簪side
私と遊刃君はお姉ちゃんの部屋の前にいた。
「お姉ちゃん、入るよ。」
「どうしたの?簪ちゃん。」
「遊刃君のデッキ、持ってる?」
「デッキ?これ、やっぱり遊刃君のだったのね。」
「どういうことでしょうか?」
遊刃君が質問した。やっぱりってどういうことなんだろう。
「デッキを見たんだけどね、不思議なカードがあったのよ。」
「「不思議なカード(ですか)?」」
「デッキを見ればわかるわよ。」
そう言って、お姉ちゃんは遊刃君にデッキを渡した。
「えーと、真っ白なカード?2枚も?どういうことなんでしょう?」
「どういうこと?見せてくれないかな」
「これですね。」遊刃君はデッキから2枚のカードを取り出して渡してくれた。
そのカードには、名前もテキストも書いていない白紙のカードだった。
「なんだろう、このカード?」
私と遊刃君で考えていると、「考えるのはいいけど、ISは見に言ったのかしら?」
と言われ、慌てて遊刃君と一緒にISのある部屋に向かっていった。
遊刃side
(なんだったんだ、あのカード?)僕はそんなことを考えながら移動していた。
「……遊刃君?」
「え?あ、ついたのですか。」どうやら僕が考えている間にISのある部屋についたようだった。
「入っても大丈夫なんですか?」
「大丈夫だよ」
「かんちゃ〜ん!」
「あっ、本音。」とてもゆっくりしたスピードで近づいてくる。…うん、すげーゆっくりだなぁ。
「どうも、本音さん。」
「ゆうゆうも一緒だったんだね〜」
「ゆ、ゆうゆう?」
「うん!遊刃だからゆうゆうなの〜!」
(……渾名のようなものと考えればいいのかな)
「ISの調整ルームに用事〜?」
「ええ、ISを見てみたいと思ったので。楯無さんの話、聞いていませんでしたっけ?」
「聞いてたけど、忘れちゃったのだ〜」
「……………」
「……遊刃君、行こうよ」
「ええ、そうですね。」
「ついていくのだ〜。」というわけで3人でISの調整ルームに入ることとなった。
「じゃじゃ〜ん。これがISだよ〜ゆうゆう〜」
そこには、金属質の鎧が存在していた。鎧と言っても、所々に装甲がなく、不思議な感じだ。
「(これが……IS!綺麗だな……)ISに触れてみてもいいでしょうか?」
俺がそう訊ねると、本音さんが
「何か起きることはないのだ〜。」
そう言われ、簪さんからも
「多分……何も起きないと思う……」
と二人に言われながら触れてみた。内心、
(確かに、さっきの話通りだと何も起きないと思うが、こうもストレートに言われると凹むんだよなぁ……。)
そんなことを思いながら、ISに触れた。すると…、
俺が触れたISが光り出したのだ。
「⁉︎」
「……え⁉︎どういうこと……⁉︎」
「なんなのだ〜⁉︎」
周りは驚いている。僕だってそうだ。それに、ISについての様々な情報が入り込んできたのだ。
「(……ここは?)」
周りは何もない。真っ白な空間の中に僕はいた。
「(僕は一体……?)」
『(貴方に頼みがあるのです。)』
「(っ!誰だ!)」
『(私は、貴方の触れたIS〈打鉄〉の1機です。)』
「(はぁ……それで、頼みとは?)」
『(貴方に私の調整をしていただきたいのですが…)』
「(何故僕に?他の人の方がもっと上手く調整できるはずだろう…)」
『(貴方は私の声が聞こえるでしょう?普通はあり得ないことなのですが。それに、普通のIS整備士は全て同じようにやるので少し辛いのです。)』
「(……わかった。だが僕はISの調整なんて初めてだから大丈夫か?)」
『(大丈夫ですよ。ねぇ〈ストライカー〉?)』
「(どういうk「バレちゃったかー」なっ⁉︎)」
そこには、カードの〈TG ストライカー〉そっくりな姿の何かがいた。
「(……お前は?)」
「(初めまして、僕はストライカーと言うよ。よろしくね。)」
「(あ、ああ…よろしく。)」
「(それじゃあ、ISの調整をしてみようよ。)」
「(……わかった。だが本当に大丈夫か?)」
「(大丈夫だよ。まぁ、明日からになると思うけどね。)」
「(了解。それじゃあ、また明日。えーと……なんて呼べばいい?)」
『(貴方が好きなようにお呼び下さい。私はそれで満足ですので)』
「(そうか?それじゃ、
『(真色ですか……。素敵ですね。)』
どうやら真色は嬉しそうだった。
「(それじゃ、明日から調整しに来れるようにするわ。また明日。)」
『(ええ、また明日。私達の声を聴く者よ。)』
そう言われ、僕は気を失った。
「……君。……遊刃君!」
誰かの声が聞こえてくる。
「遊刃君!」
「うわぁ!あれ、此処は?」
「此処は、遊刃君の部屋。特に今は何もないけど……。それで大丈夫?ISに触れた後、気を失ったみたいだけど……。」
「それなら、大丈夫ですよ。」
「お姉ちゃんにね、遊刃君がISを起動させた事は話しておいたけど……」
「やっぱり、僕が起動させたのですか。」
「うん、それで私達が遊刃君を監視することになったけど、いいの?」
「……まぁそうなりますよね。ところで、話は変わりますが、簪さんは誰に怯えていたのですか?」
「…………えっ?どうしてそう思ったの?」
「何となくですが、そんな気がしたので」
「……気の所為だと思うよ。」
「そうでしたか。」
いや、多分嘘だ。何となくだが、そんな気がする。
「そういえば、今何時位ですか?」一先ず話を変える。
「今は夜の11時位だよ。」
僕はそんなに気を失っていたのか……。
「ずいぶん寝すぎました。少し外に出てきます。」
「大丈夫?迷ったりしない?」
「大丈夫ですよ。それでは。」
少し外に出る。と言っても屋敷内を少し歩くだけだが。
それから30分程かけて歩き回り、自分の部屋(来たときに借りた)に戻り、また眠り1日が終了した。なんか波乱になりそうだなぁ……。
製作者は学力がダメダメなのでこんな文章ですがこれからもよろしくお願いします。