血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、もう学校が始まった怠惰の
クソ悪魔です。友人とも久々に顔を会わせまし
た♪こんな話はおいておいて本編へどうぞ


第78話 兎の宝物

兎を保護して翌日のこと……

 

蓮 「あの兎はどうなってるかな……」

 

昨夜は眠れずで蓮の目には隈が出来ていた。蓮は霊夢の部屋に入ると兎が寝ていただけだった。今度は居間へと向かうと、

 

蓮 「あれ?ここにいない?」

 

居間にもいないため今度は縁側を覗くと、

 

蓮 「こんな所にいたの……」

 

霊夢「あら蓮……貴方も寝なかったのね……」

 

蓮 「霊夢こそ……」

 

霊夢も布団を占領されたため寝てはいない。実際、蓮の布団と目の前で寝ている兎の布団(霊夢の布団)しかないためだが、

 

蓮 「そういえば霊夢、その羽衣は何?」

 

霊夢の隣に置いてある綺麗で結構豪華な羽衣を見つけて聞くと霊夢はニコニコと笑いながら、

 

霊夢「拾った♪」

 

拾ったと言うが恐らくいや確実に霊夢の布団で寝ている兎の物だろうと思う。

 

蓮 「それ絶対にあの兎のだよね?」

 

霊夢「いやいや名前が書いてないならセーフよ

   それに看病させたんだからそのお礼の品

   にもなるしね♪」

 

蓮 「もう猫ババを越えてるよ!?」

 

と、これにはツッコミをしなければいけないためツッコミを入れるが、

 

霊夢「それにあの子のだっていう保証はないで

   しょ?」

 

蓮 「いやまぁそうだけどさぁ……」

 

霊夢とそんな会話をしていると……

 

? 「ない!ない!私の衣がない!」

 

声が聞こえてくる。しかも声の方向的に霊夢の部屋からだ。

 

蓮 「霊夢……」

 

霊夢 ♪~(´ε` )

 

口笛を吹いて誤魔化している。これには蓮も呆れるしかない。そんな事をしていると霊夢の部屋の襖が開かれて先程寝ていた兎と目が合う。

 

兎 「はっ!それそれそれ!私の衣!!」

 

蓮 「やっぱり……」(;¬_¬)

 

霊夢「ふふっ♪言われなくても返す気はない

   から安心して♪」

 

何てことを言うんだろう。それに対して兎は、

 

兎 「意地悪」

 

と、言った瞬間だった。突然蓮と霊夢の目の前から姿を消したのだ。蓮と霊夢は

 

霊夢「えっ?」

 

蓮 「なっ!」

 

そして一瞬後ろに気配を感じ後ろを見るが誰もいなく前を向くと、

 

兎 「一応助けてくれたみたいだしお礼を言う

   わ♪助けてくれてありがとう♪」

 

一瞬まるで何をされたのかが分からないポルナレフのような状態だった。これには蓮も、

 

蓮 (この子…出来る……)

 

と、誉めると同時に危機意識も持った。

 

霊夢「……まぁ良いわ腹が減ってるでしょ?」

 

兎 「えっえぇ」

 

見ていると霊夢は少し悔しそうにしたが思いやりもあるのかご飯を食べさせるようだ。

 

霊夢「来なさい朝ご飯を作ってあるから」

 

蓮 「おいで♪」

 

蓮と霊夢に言われて兎は居間へと入る。そして朝食を出した。

 

兎 「すいません態々ごはんまで」

 

霊夢「良いわよ気にしなくても」

 

蓮 (盗む気満々だよね…)

 

霊夢の目はまだ盗む気満々の目をしていたのを蓮は見逃さなかった。とりあえず話題を変えるために、

 

蓮 「それでえ~と怪我は大丈夫?」

 

兎 「あっはいよく寝たのでもう全快しま

   した」

 

霊夢「やっぱり妖怪って便利よねそんな怪我

   すぐに直せるし……」

 

兎 「私って妖怪なのかな?

 

と、ボソリと呟きを聞いた蓮と霊夢は、

 

蓮 「何か言った?」

 

兎 「いっいえ!」

 

霊夢「あんた打ち所が悪かったんじゃない?」

 

兎 「失礼ですね!打ち所は良かったですよ!

   ただ寸尺のスペースデプリに当たった

   だけですから!」

 

霊夢に向かってそう答えた。スペースデプリやらについては蓮も知らないため、

 

蓮 「何だろうねそれ?」

 

霊夢「さぁ……ふぁ~私もう眠いから寝るわ

   布団とられて昨晩、眠れなかったし」

 

そう言うと霊夢は畳の上で横になると眠ってしまった。

 

蓮 「はぁもう掛け布団かけないと風邪引く

   のに……」

 

呟いて掛け布団を取りに部屋へと向かい布団を取ってまた居間へと向かうと、

 

蓮 「あれ?」

 

いつの間にか先程の兎が消えていた。ついでに霊夢が猫ババしようとしていた羽衣も消えていたため恐らく持って逃げたのだろうと思った。

 

蓮 「ありゃりゃ…まぁ霊夢の犠牲にならなかった

   から良かったかもね」

 

一応は逃がしてあげようと思っていたため蓮は丁度良いと思えた。そして霊夢の寝顔を見ながら、

 

蓮 「うっ…寝てる顔も結構…可愛いかも……

 

霊夢の寝顔を見て照れている蓮であった。そうしてしばらく眺めた後は兎が使った食器を片付け何時ものように剣の腕を磨くため特訓を始めて数時間後、今日の分の特訓を終える。

 

蓮 「ふぅ…まだ寝てるんだ」

 

まだ霊夢が寝ていると思うと、

 

霧雨「よぉ♪遊びに来たぜ蓮♪」

 

蓮 「あっ魔理沙いらっしゃい♪霊夢なら寝てる

   よ♪」

 

霧雨「おっとそうか…どれどれ♪」

 

魔理沙は霊夢の寝顔を見ようと部屋を覗くとケラケラと笑って、

 

霧雨「いや~寝てる方が静かで良いな♪」

 

蓮 「魔理沙それ聞かれたら……」

 

霊夢「誰が寝ている方が静かだって?」

 

霊夢がむくりと起き上がりジト目で魔理沙を睨む。どうやら起床したようだ。

 

霧雨「いや~気のせいだぜ♪」

 

霊夢「……まぁ良いわ…あれ?蓮、私の羽衣

   知らない?」

 

蓮 「それならいつの間にか兎の妖怪が消え

   ててその隙に持っていったんだと思う

   けど?」

 

霊夢「えぇーーーーーー!!!私の羽衣が!」

 

と、叫びをあげた。ぶっちゃけ霊夢の物ではない。

 

蓮 「まったく諦めなよ……」

 

霧雨「どういうことだ?」

 

霊夢「昨日の晩に綺麗な羽衣とついでに

   おまけで兎の妖怪を拾ったのよ」

 

蓮 「えっおまけなの?」

 

どちらかと言えば兎が本命で羽衣はおまけの間違いではないかと思ってしまう。

 

霊夢「は~あれ結構な値打ち物だと思ったん

   だけどなぁ~」

 

霧雨「こいつは……」

 

蓮 「あはは……そうだ昼食作るけど魔理沙も

   食べてく?」

 

霧雨「おっ頼むぜ♪」

 

蓮 「オッケー♪」

 

そうして蓮は昼食を作り皆で昼食を食べた後、霊夢の愚痴を長く聞くはめになるのだったがその晩に流れ星が夜空を流れるのだった。




怠惰「霊夢の前に何か持った妖怪が現れた霊夢は
   どうする?▶退治して盗る▶ボコボコに
   して盗る」

狗神「録なのがないよなそれ」

神楽「結構ひどいですね……」

鈴蘭「実際そうなの?原作だと……」

怠惰「そうだねぇ聞いた話だと楽しそうに本を
   読んでる妖怪を不意打ちして抵抗してき
   たその妖怪をケチョンケチョンにして本
   を回収したとかって聞いたけどね?」

狗神「何処の窃盗犯だ!?」

神楽「うわぁ…完璧に閻魔様に黒っ!て言われ
   ますね……」

鈴蘭「弁解の余地がないってそれ……」

怠惰「因みに「名無しの本読み妖怪」で検索する
   と分かるよ♪」

神楽「可愛そうな名無し妖怪さん」

狗神「南無だな」

鈴蘭「妖怪が巫女に会ったが運の尽きか」

怠惰「まぁそういうこったてな訳で今回はここ
   までね♪」

鈴蘭「皆~次回をお楽しみにね♪」

怠惰「と、思うじゃん?次回はお休みだ」

狗神「こいつは……まぁおそらくこっちは
   また投稿するだろうからよろしくな」

神楽「えっとそれでは読者様」

怠惰「あっちでお会いしましょう!そうでない
   方は次回の投稿までサラダバー!」

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