「げっ」
そう呟いた俺は悪くない。
目の前には古代種のギガン・タイランがいる。
相手はフィールドに出現する古代種のなかではかなり強い部類に入る。
しかも、古代種は特徴として通常の武器では止めを刺せないし倒しても即復活するという鬼畜な性能がある。
・・・・・・・よし、逃げよう。
「ダァァァァァァッシュ!!!!!!!!」
俺がすぐさま後ろを向いて近くの高台に向かって逃げようとすると、ギガン・タイランは息を吸い込み・・・・吐き出した。
GOGAAAAAAAAAAAAA!!!!!!!!!!!
「うおぁぁぁぁぁぁ!?」
ギガン・タイランから質量を伴って大音量が俺の方に飛んできて、俺の身体を竦ませつつ吹き飛ばした。
「ごはっ」
そのまま俺は木の幹にぶつかり、全身に軽くない痛みが走った。
「ぐ・・・・・・ホ、ホイミ」
口から血が流れてきそうになるが、なんとか抑えて自分にホイミを唱える。
俺の手から緑色の光が出て、俺を包むが安心はできない。
GRUUUUUUU・・・・・・
俺の至近距離まで近付いてきたギガン・タイランに向かって
「ベタン」
敵の体力を何割か強制的に削り取る魔法を唱えた。
俺に噛み付こうとしていたギガン・タイランが仰け反る
俺はその隙に連続でベタンを放つ。
「ベタン」「ベタン」「ベタン」「ベタン」「ベタン」「ベタン」
「ベタン!」
そして・・・・ギガン・タイランは、
「へ?」
どうやら、俺はゲームと同じで体力を削りきれると思っていたのだが、現実は違ったようだ。
古代種は、魔法に耐性がある。
それが、誤算だった。
俺は怒りのこもったギガン・タイランのタックルによって上空に打ち上げられ、尻尾を叩き付けられた。
「がぁっ!?」
俺はそのまま崖から下に落ち、川に着水した。
もがこうにも全身は熱を持ち激痛が走り動いてくれない。
川の水が鼻や口から流入する。
息が・・・・・できない・・・・
意識がだんだんと薄くなっていく・・・・そして俺の意識はぷっつりと途切れた。
―――こいつは、人間か!?
―――熱がひどいし、骨が何本か折れておる!
―――はやく、私の家に運ばなければ!
こえがきこえる・・・・
いしきがもうろうとしている
おれはあれからどうなったんだ?
おれはいきているのか?
わからない・・・・・だんだんねむくなってきた・・・・
からだがつかれてる
おやすみ・・・・・・・。
俺はこのあと、ある人に助けられたが俺が起きるまでに3ヶ月も掛かることになる。