吸血鬼になって転生⁉   作:ふわふわ

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第十四話 ハイジャック①

キンジside

くそっ!なんで世界は兄さんを悪人とするんだ!

 

次の日

…俺は昨日のことを考えないように掃除や洗濯に没頭していた。

そして、少し外出すると意外なところでアリアを見た。

…美容院?

アリアは制服かC装備でしか見たことなかったので新鮮な感じだ。

デートか?

と思ったと同時に俺はアリアを尾行してしまった。

 

…新宿警察署?

なんでこんなところに来る?

すると

 

「……下手な尾行…しっぽが見えてるわよ」

不意に声をかけられた。

 

「…ばれてたのか」

「ええ」

「何で声かけなかったんだよ」

「迷っていたのよ。教えるべきかどうか…でも武偵殺しの被害者だからアンタも知る権利はあるわね」

 

…新宿警察署

 

中に入ると留置所面会室に連れていかれた。

そこには女性がいた。

すると女性が口を開いた

 

「まぁ、アリア!この子は彼氏さん?」

「ちっ、違うわよママ!こいつは武偵殺しの被害者なの」

「遠山金次です」

 

するとアリアのお母さんはおっとりとした雰囲気が一変

 

「まぁ」

「最近ヤツの動きが活発化してきているの。昨日はバスジャックも起きた。もうすぐしっぽを出すはずだから、そいつを逮捕してママの無実を証明出来たらママの懲役864年が一気に742年まで減らせるの。最高裁までに何とかするから」

 

アリアの言葉に俺は目を丸くした。

(864年って事実上の終身刑じゃないか!アリアのお母さんはそんなことするような人に見えないのに…)

 

「アリア。気持ちはうれしいけど、イ・ウーに立ち向かうのはまだ早いわ。それにあなたのその負傷はもうあなた一人では対応できなくなってきている証拠なのよ。それに、あなた…パートナーは見つかった?ひいおじい様にも優秀なパートナーがいらっしゃったでしょ。これは一族の遺伝なの。プライドが高いことはあなたの能力を全部出しきれていないのよ。」

 

「分かっているわよママ。今探しているところ。」

「そう」

 

「金次さん」

「はい?」

「何か最近変なことがなかったかしら?」

「変なこと?」

「例えば転校生が来たとか」

「っ!」

 

確かに転校生は来た。だがカレンのことは話せない。

 

「金次さん」

「なんですか?」

「今から二人で話しましょう」

「何でですか?」

「それは二人じゃないと言えないの。だからアリア、ちょっとここから出てくれる?」

「ええ。分かったわ」

「ありがとう」

 

 

「じゃあもう一度聞きますね。さっきの質問には何か答えがある?」

「…ありません」

「…ここは警察署よ。私の話は聞かれるけどあなたの話は警察官には聞かれないわ」

「そうですか」

「じゃあこっちにもうちょっと寄って?」

「分かりました」

「じゃあさっきの質問に答えてくれない?」

「彼女の話は絶対にほかの人にはしないでください。」

「何で?」

「なんか世界から抹殺されると言っていました」

「っ!そうなの…じゃあ注意するわね」

「分かりました。じゃあ新しい転校生はとんでもない化け物なんです」

「化け物?」

「はい。実はランク考査でアリアを一瞬で倒したのです。」

「アリアを?」

「はい、しかし一撃で武偵高の体育館を壊したのですが…一秒後には負傷したアリアも体育館も何事もなかったかのようになっていたんです」

「何が起きたか分からなかったの?」

「一瞬で戻ったので何もわかりませんでした」

「ちなみにその子の名前を教えてくれる?」

「カレンです」

「…そう。分かったわ。これからもアリアをよろしくね?」

「はい」

 

「神崎…時間だ」

とアリアのお母さんはまた奥へ連れていかれた

 

かなえside

「じゃあさっきの質問に答えてくれない?」

「彼女の話は絶対にほかの人にはしないでください。」

「何で?」

「なんか世界から抹殺されると言っていました」

 

という金次さんの話を聞いて私は戦慄した。

世界から抹殺って…イ・ウーレベルじゃない

 

「っ!そうなの…じゃあ注意するわね」

「分かりました。じゃあ新しい転校生はとんでもない化け物なんです」

「化け物?」

「はい。実はランク考査でアリアを一瞬で倒したのです。」

「アリアを?」

「はい、しかし一撃で武偵高の体育館を壊したのですが…一秒後には負傷したアリアも体育館も何事もなかったかのようになっていたんです」

「何が起きたか分からなかったの?」

「一瞬で戻ったので何もわかりませんでした」

 

そんなことが出来るのは限られてくるわ

 

「ちなみにその子の名前を教えてくれる?」

「カレンです」

 

カレンですって!?一番ヤバい子じゃないの!しかも何であの子がこんなところにいるの!

 

「…そう。分かったわ。これからもアリアをよろしくね?」

「はい」

 

私は心配だった

 

 

金次side

外に出た。するとアリアが立っていた。

 

「行きましょう。何を話したか分からないけどおそらくカレンね?」

「…いや」

 

なんて感がいいんだ!

 

「まぁいいわ、私はママの件をただまっすぐに解決するだけよ。…でもここじゃなかったみたい。私はイギリスに帰るわ」

「……そうか、頑張れよ」

「うん」

 

うんまあ結構前向きだから良いな

 

…しかし何だこの違和感は?

 

ああ寮に着いたのか

 

「じゃあな」

「ええ」

 

…俺は寮へ行くが足音が聞こえない。…すると

 

「…キンジ…アンタみたいなのはもう見つけられないよぉ…」グスン

 

泣いていた。

しかし俺はどうすることもできなかった

 

少しするとアリアは行ってしまったようだ。

 

チャララン

なんだ?

それはメールだった。

そこには

「キー君、明日会えない?台場のクラブ・エステーラにいるから」

 

…なんだこんな時に

だが理子が会いたいというのはなんだか気になる。

まぁあってみよう

 

…次の日

クラブに入ると理子がいた

 

「キぃーーくぅーん!」

ひらひらの改造制服で走ってくる女の子がいた

 

「お前なんだよ…こんなところに呼びだして…」

「キー君のお手伝いをしようと思ってね~!まぁこっちに来て~!」

 

これを見た武偵高の女子がヒソヒソ話している。

「ヤダキンジ、今度は理子ちゃんと付き合ってる」

「キンジってチビ専なのかな?」

「いや、星伽さんもいるから違うと思う」

 

等と話している。

 

なので俺はおとなしく理子のほうへ行った

 

「なんだよ理子?」

「理子なりに今回の事件を探ってみたらこんなことが出てきた」

 

と理子がパンフレットを出した。

俺はそれを見て驚愕した。

 

「ねぇ、可能性事件って分かる?」

 

そこには俺の兄が巻き込まれた事件

「2008年12月24日 浦賀沖海難事故  死亡  遠山金一武偵(19)」

と書かれていた。

 

「これってキー君のお兄さんでしょ?ねーこれってシージャックだったよね?」

 

理子の声がやけに遠く聞こえる

 

…武偵殺し、何で兄さんを…ニイサンヲネラッタ!

 

「良いよキンジ!」

理子の声にはっとした

 

「私はキンジの目に一目ぼれしちゃったんだ」

「理子?」

「ねー?いいことしよ?ここは理子ルートだよ?」

 

と俺は理子に押し倒され…ベットに倒された

 

「キンジってほーんとに鈍感。無理やり鈍感になろうとしているみたい」

理子が俺に近づいてきたその時

ドクンドクン!

 

ふっ!

と俺はヒステリアモードになっていることが分かった。

 

(これは…アリアが危ない!)

 

「ごめんよ理子!」

「キンジ?」

 

と俺は空港へ向かった

 

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