぎてしまうもので、残念な事に時を止める能力なんかは生まれず…フードを被った『存在』はこちらへ向かって来たまま、歩みを止める気配もない
そして、僕の目の前まで来ると、ゆっくりと口を開いた
その時僕は…
ごめん、みんな…僕はここで終わりだ…僕も分まで長く生きてくれ…
特になんにもなかったけど…今までありがとうな
なんて、大好きだった訳でもないどうでもいいクラスメイトや関わってきた人達に、僕の分の託し、感謝をしようと…意味不明な考えを巡らせていた
そんな事を考えさせる程の、なにかを纏った『存在』は、しかし驚くほどの間の抜けた、しかし、やはり雰囲気と違わない、悍ましい不思議な声で言った
《君は…なにか迷子にでもなったのかい?》
僕の意識はそこで途絶えた
そして、これが僕と彼の出会いだった
不思議な存在と出会ってしまった僕はSANチェック!
なんて馬鹿げた事を考えたりなんかしてないよ?ええ、ほんとですとも
TRPGのダイスなんか振ってないですとも
もちろんですとも
あ!不思議な小説を読んだからSANチェックなんて言わないで!
そんな小説考えた僕はSAN値がないってことじゃないですかぁー!
という無駄な言葉は置いておいて…
初めて小説を書いてみたので、駄文だったりしますけど…まあ、趣味だと考えたら万事OKだよね!
誤字や意見があった場合は意見をお待ちしております!
読んでくださった方はありがとうね!