快晴の空。真夏の暑さが自身に降り注ぐなかここ新生博麗神社の前では数人の人がいた。
蓮 「天子さん遅いですね」
霧雨「待たされるのは好きじゃないんだがなぁ」
霊夢「彼奴は何をしてんのかしら?」
と、宴会の準備も終わり後するの落成式で天子の挨拶ぐらいだろう。だが肝心の天子がこない。
霊夢「てかあんたらは主人の所にいなくていいの?」
咲夜「………玲音がたまには友達と息抜きしてこい
とか言って追い出されたもので……」
妖夢「本当は幽々子様と来る予定でしたが先に
行っててと言われまして……」
因みに余談だが博麗神社にいるのは蓮、霊夢、魔理沙、咲夜、妖夢とたったの5人だけだ。後の残りは午後の宴会までは来ないだろう。
霧雨「ふっ♪でもよこの人数ってお前の人脈が
どれ程のものかってのが分かるぜ♪」
霊夢「あんたにだけは言われたくないわ」
蓮 「まぁまぁ……」
と、霊夢をなだめていると、
ドガンッ!!
突然、空から何かが降ってきた。よく見てみるとそれは注連縄で結ばれた大きな石いや要石だ。その上には桃を帽子に乗せた少女、比那名居天子が立っていた。
天子「ごめんなさいね遅れたわ♪」
霊夢「あんた遅いわよ!」
天子「………ねぇまさか私の言葉を聞くのって……」
霧雨「あぁこんだけだぜ♪」
それを聞くと天子はありえないと言わんばかりの顔をした、無理もない。人数はたったの5人だけなのだから。
天子「天人様を何だと思ってるよ…まぁ良いわ
それじゃ言わせてもらうわ」
そう言い天子は前へと出ると軽く演説を始めた。
天子「コホンッ!それでは始めるわ神社の落成式
をね♪」
パチパチパチパチ……
と、寂しい拍手が鳴る。天子は更に話続ける。
天子「神社は災害によって倒壊してしまいました
がそれを機に強く、美しく、豪華に生まれ
変わったのです♪そもそも神社が長い年月
が建っても何故、風化や壊れたりせず信仰
を保てるのか、それは日本の古来より神社
特有のある風習が深い理由です。その風習
は定期的に建物を改築する式年遷宮がある
からですおっと長話でしたねでは今回の出
来事を機に博麗神社も式年遷宮を……」
と、天子が言おうとしたその時だった。突然自分達の目の前にスキマが開かれスキマから八雲紫が現れた。
紫 「つ~かま~えた」
天子 「え!ちょっと今は神社の落成式中よ!?」
蓮 「紫さん!?」
霊夢「あんたなにしに来たのよ!?」
と、突然の紫の来訪で皆は驚くが紫はそんな事を気にせずただ一点の天子だけを見て、
紫 「よくも散々と逃げてくれたわね?」
天子「何しに来たってのよ?」
紫 「そうねこんな神社さっさと壊しちゃいなよ」
と、とんでもない事を言い出した。まさか紫の口からそんな言葉が出るとは思わなかったのだ。
蓮 「えっ紫さん何を言って……」
天子「そんな事はさせないわよ!」
紫 「あら?貴方の時は自分の時はあっさりと
壊したのに今になって壊さないんだ?」
霊夢「言われてみるとそこは矛盾してるわ……!」
ようやく蓮と霊夢は気づいた。この異変は天子が起こしたものならば何故、神社だけにピンポイントで地震を引き起こし倒壊させたのかという疑問点に。そしてあっさりと復興させるという流れ今思い返すと疑問しかない。
紫 「それで何を仕込んだの?」
天子「なっ何の話よ!」
紫 「とぼけても無駄よ貴方の家系は神社を持
っているという調査は済ませてるわ自分
の良いように神社を改造して自分の住む
場所を増やそうって魂胆でしょ?」
天子「ええそうよ、良いじゃないそのくらい
だから何よ?」
つまり自分との弾幕ごっこは端から負けるつもりだったのだ。そしてわざと負けて復興させるという名目上で新しく建てられた神社に細工をするために。自分の都合の良いように。どうやら紫はそれを阻止しに来たようだ。
紫 「だから壊れちゃいなよ」
天子「言ってくれるわね地面を這いつくばって
いる土臭い妖怪が面白い事を言うわね!」
紫 「ついこの間、天界を見てきたけど随分と
土地は余ってたわねそれ故に地上に住も
うなんて図々しいのにも程があるわね」
天子「ふん!貧しくても恨む無き難し地上に
いるからって僻まない事ね!」
紫 「本当に鼻につくわねその天人特有の上から
目線…美しく残酷にこの地から住ね!
と、紫は傘を天子は緋想の剣を持ってぶつかり合おうとした次の瞬間だった。ふいにとても小さいがこんな声が聞こえた。
? 「災厄 天地雷鳴」
蓮 「ん!?」
ビィカーーー!!!
と、その囁く声が聞こえたかと思うと突然、紫と天子の間に落雷が落ち復興作業が終わった博麗神社にも落雷が落ちた。そして空をようやく気づいた。先程まで快晴だった空は暗く分厚い雲に覆われ稲光が光輝く積乱雲へと変わっていた事に。
蓮 「積乱雲………」
天子「くっ……あっ神社が!」
天子の声が聞こえ博麗神社を見ると先程の落雷で博麗神社が燃えていたのだ。
霊夢「私の神社のがぁ!!」
紫 「………今のは明らかに自然の落雷じゃない」
この時、蓮は最悪な想像をしてしまった。奴がここにいるのだという想像を。そして積乱雲の雷鳴の中、
? 「くくく……アハハハハハハハハハハハ♪」
と、高笑いが聞こえてくる。その声の方向を見ると神社の入り口にある鳥居のてっぺんを見る。そこには自分が倒したいと目標にしてきた者が立っていた。
蓮 「何でお前がここにいる隠者!」
そうそこにいたのは紅霧異変、永夜異変で暗躍していた者その名を隠者と名乗る者だった。
天子「あんた決闘の邪魔したの分かってる?」
隠者「決闘?笑わせるなまだ始まってもない
だろ……」
鳥居から飛び降りてふんわりと着地すると此方へと歩いてくる。そして首を横にしてコキコキと音をならしながら、
隠者「それに俺は今回てめぇに制裁を与えるため
に来たんだよ比那名居のガキ」
どうやら天子に用があって来たみたいだ。
天子「誰がガキですって?私から見たら貴方は
そんなフードで顔を隠して変質者にしか
見えないわよ?」
隠者「感性ってのは様々だからなお前らから
見れば変質者、俺から見ればまだまだ
青臭いガキって事だ」
天子「言ってくれるわね貴方………」
天子は緋想の剣を構えるが自分も何時でも神楽を抜刀できるように塚に手を置く。すると紫が不機嫌そうに、
紫 「ねぇどいてもらえる?早くそいつを潰し
たいんだけど?」
隠者「おっとそれは出来ないな今からそいつには
制裁を加えないといけなくてな」
天子は緋想の剣を構えたがそれだけじゃない。自分や他の皆もそれぞれのお祓い棒、お札、八卦炉、ナイフ、桜観剣、白桜剣、神楽を構える。
隠者「はぁおれも嫌われたものだな!!」
そう言ったと同時に隠者は地面に足を叩きつけた。
隠者「仙術 九式 咒鎖の誓い!」
無数の鎖が地面から現れ天子以外の者の手足を拘束する。かつて永夜異変でやられた事をまたやられた。
蓮 「またこれか!」
霊夢「はっはがれない!!」
咲夜「流石にこれは時を止めても……」
妖夢「きっ切れない!?」
紫 「…………」
抜け出そうにも抜け出せずかといって斬ろうにも手が拘束されていて身動きが一切とれない。だがそれは1人を除いて別だが、
天子「スキあり!」
天子は隠者へと先が尖った要石を放った。だが隠者は当たる寸前で、
ジャキンッ!!
と、刹那の一瞬で要石を真っ二つに切断したのだ。そして隠者の手には神楽、桜観剣や白桜剣そして西行桜を封印している空紅よりも遥かに細い刀身を持った黒刀が握られていた。だが蓮はその刀を見たことがあった。
天子「私の…要石を斬った!?」
隠者「こいてめぇに世の中の不条理を教えてやる」
そうして隠者と天子との戦いが始まるが、
紫 「どうして御師匠様の刀を……!」
蓮 「やっぱり理久兎さんの黒椿!」
自分達を救ってくれた理久兎がかつて自身の先祖である晴明と戦ったさいに使っていた刀であり行方不明となっていた刀。その名も黒椿だったのだった。
怠惰「投稿をミスりました~」
狗神「お前アホだろ」
鈴蘭「いやバカでしょ?」
神楽「まっまぁお二人共その辺で…力を」
怠惰「ちきしょうめ!!」
神楽「とっとりあえず黒椿について教えてくだ
さい怠惰さん」
怠惰「あっあぁとりあえず出てきた理久兎の刀
その名も黒椿について話すね」
神楽「えっとあの刀の切れ味そうとうな物です
よね?」
怠惰「えぇそれはもう1斬しただけで山ひとつ
真っ二つにする程の切れ味を持っている
刀だからね」
鈴蘭「何その切れ味そんな刀を持った妖怪と晴明
は戦ってたの!?」
怠惰「その時は理久兎も手加減してるさ…じゃ
ないと蓮なんて生まれて来なかったよ」
神楽「まぁそうですが…勝てるかな私?下手したら
パキンっと折れそうなんですが!?」
怠惰「まぁ頑張ってな訳で今回はここまで!
そして本当の申し訳ない」
神楽「えっちょっ!」
鈴蘭「頑張ってね神楽ちゃんそれじゃあね♪」
狗神「じゃあな……」
神楽 /(^o^)\