血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、マラソンで疲れきって寝てしまっていた怠惰のクソ悪魔です。
それでは本編へどうぞ。


第113話 サボタージュ死神

晴れなのに関わらず雪がチラチラと降り幻想的な感じだが問題なのはもう梅雨が明けて夏に入りそうなのに何故雪なのかが分からなかった。

 

蓮 「………雪が」

 

ゴゴゴゴ………

 

魔理沙が向かった魔法の森を覆い尽くすかのように積乱雲が

魔法の森の空を包み稲光がほとばしる。だが驚く事に積乱雲から巨大な弾幕が顔を覗かせるのを見てしまった。大きさ的には約百メートル程だ。

 

蓮 「何……あれ!?」

 

だが数分と経たぬ内に巨大弾幕は忽然と姿を消した。流石の蓮でも彼処まで大きな弾幕は隠者がかつて放ったラストワードぐらいだ。つまり、

 

蓮 「奴はもしかしたら彼処にいるのか」

 

そう思った蓮は積乱雲が鳴り響く魔法の森へと向かった。魔法の森へと向かうと、

 

蓮 「あれ雹?」

 

何と積乱雲だった空から突然、雹が降ってきた。雹が落ちる中とりあえずはアリスの家へと向かった。

 

蓮 「やっとついた……」

 

アリスの家には着いたが何故かアリスの家が付近が雹が多く降っているような気がした。するとアリスの家の扉が開き、

 

アリ「あらやっぱり蓮じゃないどうしたの?」

 

上海「シャンハーイ♪」

 

と、アリスが上海を連れて出てきた。

 

蓮 「あっアリスさんえぇとさっき空を飛んで

   いたら積乱雲から巨大な弾幕が見えたも

   のなんでもしかしたらと思って来たんで

   すけど魔理沙はいますか?」

 

アリ「そうね魔理沙ならさっき私と弾幕ごっこを

   してその後、紅魔館へ行くって言って行っ

   ちゃったわよ」

 

それを聞いた蓮はもしかしたら魔理沙は紅魔館へと向かう途中で隠者に戦いを挑んで圧倒的な差で負けたのかもと思った。

 

蓮 「そうですかありがとうございますアリス

   さん!」

 

とりあえずは巨大な弾幕が見えた場所まで飛んでいきどうなっているのかを見ることにした。

 

アリ「あっそっちは無縁塚だから危な……って

   もう行っちゃったのね」

 

上海「シャンハーイ?」

 

アリ「蓮なら大丈夫でしょ…多分……」

 

上海「シャンハーイ♪」

 

そうしてアリスは蓮なら大丈夫だろうと思い家の中へと入っていった。蓮は巨大な弾幕が見えた場所へと来るとそこに写った光景は、

 

蓮 「墓に彼岸花……」

 

無数に建ち並ぶ墓に当たり一面には彼岸花が咲き誇っている。それだけでも不気味なのだが、

 

蓮 「あっあんな所に誰か寝てる………」

 

見るとそこには何故だが分からないが服がボロボロっになって寝ている女性がいた。

 

蓮 「………何か知ってるのかな?」

 

そう思い蓮はその寝ている女性へと話しかけた。

 

蓮 「あの~すみません……」

 

肩を揺らしながら起こすと寝ている女性は徐々にまぶたを開いていく。

 

? 「うっうぅ~ん……はっ!!」

 

そして飛び起きてきて周りをキョロキョロと見回し始めた。

 

? 「あれ?あれ?あの人は……もう行っちまった

   のかい…あぁ~!映姫様に後で怒られる~

   どうしたもんか~!」

 

急にその女性は頭を掻きむしりながら悶え出した。だが映姫という言葉を聞き逃さなかった。

 

蓮 「映姫様って…つまり地獄の関係者ですか?」

 

? 「ん?………あぁ~そうだねぇってあれ?

   お前さんは誰だい?」

 

どうやらやっと素に戻ったのか自分の事に気がついたようだ。

 

蓮 「あっ僕は蓮…葛ノ葉 蓮って言います」

 

? 「葛ノ葉 蓮………あぁ~!!あんたが蓮かい!

   り…じゃなくて…い……いやそうじゃなくて

   あの人が興味を持っているっていう蓮って

   のはお前さんの事なのかい?」

 

蓮 「言っている意味は分かりませんが恐らく僕

   何じゃないですか?所で貴女は……」

 

とりあえず目の前の女性の名前を聞くと、

 

? 「おっとこれはすまんね♪あたいは小野塚

   小町っていうだ♪一応は死神をやってる

   かな?」

 

どうやら死神らしい。死神と聞くと現代人の蓮からしてみれば、

 

蓮 「あの確か刀やらが卍解てきなあの死神

   ですか?」

 

小町「はっはっはっ敢えて言おうそれは違うね

   てかoutだよ?」

 

(ピー)社に怒られそうだ。とりあえず話を変えることにした。

 

蓮 「あっえぇ~と小町さんは何でこんな所に

   しかも服がボロボロになって寝ているん

   ですか?」

 

小町「あっいや……うんサボってたら上司に見つ

   かってボコボコにされてねぇ……」

 

頭を掻き苦笑いをしながら小町は参ったという表情をしてくる。それ以前に死神の職務を怠業していて自業自得だと思うがそこは敢えて突っ込まないようにしようと思った。

 

蓮 「そうなんですかあっそういえば小町さん

   ここ最近変わった事ってありませんでし

   たか?」

 

念のためにも聞いてみると小町は顎に手を置いてじっくりと考えて、

 

小町「そういえばここ最近、怨霊の数が少ない気が

   するねぇ…それから後はここ最近ジメジメと

   しているって事ぐらいかね?」

 

言われみると辺りには霧がたちこめていた。そのせいなのか服が肌に引っ付いて少し気持ち悪い。

 

小町「本当にこの湿気なんとかして欲しいん

   だけどねぇ……さてと仕事しないと……」

 

そう言い小町は乱れた服を戻すと近く落ちている大鎌を拾って、

 

小町「そんじゃあたいは行くよ少しでも仕事を

   して説教の時間を減らさないといけない

   からねぇ」

 

蓮 「あっ情報の提供をありがとうございました」

 

小町「あたいは何にもしてないよ………」

 

そう言うと小町は突然目の前から消えた。だが説教と聞いてある事を思い出した。

 

蓮 「確か理久兔さんの知り合いで説教を受け

   まくってるっていう知り合いって……気の

   せいだよね?」

 

その知り合いとは小町さんかと思った。もしかしたら理久兔はすぐ近くに居るんじゃないかと思うが恐らく気のせいだろうとも思った。そして空を見上げると、

 

蓮 「あっもうそろそろ集合時間だ!」

 

そう言い蓮は空へと飛び立ったのだった。




怠惰「てなわけで映姫様の部下こと小町ちゃん
   でした」

鈴蘭「見るからに怠けてるよね」

狗神「彼奴はサボりのプロなのか?」

怠惰「うんそうだよ♪」

神楽「映姫さん気苦労が増えますね」

怠惰「本当だよねいい上司を持ったよね説教長い
   けど」

鈴蘭「あっもう時間だねそれじゃ読者様
   今回はここまで!」

狗神「次回もよろしくな」

怠惰「それじゃ読者様」

神楽「また明日にそれでは♪」

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