乗りきった怠惰のクソ悪魔です。やっぱり咳は
酷いですね。では本編へどうぞ。
寒く雪が降る冬の季節。秋も終わりを告げたのか紅葉も枯れ葉となって地面へと落ちて寂しく枝だけとなった木々の景色となり見えても雪が積もり白銀とかした世界だ。
蓮 「寒くなってきたねぇ……」
霊夢「そうね……」
七輪に手をかざしながら銀世界へとなりつつある博麗神社を眺める。
蓮 「そういえば今日って紅魔館でパーティーを
するんだったよね?」
霊夢「そういえばそんな手紙というか招待状が
届いてたわね……」
紅魔館宛でパーティーへの招待状が昨日届いていた。何でもロケット完成を祝って紅魔館で盛大にパーティーを開くらしく人里でも掲示板に「パーティーへ参加するなら紅魔館へ」と書かれていたがまずただの人間は行く筈がない。弱い人が行けば確実に食料にされる未来しかないからだ。
霊夢「私的にはここでのんびりしている方が
落ち着くんだけどねぇ」
蓮 「まぁ一理あるよね…ズズ……」
ここ最近、霊夢や幻想郷に毒されてきているなと思いつつお茶を飲む。もうあり得ないだろいうことも常識に思えてきていた。
霊夢「だいたいそろそろ魔理沙が空から降りて
来て「お前らパーティー行こうぜ♪」
とか言って来そうよね」
蓮 「いやジョジョのレベルでしょ」
霊夢がそう言ったと同時に魔理沙が空から降りてきた。
霧雨「お前らパーティー行こうぜ♪」
蓮 「…………ありえない……」(;゚Д゚)
見事に霊夢の予測が大当たりして蓮は口が開いてしまう。もうこれには上記の事が嘘と思えてきた。
霧雨「ん?どうかしたのか?」
蓮 「いっいや……」
霊夢「はぁ~結局行くの?」
霧雨「おう♪ほら♪」
そう言った時、魔理沙は霊夢に向かって指パッチンをすると何処からともなく現れたマフラーや帽子を霊夢に身に付けさせる。
霊夢「はぁ……」
蓮 「とりあえず僕の服はどうしようかな?」
蓮の持っている服は残念な事に今は着物しかない。もとの学ランはボロボロになってしまったために。しかも見た感じが銀さんの着物ぽく歌舞いている感じの服装だ。あまりにもお祝い事に来ていく服じゃない。
霧雨「……男の服についてあんまり詳しくは
ないんだよな……」
霊夢「彼処の執事に服を借りれば?」
蓮 「う~んそうだねなら玲音さんから服を
借りようかな……」
霧雨「よし♪話はまとまったみたいだしさっさ
と行こうぜ♪」
魔理沙にそう言われ霊夢は面倒くさそうに立ち上がり蓮もとりあえず立ち上がり鳥居の方へと歩きながら、
霧雨「しかし彼奴らの屋敷に呼ばれる何て
本当に珍しいよな~相当嬉しいのか
ね?ロケットの完成が」
霊夢「まぁ長生きしすぎて刺激がたりないん
じゃないの?それではしゃいでるん
でしょ?」
蓮 「そう考えると長生きも大変そうだなぁ」
妹紅や輝夜それに永琳の事を考えると長く悠久の時を生きて何か楽しいことなんてあったのかなと思ってしまう。
? 「走尸行肉…毎日はしゃぐのは結構だけど
どうでもいいことばかりしているのなら
走る屍と動く肉とで何の違いもないの♪」
声のした方向を見るとそこには普段よりも少し豪華な服を着ている幽々子と妖夢が立っていた。
霧雨「動くしかばねのお前が言うなよ♪」
霊夢「あの時の決闘の時以来ね2人で来る
なんて」
蓮 「言われてみるとそうかもしれないよね?」
時々、人里で妖夢を見かけるが大体は妖夢1人だ。幽々子と一緒にいるときはあまり現世では見かけない。
幽 「ふふっ♪そろそろ完成パーティーの時間
だから~」
霊夢「迎えに来たっていうの?」
幽 「いいえ♪今から神社で宴会をしようと♪」
幽々子はにこやかな笑みでしかもお猪口を持ってお酒を飲むジェスチャーまでしてきた。隣にいる妖夢は恥ずかしいのか顔が真っ赤だ。
蓮 「えっと幽々子さんそんな時間はないと
思うんですが……」
幽 「あら?それは残念ねぇ~しょうがない
から吸血鬼の館でお酒を飲みましょうか
……」
そんなこんなで幽々子達と合流し蓮達は紅魔館へ向かった。もうすでに紅魔館では大勢の妖怪やら神やらが列をなしていた。
蓮 「美鈴さんこんにちは♪」
美鈴「こんにちは蓮さん」
門番をしている美鈴に挨拶をして紅魔館の中へと入っていくと、
玲音「パーティー会場はそこの道を行ってくれ」
と、玲音が誘導していた。
蓮 「あっ玲音さんこんにちは」
玲音「おっ坊主じゃなぇか♪」
霊夢「蓮、私達は先に行ってるわよ?」
蓮 「あっうん!」
霊夢はそう言うと魔理沙達と奥へと進んでいった。そして玲音に、
蓮 「玲音さん余ってる服ってありますか?」
玲音「ん?服?」
蓮 「えぇ…この身なりだと流石に……」
玲音はまじまじと服を見て、
玲音「う~んそういえば確か色々とあったな
来なよ服やるから」
蓮 「すいませんわざわざ……」
玲音「良いってことよ前の件のお礼だと思って
くれや」
玲音について行きとある部屋の前に来ると、
玲音「入りな」
蓮 「えっとお邪魔します……」
蓮は部屋をまじまじと見てみるとそこには大量の服がハンガーにかけられていた。女物もあるが男物もしっかりとあった。
玲音「どれでも好きなのを持っていきな俺も
お嬢達も使わないのばっかりだからよ」
蓮 「え~とお言葉に甘えて……」
ハンガーに掛けられている服を取ってまじまじと見てみると中には襟元に黒い汚れがついている服や黒いシミがついている服が幾つもあった。
蓮 「………気にしたら負けだよね」
玲音「ん?どうかしたか?」
蓮 「何でもないです!」
とりあえずタキシードを手に取り一応服の上からサイズ的に合うかを見ると丁度良いことが分かった。
蓮 「えっとこれを着ても……」
玲音「どれを着ても構わんよどうせ元の持ち
ぬ……いや言わないでおこう」
蓮 「やっぱりですか……」
あまり聞くと気分を悪くしそうなため聞かないでさっさとタキシードを着てついでに靴も草履からしっかりとした靴を履く。
玲音「結構似合ってるな」
蓮 「いや……あんまり着なれてはいませんけど
ね……」
玲音「ハハハそうか♪ほらさっさと行くぞ♪」
蓮 「あっはい!」
玲音に連れられて蓮はパーティー会場へと向かう。
玲音「着いたぞここだ!」
そう言い扉を開くとそこには大量の料理そして大勢の人妖に神に魔法使いやらが食事を楽しんでいた。
玲音「そんじゃ仕事があるんでな♪」
玲音は蓮にそう言うと自分の持ち場へと戻っていった。そして霊夢達を見つけてそこへ向かう。
蓮 「ごめん霊夢、遅れちゃったよ」
霊夢「あら遅かったわ……ね……!?」
霧雨「ひゅ~格好いいじゃないか♪」
蓮 「アハハハ…ありがとう魔理沙……」
魔理沙に格好いいと言われたことからどうやら似合ってはいるようだ。だが霊夢は何でか顔が赤くなっていた。
蓮 「霊夢から見たら変かな?」
霊夢「いっいえ……格好いいわよ……」
そっぽを向いてお酒を飲んでいてとても可愛らしい。
永琳「確かに似合ってるわね♪」
蓮 「あっ永琳先生これはどうも」
永琳「ふふっ♪こんにちは蓮♪」
どうやら何か話していたようで邪魔してしまったと蓮は思ってしまった。
蓮 「えっとお邪魔でしたか?」
永琳「いいえ丁度終わった所だから折角の
パーティーなんだし楽しみましょう」
霊夢「それもそうね……」
霧雨「飲んで食うとしますか♪」
蓮 「程々にね」
と、蓮が言った瞬間、霊夢と魔理沙は見事に口をハモらせて、
2人「「蓮には言われたくない!」」
蓮 「えっ!?」
永琳「ふふっ♪賑やかね♪」
紅魔館のパーティーを蓮達は楽しむのだったが、
蓮 「そういえば幽々子さん達がいない気が……
気のせいかな?」
さっきまでいた筈の幽々子と妖夢がいないことにこの場の全員(蓮以外)は気づくことがなかったのだった。
狗神「しっ死ぬかと思った………」
鈴蘭「後少しで臓器を抜かれるところだった……」
神楽「はぁ…はぁ……」
怠惰「あぁ~良いところだったのになぁ」
? 「おいおい相変わらず怠惰は趣味が悪いよ」
怠惰「うるさいな暴食…で何しに来た?」
暴食「頼まれていた物を持ってきて上げたのに」
怠惰「あぁすまんねそんじゃ1000円ね」
暴食「毎度♪」
鈴蘭「ありがとう!怠惰の友人!」
狗神「本当にありがとうマジで感謝する!」
神楽「ありがとうございました……」
暴食「ハハハ良いよ♪それとあんまり怠惰を怒ら
せるなよ♪こいつ俺達の中だったら断トツ
で1番のサイコパス野郎だからな♪」
怠惰「おうこら誰がクレイジーサイコパスだ?」
暴食「ハハハ面倒な事になりそうだから僕は
これで!……じゃあね♪」
怠惰「まったく後少しでロボトミー手術行けた
のに……」
鈴蘭「本当にもう止めて洒落になんないよ!?」
狗神「怠惰の狂気を初めて見たがマジで怖ぇ」
神楽「本当にそうですね………」
怠惰「ハハハまだあんなんじゃ徐炉口だけど
まぁそう言うと事にしてあげよう♪」
3人 ((゚□゚;))
怠惰「とりあえず今回はここまでね」
狗神「まっまたな」
神楽「それでは読者様……」
鈴蘭「ばっバイバイ……」
怠惰「てか何か引かれてるけどまぁ良いかそんじゃ
さいなら♪」