血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんわ読者様、ポケモンの中毒性がヤバくて一瞬で時間が過ぎていることに気がついた怠惰のクソ悪魔です。だけどなんやかんやで5Vベベノムはゲットできました♪それでは今回も本編へどうぞ。


第127話 地底の住人達

仄暗い洞窟の中、蓮はただ続く道を飛んでいた。唯一の光源である陰陽玉で照らしても暗く視界が悪い。しかも時々、道が分かれておりどちらを進むべきか悩んでしまう。

 

蓮 「…………何か心細くなってきたなぁ」

 

基本的には霊夢や魔理沙といるため会話が飛び交うのだが珍しく一人のため逆に落ち着かない。しかも静かすぎて不安になってくる。

 

蓮 「もういっそのこと狗神やらを出して………」

 

そんな情けないことを呟いていた時だった。

 

ヒューーン!!

 

と、何かが落ちてくる音が聞こえてくる。上を向くと大きな桶が自分めがけて落ちてきていたのだ。

 

蓮 「おわっ!!」

 

すぐさま回避し桶を避ける。もしこのまま当たっていたら怪我は勿論だが当たり所が悪ければポックリと映姫の元へと行っていたかもしれない。

 

蓮 「何処からこんな桶がぁ!?」

 

何と驚いた事に桶から潤んだ上目遣いで幼い見た目の少女がジーと此方を見ていた。

 

蓮 「えっとわざと?」

 

少女 (^-^)

 

わざとかと聞くとにこりと微笑んだかと思った瞬間また上空へと飛ぶと、

 

ヒューーン!!

 

と、こちらへと落下してきた。どうやらやる気みたいだ。

 

蓮 「そんな落ちる程度なら………」

 

鞘に納められている神楽に手をかけて落ちてくる桶少女へタイミングを合わせ抜刀した。

 

蓮 「抜刀 神楽一斬!」

 

一瞬の抜刀のため刀身の輝きが残像だけ残る。だが、

 

ピチューン!!

 

落ちてくるだけならただタイミングを合わせれば簡単に斬れる。これまで落ちてくる石を避ける、斬る、弾くといった修行もしてきているだけあってとても簡単だ。

 

少女 (@_@)

 

落ちてきた桶の少女は目を回しながら気絶していた。

 

蓮 「すみません…では先に進みますね」

 

そうして蓮は目を回しながら気絶する桶の少女をその場に残して先に進むのだった。そうして進むこと数分が経過する。

 

蓮 「何時になったら着くんだろ」

 

果てしない闇の空間で蓮は何時着くのかと考えながら進んでいると、

 

? 「おや人間とは珍しい」

 

と、声が聞こえ蓮はそこの方向を見るとそこには1本の糸にぶら下がり逆さまで此方をニコニコと見ている少女がいた。

 

? 「まいったねぇ悪いことは言わないから

   回れ右して帰った方がいいんだけど?」

 

心配してそういってくれているのだろう。すると陰陽玉から声が聞こえ出す。

 

藍 「蓮、聞こえるか」

 

蓮 「えぇ聞こえてますよ今、妖怪とご対面と

   いった所です」

 

藍 「そいつは土蜘蛛か」

 

と、藍が言った時、目の前の少女はニコやかに笑うと、

 

? 「ご名答♪そう私は土蜘蛛の黒谷ヤマメ

   ここの門番みたいはもんさ♪」

 

蓮 「そういえば貴方はさっきの桶の女の子の

   知り合いか何かでしょうか?」

 

黒谷「およ?キスメを見たのかい?………大方

   あんたに倒されたって感じかね?」

 

そう言うと逆さまになっていた少女は地上へと足をつける。

 

蓮 「えぇ奇襲を仕掛けられたので」

 

黒谷「へぇでもまぁキスメがお世話になったのなら

   それ相応のお礼をしないとね!」

 

そう言うとヤマメは無数の弾幕を展開してきた。

 

蓮 「弾幕!?」

 

すぐに向かってくる弾幕を避ける。するとヤマメは楽しそうに、

 

黒谷「そっ♪地霊殿の妹ちゃんから教えて貰っ

   たんだよね何でも地上だと流行っている

   とかで♪」

 

流行っているというのは間違ってはいないがどうやら弾幕ごっこは地底でもブーム?になってはいるようだ。

 

蓮 「弾幕ごっこなら負けませんよ!」

 

神楽を抜刀し蓮も霊力を固めて弾幕を放つ。

 

黒谷「へぇ~地上の人間達の弾幕を見るのも良い

   かもね~!」

 

糸を使って壁から壁へと飛びながら蓮が撃った弾幕を回避して宙へと飛ぶと、

 

黒谷「蜘蛛 石窟の蜘蛛の巣」

 

と、唱えるとまるで蜘蛛の巣のような網目となって弾幕が放たれた。しかも辺りに張られるとそこから小粒弾幕となって拡散する。

 

蓮 「っ!そこっ!」

 

ジャキンッ!

 

無軌道に動く弾幕を斬りながら先ほどヤマメが使った壁走りをして回避して少し近づき、

 

蓮 「式符 狗神怨嗟!」

 

式神札【狗神】を掲げると狗神が現れる。そして、

 

狗神「ガァーーーーーーー!!!」

 

と、雄叫びをあげると共に辺りに飛び交う弾幕が全て消滅する。しかもそれだけじゃない。

 

黒谷「うっ!!」

 

あまりの咆哮にヤマメは耳を塞ぎスタンしていた。そこにすかさず、

 

蓮 「使ってみるか!」

 

そう言い新たに蓮はスペルを唱えた。

 

蓮 「式神術 急急如律令!」

 

そう唱えると現在出ている狗神に続き札から鈴蘭が現れそして蓮の持つ神楽から神楽の悪意2体が現れる。そして狗神は口に妖力のエネルギーを溜め込み鈴蘭は右足を輝かせ神楽の悪意2体は腰付近で両手を構え大きめの気弾を作り蓮は神楽を構える。そして身動きが出来るようになったヤマメは驚愕した。

 

黒谷「こ、これってオーバーキルだよね!?」

 

と、言った瞬間、各者達の技が放たれた。

 

狗神「破ぜろ!」

 

狗神の口からは巨大なレーザーが放たれ、

 

鈴蘭「霊脚!」

 

鈴蘭は光輝く右足を振り上げ衝撃波として飛ばし、

 

悪意「ぐぉー!!」

 

神楽の悪意2体は大きめの気弾を放つ。そして最後に蓮は、

 

蓮 「終わりです……」

 

神楽を抜刀し斬撃波を飛ばす。そしてそれぞれの技は合わさり四位一体となった。

 

黒谷「…まっ負け…………」

 

ピチューン!!

 

こんな技を避けれる時間もある筈もなくヤマメは被弾した。そして勝者は蓮となったのだった。

 

蓮 「皆お疲れ様」

 

そう言い狗神、神楽、鈴蘭を戻してヤマメの方を向くとヤマメは気絶していた。

 

蓮 「………えっと」

 

どうすれば良いかと悩んでいると陰陽玉から通信がはいる。

 

藍 「蓮、終わったのなら先へ進んでくれ」

 

蓮 「あっはいえ~とヤマメさんすみませんが

   約束があるので先に行きますね」

 

そう言い蓮は気絶しているヤマメを後にして蓮は先へと進むのだった。




狗神「うぅ~ん♪大声をあげるのも良いものだ♪」

神楽「少しは動かさなさいと鈍ってしまいます
   しね♪」

鈴蘭「まぁ適度に動かすのは一番だよね」

狗神「まったくだ何処かの悪魔みたいに冬だから
   って怠けてたらダメだぞ読者様方」

鈴蘭「怠惰の心は誰にでもありますからそれに
   打ち勝たないといずれ廃人になるかもよ」

神楽「御2人それはあまり言ってはダメですよ
   今度はロボトミー手術だげては済まなく
   なりますよ!?」

鈴蘭「うっうぅん…それもそうだね」

狗神「おっとそろそろ時間だなそんじゃ読者様
   今回もありがとうな♪」

神楽「また次回にお会いしてくださいね♪」

鈴蘭「それじゃ読者様またね♪」

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