東方新記伝   作:黒鉄球

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 どうも黒鉄球です。……ふっ、書くことなくなったわい




第四十二話 永夜異変第三話 : 我ら只今珍道中

 

 

 

 

 恩を返したい人がいる。しかしどうやって返せばいいのか分からない。そんなジレンマが私を支配していた。私の可愛い従者と私自身を救い出してくれた彼に私は何をしてあげられるのだろうか、と。そんな時に舞い込んできた一つの異変。満月が来ず、妖怪達が満足に力を発揮出来ない、そして夜を長引かせてその間に決着をつけると告げた私の友人八雲紫。願ってもない話だった。皐月の代わりに私が異変を解決すれば彼への負担も減る、それが恩返しに繋がると思った。そんな私は迷いの竹林へ絶賛飛行中。途中誰かが人里へ向かって飛んでいたのを目撃したけど今は気にせず目的地へと向かう。

 

 妖夢「幽々子様、迷いの竹林上空ですよ」

 

 妖夢の声でようやく竹林に着いたのだと気が付いた。私とした事がぼーっとしちゃうなんて情けないわ。いいえ幽々子、ここは気持ちを切り替えて異変解決のことだけ考えるのよ。そうすればなんとかなる……はずよ。

 

 幽々子「ありがと妖夢。さて、ここからは歩いて探すから着いてきて」

 

 妖夢「歩いて……ですか。何故そのようなことを?」

 

 首を傾げて質問をする妖夢。何この生き物すごく可愛いわ!流石私の従者ね!じゃなくて理由だったわね。

 

 幽々子「簡単な話よ。今まで紫が空から探しても敵の本拠地がわからなかったのよ。だったら地上で地道に探した方がある意味近道なのよね」

 

 なるほど。と相槌を入れる妖夢。それでも迷いの竹林とまで言われるほど迷う人が多いのだから慎重に行かないとね。それにもしかしたら罠も仕掛けられている可能性もあるしね。

 

 妖夢「でしたら私が先導します。幽々子様は私のあとに続いてください」

 

 幽々子「あらあらそんなに心配しなくてもいいわよ。さっきから誰かに見られてるようだし」

 

 そうですね、と相づちを打つ妖夢。既に白楼剣を抜刀しているところを見ると妖夢も気づいていたみたいね。地上からなのは分かるのだけど明確には分からないわね。やっぱり降りてみないとね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 地上に降りて数分が経過した。周りの景色は変わらず竹が生い茂っており本当に迷子になりそうになる。見渡す限りの竹、竹、竹!あ、筍みーっけ♪

 

 妖夢「幽々子様、筍に目移りしないでください。ここは敵の本拠地、もう少し緊張感を持ってくださいよ」

 

 ジト目で睨む妖夢。その顔もすごく可愛いわぁ、右手に刀さえ握っていなければね。先程の行動を反省しつつ道なりを歩いているとさっきの視線を感じ取った。やっぱり誰かがここにいる……もしかして主犯?もしくはその取り巻きか。何にしても更に警戒しないと……。

 

 幽々子「ねぇ妖夢―――」

 

 声をかけた直後に妖夢が転けた。あらかわいいなどという感想は持たなかった。警戒心むき出しの妖夢が転けるなどあり得なかったから。その後声を掛けようとしたら何かが光った。あれは……弓…やばい避けないと……!

 

 妖夢「幽々子様!」

 

 反射的に避けられず手元の扇子で払いのける。運良く矢の先端に当たって弾けた。今のは……トラップ?意味もなく攻撃的なものを仕掛けるわけはないから……どうやら敵さんの準備は良好だったようね。

 

 幽「大丈夫よ、それよりこの先もまだ罠が仕掛けられている可能性が高いから今以上に警戒してないとまた罠に掛かっちゃうわ」

 

 自分にも言い聞かせるように妖夢に告げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 結局あの後も酷い目にあった。鉛玉が飛んできたり弓矢が飛んできたり竹が倒れてきたり。私達が進む方向に必ずと言っていいほど罠が張り巡らされていて思うように進めない。妖夢に至っては「全部斬ってしまいましょう」なんて無謀なことを言い出す始末。血気盛んなのは良いけど程々にね。あと眉間にシワ寄せすぎると取れなくなっちゃうわよ。

 

 妖夢「あぁもう!なんでこんなに罠が多いんですか嫌がらせですか!?」

 

 幽々子「落ち着きなさい妖夢。こうなったら別のルートを探しましょう」

 

 妖夢の怒りを制止しながら進行方向のを迂回して進む事にした。歩いて10分ほど経ったところでカチッと音がした。あれこれって……まずくない?

 

 妖夢「幽々子様急いで後ろに飛んでください!」

 

 妖夢の言われるがままに後ろへと飛んだ。その瞬間爆発が起きた。そこまで大きくは無かったけど人を殺すには十分な威力があった。これって確か「地雷」って奴よね。なんでこんなものが……。

 

 妖夢「マズイですよ煙と爆音のせいで的に位置が割れてしまいますよ!」

 

 あたふたと慌てる妖夢。もうどうすればいいの変わらないのだろう。かく言う私もどうすればいいのか分からない。それにしても妙よね。私達が通る道には必ずわながあるなんて……もしかしてさっきの視線って私達の監視?……だとすれば私達の進行方向は敵に割れてることになる。これまでの罠にも合点がいく。先回りされてたのね。急いで動かないと……ってあれは……?

 

 ???「あの地雷を踏んで生きてるなんて……幻想郷の人達は面白いですね」

 

 誰だろう。長いすみれ色の髪、そしてうさ耳。見たことないけど只者ではない……わよね。

 

 幽々子「あれくらい避けるのはわけないわ。それより貴方は?」

 

 鈴仙「私は鈴仙・優曇華院・イナバ。まぁ気軽に鈴仙とでも呼んでください、そして………さようなら」

 

 人差し指を私に向けて構えた。指先が赤く光だした。これは……弾幕!?まずい、よけられない……!

 

 「[恋符 : マスタースパーク]!!」

 

 虹色の閃光がうさ耳の子に目掛けて放たれていた。これって……まさか!

 

 魔理沙「間に合ってよかったぜ!つかなんでここにいんだ?妖夢もだけどよ」

 

 アリス「まさか散歩……なんてことは無いわよね。多分私達と同じね」

 

 妖夢「幽々子様!ご無事ですか!?ご無事ですよね!?」

 

 はぁ……助かったぁ。あのタイミングじゃ逃げられなかったから……。妖夢が途中いなくなったのはそういう事だったのね。納得納得。それにしても……あのウサギの子は…無事みたいね。無傷っぽいし。

 

 鈴仙「まさかお仲間だったなんて……でも、私の能力を持ってすれば造作もありませんね」

 

 そう言い放つと目が赤く光りだした………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 魔理沙「さーて戦うかな」
 霊夢「今回も短いわね」
 作者「なんでかどうしても短くなっちゃうんだよねー」


 次回 : 第四十三話 永夜異変第四話 : まりちゃんの策略


 作者「あ、そういえば新しい小説書きました」
 劉斗「良かったら読んでくれよな!」
 皐月「お前誰だよ!?つーかお前はこっちに出てきたんかいぃぃぃぃぃ!!」
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