血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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第90話 異変後は定番の宴会

ここ博麗神社では何時ものように宴会がとり行われ数多の妖怪やらが集まる。

 

霊夢「さぁ~て飲むかしらね♪」

 

蓮 「まぁ無理せず……」

 

蓮と霊夢は宴会の席に座ろうとしたのだが……

 

早苗「えっえと…その……」

 

何故か早苗がおろおろとしていた。外界から来て間もないのなら無理もないだろう。そんな早苗を見てられなかったのか、

 

蓮 「霊夢ちょっと早苗さん助けてくるよ」

 

霊夢「蓮、浮気したら……」

 

蓮 「いやしないって!」

 

霊夢「冗談よ♪とりあえず早苗をこっちに

   連れて来なさいな」

 

蓮 「うん分かった」

 

そう言い連覇早苗へと近づくと、連覇?蓮はではなく?

 

蓮 「えっと早苗さん?」

 

早苗「ひゃ!?れれ蓮さんその私はどうしたら!」

 

蓮 「えぇと…神奈子さんや諏訪子さんは?」

 

蓮は2人について聞くと早苗は苦笑いをして指を指す。蓮は指差された方を見るとそこにはワハハハと笑いながら妖怪やらと酒を飲む2人がいた。どうやら輪に入れなかったみたいだ。

 

蓮 「良ければ来る?」

 

早苗「えっと是非!」

 

蓮 「ならこっち着いてきて♪」

 

そう言い蓮は早苗を霊夢がいる席に案内し蓮は席に座る。

 

早苗「えっと霊夢さんおっお願いします」

 

霊夢「堅苦しいのは無し無し座りなさいな」

 

早苗「えっと失礼しますね……」

 

早苗も座ると霊夢は酒を差し出して、

 

霊夢「あんた飲める?」

 

早苗「えっと……せっかくなのでいただきます」

 

早苗は近くにあるコップを手にして霊夢の前に差し出すとそれに霊夢は酒を注ぎ早苗はそれをグビッと飲むと霊夢は、

 

霊夢「そういえばあんた1つ聞きたいんだけど

   あんた友達いないの?」

 

早苗「グフッ!!」

 

蓮 「ガハッ!!」

 

早苗に言ったつもりが蓮にもダメージが入る。一応は蓮もボッチの1人だったためダメージが入ってしまう。

 

霊夢「ちょっと蓮、大丈夫!?」

 

蓮 「精神的にくるものがあるよ……」

 

早苗「私も今のは精神的に来ました……」

 

霊夢「悪かったから!悪かったから戻って

   来なさいって蓮!」

 

蓮の襟首を掴んで上下に揺らす。

 

蓮 「霊夢、僕は大丈夫だから……」

 

霊夢「それなら良いけど……」

 

霊夢は襟首を離すとそれをジーと見ていた早苗が、

 

早苗「気になっていたんですが2人はどういう

   関係なんですか?」

 

早苗の突然の質問に霊夢は顔を少し赤くして言葉を溜め込んで、

 

霊夢「…………恋人」

 

早苗「……はい!?」

 

霊夢の言葉に早苗は驚く。蓮も少し恥ずかしいのか顔を赤くして目をそらしてしまう。

 

早苗「れっ霊夢さんと……蓮さんって恋仲だった

   のですか!?」

 

霊夢「そうよ悪い?」

 

早苗「いっいえ凄く意外すぎて……」

 

早苗の言い分も無理はない。何せ性格が真逆でケンカを起こしそうなお互いの性格なのに恋仲と言ってしまえば……そして蓮も落ち着いたため前を向くと、

 

蓮 「意外って言われても可笑しくはないよ

   現に人里で散々と言われたから……」

 

早苗「えっとご愁傷さまです……」

 

霊夢「まぁその話をバラした奴は絞めたけどね」

 

早苗「言うことが自棄にバイオレンスです

   よね?」

 

と、早苗が言った時、霊夢は「はっ!」と何かを思い出した。

 

霊夢「そういえばあの黒だとか変態執事?の

   とかのせいでこっちの要求の事やって

   無かったわよね?」

 

早苗「ギクッ……」

 

蓮 「確か……負けたら土下座だよね?」

 

早苗「えっ!?本気でやるんですか!?ここは

   ほら高校性的なノリで……」

 

霊夢「早苗あんたそんなもんは幻想郷にない

   わよ?」

 

霊夢のおっしゃる通りここ幻想郷に高校なんて存在しない。あっても小学生ぐらいの子供達に中学の範囲を教える寺子屋ぐらいだ。

 

早苗「うっ…わかりました……」

 

そう言い早苗は手を地面につけて頭を下げると、

 

早苗「調子に乗ってすいませんでした!!

 

と、声を張り上げて叫んだ。しかも見事と言っても良いぐらいの綺麗な姿勢だ。それを間近でしていた霊夢も少し恥ずかしくなった。蓮もこれには苦笑いをして浮かべた。

 

霊夢「もっもういいから……逆に私が痛い人に

   見られるから……」

 

蓮 「アハハハ…」

 

蓮達が騒いでいるとそれを聞き付けたのか酒を片手に持った魔理沙がやって来る。

 

霧雨「よぉ♪お前ら何を騒いでんだ♪」

 

蓮 「あっ魔理沙…早苗さんの賭けの代償だよ」

 

霧雨「あぁ~土下座か、なぁ早苗さんよ一緒に

   飲もうぜ♪」

 

魔理沙に言われ早苗は頭を上げると、

 

早苗「そうですよね飲みましょう!こんな悔しい

   気持ちは飲んで張らしましょう!」

 

そう言うと早苗は酒を飲み始めた。

 

霊夢「ねぇ蓮…あんたは何時から酒を飲むの?」

 

蓮 「えっえぇ~と……来月の中間辺りが誕生日

   だからその時に……」

 

霊夢「そう…分かったわ♪さぁて魔理沙どんどん

   飲みましょう!」

 

霧雨「勿論だぜ!」

 

そうして蓮は水をちびちびと飲みながら蓮と霊夢そして早苗が酒を飲んでいるのを眺めた。そうして数分後……

 

早苗「だぁ~かあら~私は~痛い子なんか~

   じゃ~ないんでしゅ!わたひは~普通で

   しゅ!理波しゃん!ヒック……」

 

霊夢に魔理沙が飲んでいる中で早苗はもう顔が赤くなって既に酔っ払っていた。酔っ払い過ぎて言葉の呂律も回らなければ何を言っているのかすら分からない。

 

蓮 「早苗さんお酒弱いなぁ……」

 

霊夢「さぁ祝酒よ!パァ~と飲むわよ!」

 

霧雨「おうよ!!」

 

蓮 「これじゃ明日の霊夢は二日酔い待ったなし

   だよね……」

 

蓮はそう呟いてまだまだ続くであろう宴会を眺めるのだった。

 




怠惰「それでは今回もやっていきますかね」

鈴蘭「やってきましょう♪」

狗神「あぁそうだな」

神楽「えっと次回からはあっちを投稿するん
   ですよね?」

怠惰「まぁそうだねそろそろあっちも投稿
   したいから♪ろ

狗神「また数週間ぐらいは本編は休みか」

怠惰「まぁそういうこったね」

鈴蘭「そういうことだから読書様覚えておいて
   ね♪」

怠惰「それと第零章の日曜日の投稿はするから
   安心してね♪てなわけで今回はここまで」

神楽「次回もお願いしますね」

狗神「そんじゃ読者様」

鈴蘭「まったねぇ♪」

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