こっそりと覗き見した罰として即席で宴会を開くこととなった。そして現在博麗神社では理久兎の墓参りを終えた妖怪達や不老不死の人物達が宴会を楽しんでいた。しかも蓮の式神達も一緒にだ。
霊夢「まったくこれなら行くんじゃなかった
本当にくたびれ儲けだわ」
霧雨「まぁまぁ♪神社の裏にある物が何かって
いうのが分かっただけでも儲けだぜ♪」
蓮 「アハハハハ…………そうかもね……」
と、3人は宴会の料理を運びながらそんな会話をする。そして運んでいると、
蓮 「ん?…………何だろ……」
霊夢「どうしたの?」
蓮 「いや…何か変な…う~ん気のせいかな?」
霊夢「?……まぁいいわ早く片付けましょう」
蓮は何か変な気を感じたがすぐにそれは消えてしまったため蓮は気にしないで配膳を続けた。
萃香「おぉ~い蓮やぁ~いつまみを持ってきて
おくれ~」
蓮 「これをどうぞ」
紫 「ふふっ貴方の彼氏さん本当に気が利く
わね」
霊夢「悪かったわね私は気が利かなくて!」
と、遠回しの弄りに霊夢はツッコミを入れた。なお気が利かないとはいうが蓮にはここ最近気を使っている模様……
霧雨「てかにとりさっきお祖父ちゃんとか言って
いたが来なかったのか?」
と、魔理沙はにとりに聞くとにとりは苦笑いを浮かべて、
河城「う~んお祖父ちゃんぎっくり腰で動けなく
なっちゃってさぁ……」
にとりのお祖父ちゃんは現在進行形で、ぎっくり腰のようで動けないようだ。
霧雨「私はなった事はないが……痛いのか?」
河城「それはもう痛いらしいよ動けないって
言ってたし?」
霧雨「うわぁ……」
もうこれには魔理沙もそんな声しかあげれなかった。一方蓮はというと……
蓮 「そういえば文さん」
文 「ん?何ですか…あっ!さては取材を……」
蓮 「それはないです」
文 (´・ω・`)
段々と蓮も慣れてきたのか言葉に少しずつ刺が付き初めてきた。
文 「それじゃ何の用ですか?」
蓮 「いえ前に文献で理久兎さんは鬼や天狗を
率いたって聞いたんですがそれなら何故
天狗の領主が来ないのかなぁ~って」
文 「それが私だとは…あったりは~♪」
蓮 「絶対にあり得ませんね♪」
文 「酷くないですか本当に!?」
本当に刺が出てきたのと周りの皆から見ても思うばかりである。そして文はため息を吐くと、
文 「はぁ風…天魔様は今現在別件の外せない
仕事で来れなかったんですよ」
蓮 「別件?」
文 「えぇあんまり詳しくは分からないけど
ただ忙しそうだったとだけは……」
蓮 「成る程……そういえば天狗って仲間意識
が高いんですよね?」
文 「えぇそれはもう♪仲間1人やられただけ
でも大勢で仕返しに行くほどに♪」
それを聞くとあんまり喧嘩を売らない方が吉だろうと思った。すると文の友人であろう椛と言われていた少女が話始める。
椛 「所で貴方は天狗の社会構成ってどうなって
いるかは分かりますか?」
蓮 「いや…分かりませんね……それと貴方では
なくて蓮で良いですよ♪」
椛 「そうですか…なら私も椛で構いませんよ
それで社会構成何ですが実際は縦社会と
なっています」
蓮 「縦社会?」
と、蓮が言うと文はやれやれと言った仕草をとると文も説明を始めた。
文 「はいまず大きく分けて4つありまして
まずは大天狗の天魔様、次に私達烏天狗
そしてその下に鼻高天狗で更に下には目
の前にいる椛の白狼天狗がいるんですよ」
蓮 「へぇそんなにいるんですね…そういえば
お2人は仲って……」
文 「それは勿論ですよ♪」
と、文は言うが何故か椛はやれやれといった表情をしたが文には見えてはいなかった。
蓮 「そうなんですか……」
(何か椛さんの反応が…気にしたら負け
かな?)
文 「どうかしましたか?」
蓮 「いえ何も……」
蓮がそうして話していると……
霊夢「蓮ちょっとこっちに来てもらってもいい?」
霊夢からの呼び出しをもらった蓮は文と椛に頭を下げて、
蓮 「すいませんがここで!」
文 「えぇ行ってらっしゃい♪」
椛 「どうぞ……」
蓮はすぐさま霊夢の元へと向かった。霊夢のもとまで来ると、
蓮 「霊夢どうかした?」
蓮は霊夢の元まで駆けつけると霊夢の目の前で何故か魔理沙が爆睡していた。
霊夢「悪いんだけど魔理沙を運んでもらって
いい?」
蓮 「珍しい魔理沙がもう落ちるなんて……まぁ
いいか…よっと」
蓮は魔理沙をおぶると霊夢と共にまた宴会場へと向かう。すると何でか分からないが……
蓮 「何でだろ自棄に眠くなってきた……」
霊夢「まったく寝不足じゃないの?」
蓮 「さぁ……」
そんな会話をしながら宴会場へと来ると……
萃香「うぅ……眠…い」
バタン!
突然、萃香は倒れて眠ってしまったのを蓮と霊夢は見てしまった。だが萃香だけではなかった……
藍 「ふぁ~…………スゥースゥー」
紫 「藍、貴女がそんすぐに眠るなんて珍し
……クゥー」
幽 「スゥ~スゥ~」
妖夢「うぅん幽々子さま……」
紫に藍も眠り幽々子にまさかの真面目な妖夢までも眠ってしまった。その隣の方では……
河城「お祖父ちゃん…………」
幽香「ぐぅ~ぐぅ~……」
と、にとりや幽香までもが眠っていた。そして別の場所でも……
輝夜「うぅん…………」
永琳「姫様しっかりして…下さ……い」
妹紅「だらし…ねぇ……ぞ……」
慧音「妹…紅……お前も…………」
更には4人も眠り始めた。そして先程蓮と元気に話していた文と椛も……
文 「もふもふ……」
椛 「おっ重い……」
と、殆どの者が眠り始めているのだ。これは明らかにおかしいのは明確だ。
霊夢「いったいどうなって……」
蓮 「どうして皆……」
と、蓮と霊夢が言うと突然蓮の体にも異変が訪れる。急な脱力にみまわれた。
霊夢「何…この眠さは…それに障気が漂って
いる……の……」
蓮 「だっダルくて眠い…………」
霊夢はその場に倒れて眠ってしまい蓮は魔理沙をおぶったままその場で崩れるように倒れて眠ってしまうのだった。そしてその場の全員は眠ってしまったのだったが……
? 「準備は整った……彼奴らへの復讐が叶う
安倍晴明…深常理久兎……ふふアハハハ!
彼奴には感謝しねぇとなぁアハハハ!」
と、憎しみを積年の怨みを叶えられると願っていた者は高笑いをこだませると何故か霊夢の元まで近づく。
? 「さぁ来るがいい……」
そう唱えると霊夢の体から白色何かが出てくる。それは真っ白い霊体となった霊夢だった。
霊夢「えっ?…あんた誰よ!」
? 「お前にはやってもらいたいことが
あるからなぁ!」
そう言い霊夢の首を鷲掴みにする。そして霊夢はその腕を振りほどこうとその者の腕を掴んだ。
霊夢「うぐっ!離せ!」
? 「さぁ来い!!夢の中で少し遊ぶからな!」
霊夢「蓮!!」
霊夢が連の名前を叫ぶと同時にその場から霧のようになってその者と霊夢は消えるのだった。
怠惰「はい最後辺りが何でかベタな展開になって
しまいましたがこの章の後半です」
狗神「おい神楽、小僧やらを救いに行くぞ!
あの野郎だけは何年経とうが必ずぶち
殺す!!」
神楽「あっはい!!すぐに!!」
怠惰「気を付けてね♪……もう行っちゃったよ
さてとそれじゃ今回はここまでね♪
次回もよろしく!てな訳でさらばだ!」