博麗神社の復旧作業が始まりかれこれ5日が経過していた。そんな中、
蓮 「霊夢こっち焼けたよ」
霊夢「はいはいお皿持ってくわね」
蓮と霊夢は朝早くから朝食の用意をしていた。なお前回宣言した通り蓮は有給を取っているため何ら問題はない。そして作ったメニューは簡単に川魚の塩焼きに飯盒で炊いたお米だ。しかも現在寝床にしている1つのテントの目の前で調理を行っていた。
蓮 「こうしてみるとキャンプだね……」
霊夢「確かにそうかもね?」
薪火にテントそして外で料理もう本当にキャンプだ。
霊夢「でももうそろそろ完成よねぇ」
蓮 「そうだねぇ」
修繕中の博麗神社を見ながらそう言う。現に骨組も完成し壁の漆喰も塗り終わり畳みも敷いたため後は本当に飾りつけだけなのだ。
霊夢「でもまぁ新しい神社になるし結果は
オーライかしら?」
蓮 「まぁ確かに時々隙間、風やらが入って
きてたしね……」
そんな事を述べているときだった。
天子「来たわよ♪」
と、天子が何人かの天人を連れてやって来た。
蓮 「天子さんお願いしますね♪」
霊夢「頼むわね♪」
天子「えぇ♪さぁやるわよ♪」
天人達「おぉ~♪」
そうして天人達は博麗神社の修繕を始めた。蓮と霊夢はそれを少し眺めると蓮は体を動かすために日課の鍛練を行い霊夢はそれを眺める。そうして約3時間程過ぎたぐらいだろうか。
天子「よし今回はここまで!撤収!」
天子の合図を聞くと天人達はペコリと頭を下げて天界へと帰っていった。それを見ていた蓮と霊夢は天子へと近づき、
蓮 「あれ?今日はなんか早いですね?」
何時もなら3時間ではなく昼の1~2時ぐらいまではやるのに何故だか今日の終わりは早いことに疑問を持った。すると天子は、
天子「今回はちょっと天界で行事が行われるから
そこに出席しなきゃいけないのよねぇあっ!
急ぐからそれじゃご機嫌よう♪」
そう言い大きな要石に乗ると天界へと帰っていった。
霊夢「………何か裏がありそうな気がするのよね?」
蓮 「霊夢もそう思う?」
霊夢「えぇ………まぁ気にしないでおきましょう」
蓮 「うん……」
そうして蓮と霊夢は昼食を食べてそれから境内の掃除を始めた。まだ少しだけだが瓦礫が残っているためその片付けだ。
蓮 「とりあえずはこの角材だけだよね」
霊夢「えぇそっちにまとめておきましょう」
2人ができる限りで片付けをしていると突然、自分達の近くで裂け目が開かれる。その裂け目の中は幾つもの目がこちらを覗く。だがその裂け目いやスキマから八雲紫が出てきた。
霊夢「あら?紫じゃないどうしたのよ?」
紫 「ねぇ霊夢に蓮ここに愚かな天人は来なか
った?」
蓮 「あれ何か口調が違う?」
紫の口調が明らかに違う。何というか言葉1つ1つにまるで怒りが込められているかのようだ。
霊夢「愚かな天人って…でもそれって天子よね?
彼奴なら天界に帰ったわよ?」
紫 「天子ねぇ……逃げたか」
蓮 「え?」
紫 「ありがとう霊夢」
そう言い紫はまたスキマへと入っていきスキマは閉じられた。
霊夢「何だったのかしら?」
蓮 「さぁ?」
そうして掃除も終わりもう夜が近づいてきたため2人は夕食を食べて霊夢はテント中に入り蓮は木登りをして木の枝の上で横になる。ここだけの話だがここ数日のベッドは木の枝の上なのだ。霊夢と共にテントで寝てもいいのだが何か間違いが起こらないともいえないため木の枝の上で寝ているのだ。だがそれを聞いた霊夢は少しショボンとしていたがその理由が思い付かなかった。そして天に輝く星を眺めながら、
蓮 「多分明日かな復興が終わるのは」
そう呟き夜空の下で眠るのだった。そうして翌日、
蓮 「んっんんもう朝か……」
朝となり日差しが顔に当たる。そして不意に博麗神社を見ると、
蓮 「ん!?」
何という事だろうか。完全に復旧作業が終わっているじゃないですかと。蓮はすぐに木から降りると霊夢の寝ているテントへ向かう。
蓮 「霊夢!」
霊夢「何よ……蓮…」
眠そうに目を擦りながら霊夢が出てくる。
蓮 「あっあれ……」
博麗神社の方を指差し霊夢は眠そうに見ると、
霊夢「何かいつの間にか復興がおわってる!?」
いつの間にか復興が終わっていたのだ。すると、
天子「遅いわねあんた達」
蓮 「いいえ速いのは貴方です」
これには冷静にツッコミを入れる。天子はニコニコと笑いながら、
天子「それでどうかしら♪出来前については♪」
霊夢と蓮は外見を見るとすぐさま本殿やお賽銭箱そして母屋を見る。作りたてで前よりも綺麗に神社が見える。
霊夢「良いじゃない♪」
蓮 「これで野宿生活も終わるね」
ようやく木の上で寝る生活ともおさらば出来て布団で寝れると喜ぶ。
天子「出来前は問題ないみたいね♪なら皆に
これが出来たことを教えてましょうか」
霊夢「えっ何で?」
天子「何でって……神社が倒壊した…それ以前に
私が壊したんだけど一応はほら」
霊夢「蓮はどうする?」
と、霊夢が振ってきた。それに対しては、
蓮 「霊夢の好きにしていいよ♪」
これは巫女である霊夢に託すことにした。霊夢は腕を組んで考えて、
霊夢「ついでに宴会も開けるわね…良いわ♪
やりましょうか♪」
天子「ふふっ♪分かったわそれじゃ明後日に
また来るから♪それじゃ撤収よ!」
そう言い天子と天人達は空へと飛んでいった。
霊夢「さぁて宴会の準備やらしましょうか」
蓮 「そうだね♪」
そうして蓮と霊夢は明後日の宴会に向けて準備を始めるのだったが、
天子「ふふっこれで地上も♪」
と、天子は楽しそうに呟くのを蓮や霊夢は知るよしもない。そしてまたとある場所では、
? 「さて青臭い比那名居ガキにこの世の不条
理と現実を教えてやらないとなぁ」
と、また1人、別の場所では何かを企むのだった。
怠惰「そんじゃ後書きやってきましょうか」
鈴蘭「でも昨日は凄かったねぇゲームの話を
すると感想がバシンバシンって来るん
だねぇ」
神楽「そうですねぇ」
狗神「気になったんだが怠惰、お前さん何か他に
やってきたゲームは何かないのか?」
怠惰「えぇ?う~ん牧場物語とかゴッドイーター
とかルーンファクトリーとか三國無双とか
かなぁ?」
神楽「後はBFとかマリオカートWiiもそうです
よね?」
狗神「携帯だとモンストやらオセロニアやら
結構な数のゲームが入ってたなぁ」
鈴蘭「結構あるねぇ」
怠惰「って何でお前らは俺のゲーム情報を知って
るんだよ!?」
狗神「データ見たから」
神楽「プレイしたので♪」
鈴蘭「因みに内緒で♪」
怠惰「ざけんなゴラ!そういうのは勝手に見たり
プレイしてはいかんよ!」
鈴蘭「まぁまぁあっ時間だから今回はここまで」
神楽「それではまた次回もお願いいたしますね♪」
狗神「そんじゃあばよ♪」
怠惰「って俺の話を聞けや!?」