―――大丈夫。
声が聞こえた。
とても優しい声。
とても綺麗な声。
とても―――懐かしい声。
「―――赤…松………さん?」
―――光あれ。
光の柱が立ち上り、輝く。
僕―――最原終一の視界が光に包まれた。目を開けていられないほどの輝きは一瞬だった。次に目を開けた瞬間―――彼女がいた。
「赤松―――楓ッ!」
江ノ島盾子が叫んだ。
そう―――僕たちの目には赤松楓さんがいた。
「みんな、もう大丈夫だよ」
そう言って彼女はタブレットを操作した。すると江ノ島以外の皆に押しボタンが手元に現れた。
「赤松さん!? なんで―――ここに?」
僕は困惑しながら尋ねたが赤松さんは答えなかった。
「事情は後で、今は時間がない。ちょっとズルしてここに来たけど、すぐにでも押さないと帰れなくなる!」
夢野さんが赤松さんの大きな声に反応して反射的にボタンを押そうとしたが江ノ島がお道化るように言った。
「あれ~? いいの~? 実はそこの赤松は私が操作して生き返らせたモノでそのボタンはコロシアイゲームリセットボタンだよ~」
「―――ひッ!」
夢野さんはボタンを落とした。しかし、赤松さんは叫んだ!
「それは違うよ!」
ダンガンロンパ!
「江ノ島盾子―――いや……江ノ島盾子の残滓! もう貴方の想い通りにはならない!」
希望の弾丸!
「理由も理屈も根拠も関係ない。誰が何と言おうと、どんな虚言を吐こうと…最終的には私たち自身がどう思うか!」
希望の刃!
「
希望の言霊。
「私は皆の心に響かせる! 確実に江ノ島の残滓は追い詰められている。だから皆―――私を信じてボタンを押して!」
赤松さんの言葉に夢野さんはすぐにボタンを押した。すると光に包まれてここから消えた。
「夢野さん!?」
「大丈夫。現実の世界に戻っただけだから」
赤松さんは優しく言った。
夢野さんの光景を見て入間さん、白銀さん、キーボもボタンを押し、光に包まれ消えた。
そして春川さんもボタンを押そうとしたときに、
「おい、春川! おめーは自分が出ていいと思うのか?」
江ノ島の発言に春川さんが動きを止める。
「超高校級の殺し屋のくせに罰を受けないってか? はぁ? 都合が良すぎんだよバーカ! お前はここで一生殺し合いの刑罰を受けなきゃなんねーんだよ!」
「――う……あ」
「く、江ノ島!」
江ノ島が春川さんを惑わせる。しかし、
「春川さん! 迷っちゃダメ!」
―――赤松さん!?
「もしも、春川が【超高校級の殺し屋…だった】としても幸せになっていいんだよ! だから迷わずにボタンを押して!」
赤松さんが春川さんの背中を押した。
「ぐ―――あhfdsgsfyhdsuguskfgufskahfu四df非dhfugvhfgsyfgudsfhukds府gvfusuvhudshヴ宇sguvbgfbcshぢ青f儒shづぎふfvdgふfvじおヴぃおsfふvふふhすいhヴいさhfヴいおあふしhヴいhぃうさひしどえう8いぇふいejdfjんkなfjdaosaop」
春川さんがボタンを押す直前、江ノ島が崩壊した。形が崩れ、モノクマになる。
「うぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷぷ」
壊れたラジオのように笑う。
さらにモノクマから江ノ島に交互に変わり続ける。その異様な光景に形容しがたい恐怖を感じて僕と春川さんは動きを止める。赤松さんでさえ恐怖した。
そして江ノ島=モノクマは別人へと変わった。
「君たち絶望は希望に戻ってはいけないんだ!」
苗木誠が叫ぶ。
「そうだ! 絶望の残党は刑罰を受けるのが義務なんだ!」
日向創が轟く。
「そうじゃぞ。希望は絶望に負けるわけにはいかない!」
老人は嗤う。
「絶望が希望に戻るなんて……ツマラナイ」
それでも―――
「私たちは絶望なんかに負けない!」
赤松さんは絶望を打ち砕く。
「――――――――――――――――」
江ノ島=モノクマ=苗木誠=日向創=老人=
それでも、僕と赤松さんは絶望を論破する。
「こんなの私の好きなコロシアイゲームじゃないよ!」
「こっちはずっと応援してきたんだよ!」
「今まで値貢献してきたと思ってんの!?」
「バッドエンドにしないと運営燃やす!」
「今回のコロシアイは荒れてんな!」
「こういう超展開は好きじゃないんだよ!」
「フィクションが世界を変えられるわけねーし!」
ダンガンロンパ!
「「フィクションだって変えられるモノはあるんだ!」」
「説教なんて聞きたくないんだけど!」
「そんなことより暗殺者ちゃんの処刑は!?」
「説教臭い奴とかうざいよね!?」
「あーぁ、探偵押しだったのになー!」
「こいつらが天海の代わりに死ねばよかったよ!」
「死ぬからキャラが立つんだろう!」
「キャラが死ぬのがコロシアイゲームだろう!?」
「殺し合いは最高のエンターテイメントだよ!」
希望の言霊!
「「殺し合いは間違っているんだ! もう、僕らの命を見世物にはさせない!」」
「希望か絶望か選びなよ!」
「希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!!」
「後味悪い結末なんて嫌だからね!」
「絶望がおしおきや刑罰を受けないなんて最悪なオチだ!」
希望の刃!
「「絶望じゃない、帰るんだ! 刑罰じゃない……僕らは元の世界に帰るんだ!」」
「本当にコロシアイゲームが終わるの!?」
「今さら勝手に終わらせないでよ!」
「フィクションのキャラが死んで何が悪いの!?」
「いいから殺しあえよ!」
「希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!! 絶望だ!! 希望だ!! 絶望だ!!」
「もっと殺し合いを見させてよ!」
「カタルシスを味わいたいんだよ!」
「まだまだ次回作に期待していいよな!?」
「どうせ終わりっこないよね!?」
「こっちはずっと応援してきたんだよ!」
「今までどれだけ貢献してきたと思ってんの!?」
「死ぬからキャラが立つんだろう!」
「後味悪い結末なんて嫌だからね!」
「こんなの私の好きなコロシアイゲームじゃないよ!」
「希望か絶望か選びなよ!」
「本当にコロシアイゲームが終わるの!?」
「今さら勝手に終わらせないでよ!」
「フィクションのキャラが死んで何が悪いの!?」
「コロシアイゲームは終わらないよね!?」
これで最後の終わりだ!
「「希望は前へ進む! みんなの手でコロシアイゲーム―――終わらせるんだ!」」
「ぐ―――あhfdsgsfyhdsuguskfgufskahfu四df非dhfugvhfgsyfgudsfhukds府gvfusuvhudshヴ宇sguvbgfbcshぢ青f儒shづぎふfvdgふfvじおヴぃおsfふvふふhすいhヴいさhfヴいおあふしhヴいhぃうさひしどえう8いぇふいejdfjんkなfjdaosaop」
僕たちは―――ボタンを押した。
光あれ。
―――声が聞こえた。
ありがとう。最原くん。君がいてよかった。
最原くんがいなかったら私は震えていたと思う。震えて…何もできなかったと思う。
私、最原くんがいてくれてよかったよ。君がいてくれたから、こうして立ち向かえたんだもん。
だから、戻っても、自分に胸を張ってよ。
私は君を信じているからさ、君も自分を信じてあげてよ。
うん。わかったよ。ありがとう―――赤松さん。
僕は僕を信じる。
君と…僕の約束だよ。
うん、約束だよ。また会おうね……最原くん。…さようなら。
「ふふふ あーあ、こりゃ絶望だわ、また、絶望に絶望して絶望を絶望しちゃった。あーあ楽しい。二度も、あんな絶望を体験しちゃった以上はさ、もう戻れないのよね。過去の思い出だけを振り返りながら生きるなんて虚しすぎるじゃん。あー、でも…これでもう……本当に…絶望を希望しないで済む。そん―――なの――絶、望……的」
Game over―――?
私がやりたかったこと、
江ノ島盾子の声優と舞台版キャストのネタ。
つまりはかつてのラスボス同士の対決。
そして―――二人の主人公ネタ
元主人公の復活です。
一応これで完結です。
次はエピローグと解答編です。
残り6日6話
次回は物語というよりは補足みたいな説明みたいなものです。
エピローグです。
それが5話続きます。
ご感想などがありましたらよろしくお願いします。