東方新記伝   作:黒鉄球

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どうも!黒鉄球でございます!!二日連続投稿になりました。なんか案が出てきたので勢いで書いちゃったって感じですけど。
今回は今までより長いです。それでもいいよって人はゆっくりして行ってくださいね。

それでは本編をどうぞ!


第五話 紅魔郷前編 : 皐月、初めての異変に遭遇する

 

 

あのラッスケから2週間が経過した。皐月は毎日欠かさず掃除、洗濯、料理の3つをこなした。毎日朝6時に起床し、深夜1時に就寝する生活を送っていた。流石に二週間もやってくれると思わなかった霊夢はちょっと申し訳なくなり「今日はゆっくり休みなさい」と今日は霊夢が境内中を掃除していた。因みに皐月は二度寝中である。

 

霊夢「………なんかちょっと申し訳ない事しちゃったわね。一週間のつもりがあいつの優しさに甘えてさらに一週間任せてしまったわ。」

 

だから今日くらいは私が……っと呟いたその時霊夢は違和感を覚えた。なにやら空が暗い。今は朝の10時のはず。なのになんで暗くなった。理由は明白だった。

 

霊夢「……………異変ね。まったくどこのどいつが起こしたわけ?」

 

紫「教えてあげましょうか?」

 

ひょっこりと空間の裂け目[スキマ]から幻想郷の賢者こと八雲紫が霊夢の前に現れた。

 

霊夢「なんであんた知ってんのよ。ならあんたが行けばいいでしょ?態々私に教える必要ないでしょ?」

 

そう回答すると紫は「あなたが博麗の巫女だからよ?それにスペルカードルール始まって初めての異変よ?博麗の巫女の力を示す事ができるわよ?」と言った。だが霊夢は

 

霊夢「悪いけどそういうのは興味ないのよ。居場所を知ってるあんたが行ったほうが早いんだからあんたがいk「もしかしたらお賽銭箱が満たされるかもよ?異変解決のお礼に」やらせてもらうわ!犯人はどこ!?」

 

紫(………………相変わらずお金にガメついわね。博麗の泊がつかないわね。まぁやる気が出ただけいいかしら。)(´Д`)ハァ…

 

溜め息をつき「ココから北北西のところにある館にいるわ。紅いからすぐに見つかるわよ。」と告げて霊夢は元気よく「行ってくるわ!待ってなさい!!私のお賽銭!!!!」と空を飛んで行った。

 

紫「フフフ、まぁいいかしら。頑張りなさい、霊夢。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

霊夢「まぁお賽銭は置いといて異変解決も巫女の役目だし行きますか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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霊夢「確かに赤い館があるわね。紫の行ってた館はあれね。」

 

空を飛びながらそう呟いていると後方から聞き覚えのある、と言うか聞き覚えしかない声が聞こえた。

 

魔理沙「おーい、霊夢!!!」

 

後方から箒に跨って飛んでくる魔法使い魔理沙が声をかけてきた。

 

霊夢「やっぱりあんたね魔理沙。なんでここにって聞くまでもなく………」

 

魔理沙「勿論異変解決のためだぜ!あたしの仕事の一つだからな。お前もだろ?なら競争しようぜ!どっちが先に異変の主犯格を倒して異変を解決するか。」

 

物凄く面倒くさいことを言ってきた魔理沙だが霊夢はお賽銭…………もとい異変解決を紫に依頼されたので

 

霊夢「面倒だけどいいわよ。先に倒しても恨みっこなしね。」

 

モチロンだぜ!っと意気込む魔理沙。そんな二人は赤い館の前にまで来ていた。そこには大きすぎる門とその前に立ちはだかる人影が見えた。

 

???「む?侵入者ですね?申し訳ありませんがここを通すわけには…………」

 

門番らしいセリフを言っている最中に面倒くさいという理由で口上の最中に「夢想封印」を撃って吹っ飛ばした。

 

???「え!?ちょっ、いきなり弾幕って………きゃあ!!?」

 

魔理沙「……………お前酷いな。」

 

霊夢「だって弾幕撃てそうな感じなかったし早めに倒せるに越したことないでしょ?」

 

理由が酷すぎるぜ。と門番に同情する魔理沙。

 

魔理沙「あ、気を失ってるぜコイツ。少しは加減しろよ。」

 

霊夢「グダグダ言ってないでさっさと行くわよ。」

 

こうして二人は赤い館、敵の陣地に侵入したのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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霊夢「へぇ。中はこんな感じになってたのね。」

 

内装は至ってシンプルで入ってすぐに踊り場があり、真ん前に二手に分かれる階段、そして踊り場の左右には廊下があった。Ωのような形をしていた。

 

魔理沙「ん?誰か来たぜ?」

 

魔理沙はそう言うと階段に指を指した。そこにはメイド服を着た短めの銀髪の女性が降りてきた。霊夢は直感で思った。こいつは強いと。

 

???「おや?侵入者ですか。まったく美鈴は何をやってるのでしょうか。あとでお仕置きをしなければなりませんね。」

 

霊夢「門番なら外で気を失ってるわよ。私がふっ飛ばしたもの。」

 

興味のなさそうに答える霊夢。

 

霊夢「こいつは私が戦るわ。魔理沙は先に行きなさい。どうせ刺客はいるだろうけど。」

 

とお祓い棒と札を構える。それを見た魔理沙は右を向き

 

魔理沙「じゃあこいつは霊夢に任せるぜ。私は先に行くからな。」

 

そう言って全力で右の廊下を走り抜けていった。

 

霊夢「………………行かせてよかったのかしら?」

 

???「あの白黒が向かったのはパチュリー様のいるお部屋。私が行かなくてもあの女に勝ち目はありませんわ。」

 

ニヤリと笑うメイドを前に霊夢は

 

霊夢「あんた魔理沙をナメすぎよ。それと魔理沙の心配をする暇があったら自分の心配をしなさい。」

 

???「あなたが私に勝てるとでも?博麗の巫女といえど私の能力の前では赤子同然です。」

 

完全に喧嘩を売られた霊夢は「名乗りなさい。全力で叩きのめしてあげるから。私は博麗霊夢。幻想郷に生きる博麗の巫女よ。」と名乗りメイドは「私は十六夜咲夜。ここ紅魔館に務めるメイドです。我が主に仇なす者は何人たりとも通しません。」

 

始まるは巫女VSメイドという一部のオタクから人気が出るであろう組み合わせでの戦いの火蓋が切って落とされたのであった!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔理沙「……………………なんだこの部屋?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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やべぇよ、寝すぎたよ。もう10時だ。霊夢呆れてるだろうなぁ。取り敢えず外に出ねぇとな。

 

皐月「おーい霊夢。どこにいるんだーって何だこりゃ!!?そ、空が紅い?!」

 

真っ紅な霧に覆われた空。夕方にも見えたが夜も連想させられた。少し考えたがどう考えても答えは一つしか出なかった。

 

皐月「これが[異変]ってやつか。なんというか……………大規模だな。」

 

そんなことを呟いていると皐月の前の空間に裂け目が現れた。

 

紫「これが異変よ。どう?初めて異変に遭遇した感想は。」

 

皐月「うおっ!ビックリした!!!いきなり出てこないでくれよ!心臓に悪ぃ!」

 

いきなり紫が出てきて飛び上がった皐月。

 

紫「あらゴメンなさい。私はこういう妖怪よ?それで、どうかしら?」

 

一礼したあと再度質問してきたので答えた。

 

皐月「驚いた、としか言えないな。」

 

紫「至ってシンプルね。ま、最初はそんなものでしょう。」

 

皐月「そんなことより霊夢がいないんだけどってまさか………」

 

紫「えぇ。この異変を解決しに行ったわ。霧雨魔理沙と一緒にね。あなたも行く?行くなら場所教えるわよ?」

 

しばらく考えて「行く。場所と相手を教えてくれ。」と紫に告げた。

 

紫「場所はここより北北西にある赤い館。主犯は確か吸血鬼だったかしら?」

 

[吸血鬼]という単語を聞いた瞬間、悪寒が走った。物凄く嫌な予感がしたのだ。勘でしかないのだが果てしなく嫌な予感がした。良くないことが起きる。その考えだけが皐月を紅魔館へ走らせた。

 

皐月「ものすごく嫌な予感がする。……………早まるなよ霊夢、魔理沙!!!」

 

そう呟いて皐月は全力で、光速で、紅魔館へと走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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皐月「な、なんじゃこりゃ………。地面が抉らてるぞぃ。」

 

紫から情報を聞き光速で紅魔館へと向かったのだが門あたりの地面が一直線に抉れていた。その傍らには赤髪で中華服みたいな服を着た女の人が倒れていた。

 

皐月「……………絶対あいつらだな。加減を知らんのかあいつらは。」

 

そう呟きながら怪我をした赤髪の女の人に近寄った。

 

皐月「……………明らかに敵だけどしゃーない。貸しを一つ作るか。あとで何かあるかもしれないし。」

 

そういいながらその女性に右手をかざした。すると皐月の右手が翡翠色に光りだし、みるみるうちに怪我が回復していき、完治した。

 

???「……………ん?あ、あなたは?」

 

目を覚ました女性の第一声は正体を明かせとの事だ。まぁ別にいいや、減るもんじゃねぇし。

 

皐月「俺は神条皐月。腋巫女さんと容赦のない魔法使いを見なかったか?俺はそいつらを追ってここに来たんだけど。」

 

皐月はそう赤髪の女性に声をかけた。

 

???「あ、これはご丁寧に。私は紅美鈴(ホンメイリン)と申します。ここ紅魔館の門番をやってます。…………もう突破されちゃいましたけど。」

 

皐月「美鈴だな。よろしくな。」

 

一般的な自己紹介を終えると美鈴は質問をした。

 

美鈴「あの、どうやって、どうして私の怪我を治したんですか?」

 

やっぱり聞かれたか。まぁ黙ってる理由もないし答えるけど。

 

皐月「おれの能力だよ。理由は貸し作ろうかなって思っただけだ。他意はない。」

 

包み隠さず話した。隠しても嘘ついても得が無い。そう考えた皐月は包み隠さず話した。

 

美鈴「そうですか。えっと、取り敢えず怪我を治してくれてありがとうございました。何かお礼をしたいのですが…………。」

 

お礼…………。それなら望みは一つしかない。

 

皐月「なら紅魔館の主の元まで案内してくれ。それが出来ないんなら特徴だけでも教えてくれ。」

 

そう言われて戸惑う美鈴。その[お礼]はどちらも主を売る行為。従者としてそれは拒否しようした。だがその直後紅魔館本館から爆発音が聞こえた。

 

美鈴&皐月「!!?」

 

美鈴は戸惑ったが皐月はすぐに冷静になりこの爆発は霊夢が起こしたものだということを理解した。そこで皐月は美鈴に提案をした。

 

皐月「なぁ美鈴。俺は紅魔館に用がある。だがお前は向こうにいる[誰か]に用があるだろ?だから一緒に行くか?俺が居れば怪我を治すことができる。………お互いに利点があると思うのだがどうだろう?」

 

美鈴「…………………分かりました。貴方には借りがありますからその為にと言うことで行きましょう。」

 

皐月「…………それでいいぜ。」

 

こうして二人は紅魔館の中へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「………………コワシタイ。ココカラデテ、スベテノモノヲ、ハカイシテハカイシツクシタイ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三日月形の口をした少女が、狂気の塊が目覚めようとしていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




美鈴「さ、咲夜さん!大丈夫ですか!!?」

皐月「落ち着け美鈴。この怪我ならすぐに治せる。まったくあいつも中々の威力でやったもんだな。」

霊夢「あんたが主犯かしら?博麗の巫女の名のもとにこの異変を止めさせてもらうわ!」

???「私達の天敵を克服しようとして何が悪いのかしら?」

???「アハッ♪アナタガ遊ンデクレルノ?」

皐月「これがお前の望んだことか!こんな事をして楽しいのか!!楽しかったのか!!!答えろ!!」

次回 : 紅魔郷後編 : 狂気との戦い、そして

皐月「まさか、こんなことになるとはなぁ。」

霊夢「あんたって奴は、無茶しすぎなのよ………。」


作者「後編のあと後日談を出すのでその時に皐月の能力を明かします。それではまた次回お会いしましょう。」
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