蓮は大急ぎで待ち合わせの場所である守矢神社へと向かう。
蓮 「参ったもう後、数分だよ」
そんな事を言いながら猛スピード直行していると妖怪の山に稲光が迸り大雨が降っていた。
蓮 「………彼処を渡るのか…えぇ~い!落雷に
当たらないようにと神頼みをするだけだ」
叫びながら嵐となっている妖怪の山へと突入をした。だが、
ビイカァ!!!
蓮 「うわっ!」
稲光が迸り行きたい場所へとたどり着けない。
蓮 「仕方ない低空飛行で何とかするしかないか」
地上スレスレの低空飛行で飛び守山神社へと急ぐ。そうしていると、
蓮 「ん?あれって……」
偶然の事だった。この嵐の中、ヒラヒラの服を着てそれなりに大きな帽子を被った女性がふわふわと飛んでいたのだ。するとその女性と目が合う。どうやら自分の事に気がついた。
蓮 「えっとすみません貴女は………」
? 「そういう貴方こそ誰かしら?」
まさかの返しで名前を聞いてきた。言わないという理由もないので答えた。
蓮 「僕は葛ノ葉 蓮と言います貴女は……」
? 「私は衣玖…永江衣玖と言います」
蓮 「えっと衣玖さん……貴女こんな大嵐でよく
平然と浮遊をしてられますね……」
平然とふわふわと浮遊している衣玖にそう言う。ここだけの話だが強い豪雨で飛ぶのも結構辛いのだがそれでも平然とふわふわと飛んでる衣玖に驚いていたのだ。
衣玖「あぁ~私これでも竜宮の使いという妖怪
何ですよ?」
やはり妖怪だった。こんなほぼ妖怪しかいないこの山には人間と言える人物は早苗ぐらいだろう。
衣玖「所で貴女は何でこんな雷雨の中を飛んで
いるのですか?それとここは貴方が来る
べき所ではない筈ですがね?」
蓮 「僕はこの異変を解決するために動いて
ます衣玖さん何かご存じですか?」
衣玖「……そうですね…多分総統娘様の仕業です
かね?」
蓮 「総統娘様?」
衣玖「あっ………」
と、言うと衣玖はハッという表情になった。どうやら言っては不味いことを言ってしまったようだ。
衣玖「えっえぇと…私が言ったという事は内緒
でお願いしますね?」
蓮 「えっ…はい……」
衣玖「ふふっお願いしますね♪」
そう言うと衣玖はふわふわとまた飛んでいった。そして分かった事はこの異変は総統娘という人物が引き起こしたようだ。
蓮 「あっいけない!」
だがこの時、約束の事を思い出しすぐに守矢神社へと向かうのだった。そして守矢神社の前へと着くと既に霊夢と魔理沙が待っていた。
蓮 「ごめん!遅くなった!」
と、謝りながら言うと魔理沙はニシシと笑いながら手を振り霊夢はジロッと睨んでくる。
霧雨「遅かったな蓮♪」
霊夢「蓮あんた遅いわよ何処で油を売ってたの?」
魔理沙はそうでもないが霊夢は少々不機嫌だ。
蓮 「えっと鈴仙さんの所までは普通だったん
だけどその後に死神さんとお話をしたり
それで竜宮の使いとお話をしたかな?」
霊夢「竜宮の使い…珍しい妖怪に出会ったわね」
どうやら衣玖さんは結構珍しい妖怪のようだ。
霧雨「なぁ情報交換しないか?」
と、言われ蓮、霊夢、魔理沙の3人はそれぞれが持ってきた情報を交換し合う。
霊夢「私が集めた情報はまず今回の異変は天気
というのは分かったわそして私達の気質
が天気となって形作ったというのも分か
ったわ」
霧雨「そんじゃ次は私だな私も殆どは霊夢と同
じだが噂によればここ数日前程によ桃を
帽子に乗せた女が幽霊を片っ端しから斬
っていたそうだぜ?」
と、2人が話してくれた。そしてその2人の情報をもとにして自分が集めてきた情報を答えた。
蓮 「それじゃ僕が集めてきた情報を言うねまず
ここ最近幽霊が少ないって死神さんから聞
いたんだけどこれは魔理沙の言うその桃の
帽子を被った女性が幽霊を斬っていたって
事だよね?」
霧雨「多分な」
蓮 「つまりさ幽霊って確か気のようなもの
何だよね?」
霊夢「えぇそうね…成る程つまり幽霊を斬って
その気質が私達に流れ込んできて気質が
天気へと変えたって事ね」
そう気つまりこの異変は斬られて消滅した幽霊達の気が異常なまでの量で暴走し自分達の気質が天候となったがために異常気象が起きていたのだ。
蓮 「そういうことそれで竜宮の使いが面白い
事を言ったんだよ」
霊夢「何よ?」
霧雨「何を言ったんだ?」
蓮 「総統娘様ってね♪ここまでが集めてきた
情報かな?」
そうして蓮が話終えと霊夢は顎に手を添えて、
霊夢「竜宮の使いは天を泳ぐそして総統娘ね……
つまり犯人はこの上の世界の天界に住んで
いるものつまり天人ね!」
上を向いて霊夢はそう叫んだ。これだけの情報でここまでたどり着けるとは蓮も驚くばかりだ。
霧雨「次なる目的地は決まったな♪」
霊夢「えぇそうね♪」
蓮 「はぁこの雷の中をまた行くのか……」
またこの稲光が迸る雲の中を飛んでいくのかと思うと少々心配になる。先程も後少しで雷に直撃するところだったからだ。
霊夢「安心しなさい私が勘で動くからそれ通りに
ついてきなさい」
霧雨「それは助かるな♪」
蓮 「本当は僕が前に行ければ良いんだけどね」
そう思いながらも蓮と霊夢そして魔理沙は空へと飛んでいくのだった。
怠惰「ではではやっていきますかね♪」
鈴蘭「ねぇ怠惰ってさ小説書く以外で休日
って何してんの?」
怠惰「う~んゲームしたり動画見たり寝たり
って感じかな?」
狗神「だらけきってるな」
怠惰「まぁ怠惰の名前には恥じてないよね」
神楽「そうですが運動も大切ですよ」
怠惰「まぁねそこは考えておくよ……とり
あえずは今回はここまでね♪」
狗神「まぁこんなんで悪いが今回もありがとう
な読者様」
神楽「それでは読者様」
鈴蘭「まったねぇ~♪」