血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、ついに自動車免許を取るためにリアルの私は自動車学校に入学した怠惰のクソ悪魔です。リアルの私は重い腰をようやく上げました。では外伝篇をどうぞ。


第7話 玲音の決意

玲音が紅魔館へと襲撃してから明後日の事。ダイニングスペースにはレミリア、パチュリー、小悪魔そして美鈴がいた。

 

美鈴「以上があの男がやった被害報告です」

 

レミ「そう………」

 

美鈴は玲音によってもたらされた被害をレミリアへと報告する。主に門の破壊。玄関の破壊。紅魔館を半壊。そして怪我はレミリアはそれなりに怪我をして美鈴とフランは結構痛め付けられたのか美鈴は自室で1日程眠りフランはまた部屋へと引き込もっていた。

 

美鈴「所でお嬢様………なぜあの男を始末しないの

   ですか?」

 

美鈴は聞きたかった。何故に玲音を殺さないのかと。自分もそうだがレミリアやフランそしてパチュリーや小悪魔も痛めつけたのに監禁する意味が分からなかった。するとレミリアは、

   

レミ「簡単よ♪ただ興味を持ったから♪」

 

美鈴「興味ですか?」

 

レミ「えぇ♪ねぇパチェあの男の烙印は確かに

   見たわよね?」

 

パチ「えぇあれは今から100年程前に崩壊した

   邪教徒の生け贄の烙印それも何かを呼ぶた

   めの烙印ね」

 

それを聞いた美鈴は目を見開く。生け贄となったのなら何故こうやってダークハンターとして生きているのか。

 

美鈴「ならどうしてダークハンターに………贄に

   なったのなら」

 

パチ「恐らくあの男は誰かと共存をしている」

 

美鈴「共存?」

 

パチ「えぇそうよ多分その共存した者の力を使っ

   て壊滅させたというのが正しい筈よ?まぁ

   その何なのかまでは分からないけど」

 

コア「それって炎ですよね?」

 

パチ「えぇ炎を操る事からそうと言えるわね」

 

美鈴「そんな危険って分かってるものを………」

 

炎を操る何か邪悪な者というのは分かるがそれ以上は分からない。故にそれならと思ってしまうが、

 

レミ「だからこそよ♪それが何なのかを突き止め

   たいそれにあの男の強さ気に入ったのよ♪

   フランを止めれるなら使用人候補としては

   合格だし♪」

 

美鈴「いやですが……」

 

レミ「それにあの男は殺せないのは確かだしまた

   逃げ出そうものなら仕返しするかも知れな

   いそれならいっその事で使用人として仕わ

   せれば戦力にもなるし仕事を覚えれば貴方

   の負担も減るしで良いじゃない♪それにあ

   の男、昔ここに来たばかりの東洋人とそっ

   くりだしね♪」

 

美鈴「うぅん……」

 

それを聞いて悩む。というか昔の恥ずかしい話は止めてもらいたい。

 

美鈴「分かりましたお嬢様のご意向に従います

   それでやっぱり指導は………」

 

レミ「えぇお願いね♪」

 

美鈴「はぁ分かりました………」

 

レミ「それと今日商談するからよろしくね♪」

 

美鈴「そんな急な…!?」

 

レミ「お願いね♪」

 

そうしてその3時間後に美鈴は玲音の元へと向かうのだった。

 

そして時は現在。紅魔館…吸血鬼レミリア・スカーレットを主人に妹のフランドール・スカーレット、魔女のパチュリノーレッジ、使い魔の小悪魔そしてメイド兼門番の紅 美鈴が住まうこの館に拉致という形で仕事を初めてから1年の月日が経った。

 

玲音「………スープはこんなもんか」

 

朝早くから作っているスープを一口飲み味見をする。そんなことをしていると厨房の扉が開き、

 

美鈴「あれ?玲音さんお早いですね♪」

 

朝早くから笑顔を見せながら美鈴がやって来た。

 

玲音「お前が遅いんだよ駄乳」

 

ゴン!! 

 

玲音「がっ!!」

 

美鈴「玲音さん殴りますよ?」

 

玲音「もう殴ってるだろこの暴力女!」

 

言葉よりも先に手が出てくるのは本当に勘弁してほしい。

 

美鈴「朝早くから起きていると思ったら相変

   わらず変わりませんね」

 

玲音「ほっとけ……ほらとりあえず味見を頼む」

 

美鈴「どれどれ♪」

 

スプーンを美鈴に渡し味見をさせる。そして美鈴は飲んでしばらく経つと、

 

美鈴「良い味つけですね♪これなら良いと思い

   ますよ♪」

  

玲音「ならこれで良いだろ…とりあえず吸血鬼

   達に廃線を頼む俺は魔法使いと小悪魔の

   所に行ってくるからよ」

 

スープを二皿そしてパンを幾つかおぼんに乗せて部屋からでる。

 

美鈴「……なんて…少しは変わりましたね♪」

 

と、部屋に1人残った美鈴は微笑むのだった。そんなこんなで玲音は大図書館の門を開けた。

 

玲音「お~い、いるか~、いないならおぼんごと

   ここにぶちまけるぞ~」

 

コア「いや居ますから!?」

 

慌てながら小悪魔が羽をパタパタと動かしてやってくる。

 

玲音「冗談だ…ほら♪」

 

コア「配膳ご苦労様です♪」

 

玲音「そんであいつはまた徹夜したのか?」

 

コア「いえもう体力も限界が来たのか今日は

   寝てますよ♪」

 

流石の本の虫もここまで体力は持たなかったようだ。だが丁度良い機会とも思えた。

 

玲音「なぁ俺のガンブレードを見てないか?」

 

そう自身のガンブレードの事が気になっていたのだ。美鈴に話しても教えないの一点張りレミリアも大方同じ答えが返ってくるだけパチュリーも予想ができる。なら小悪魔ならと思って聞いたのだ。

 

コア「すみません私も分からないです……」

 

玲音「そうかすまねぇな……」

 

そう言い玲音は部屋から出ていく。そんな背中を小悪魔は眺めながら、

 

コア「何でだろ一瞬、玲音さんから私達と同じ

   臭いがしたような?」

 

と、小悪魔は呟くが玲音には聞こえる筈もなかったのだった。そして廊下に出た玲音は、

 

玲音「時間をかけてゆっくりと探してくいかだけど

   なぁ…はぁどうするか」

 

そう呟き玲音はまた習慣となりつつある仕事へと戻るのだった。

 

そしてそこから更に月日は流れ半年後、玲音はベランダで喫煙をして至福の一服をしていた。だがそんな時に限って、

 

美鈴「玲音さんお掃除をしませんか?」

 

と、美鈴が掃除用具を持ってやって来る。それに対して、

 

玲音「ふぅ……もう掃除は終わらせたぞ…」

 

美鈴「へっ!?いやだって……」

 

良く見てみると窓はピカピカになっている。そして廊下の掃除も終わっていた。

 

美鈴「はっ速いですね………」

 

玲音「慣れちまえば効率化させるのも楽なもんさ」

 

美鈴「なっなら食事…はまだ大丈夫で……」

 

玲音「残ってるのはお前の趣味の花壇の手入れ

   ぐらいだぞ?」

 

それを聞くと美鈴はポンと手を叩くと、

 

美鈴「なら一服しててください♪私は花壇の

   手入れをしてくるので♪」

 

玲音「あぁ掃除用具は置いておけ片付けておく

   から」

 

美鈴「ありがとうございます♪」

 

そう言い美鈴は微笑みながら玄関へと向かっていった。そして玲音はタバコを消して美鈴が持ってきた掃除用具を手に持つと倉庫へと向かう。すると、

 

レミ「あら駄執事♪」

 

と、レミリアが笑顔で話してくる。因みに駄執事という愛称はあまりにも反抗的だったのかレミリアが勝手に付けてきたあだ名だ。

 

玲音「何かようか?」

 

レミ「いいえただ挨拶をしただけよ♪」

 

小さな体と貧相な胸でドヤる。対してカリスマもないのだが何故かカリスマがあると言い張る意味が分からないが今はほっておこう。

 

玲音「そうかい………そんじゃあな」

 

レミ「あっ後、半年よ答えを楽しみにしてるわ」

 

そう言いレミリアと玲音は別れる。そしてレミリアの言葉を玲音は考えていた。辞めて元のダークハンターを続けるか、もしくは殺してくれるように頼むかそれとも………

 

玲音「どうするかな」

 

何て事を考えているそんな時だった。

 

? 「ならこの館の住人達を全員皆殺しにする

   って案はどうかしら♪

 

と、聞きなれた声が聞こえる。自分の目の前には奴がいた。

 

玲音「…それも良いかもな……」

 

? 「あら♪それなら

 

玲音「だがてめぇの指図や案は受けねぇ消えろ」

 

悪意を含む笑みを向けてくる女を通りすぎる。本当なら殺してやりたい。

 

? 「まぁ良いわ……あっそれと貴方が探している

   物は物置部屋の掃除用具入れをいじれば見

   つけられるわよ

 

玲音「………」

 

何も言わず玲音はこの場を去り物置部屋へと向かう。そして物置部屋に美鈴が持ってきた掃除用具をしまおうとするが、

 

玲音「……………………」

 

先程奴が言っていた事が気になり掃除用具入れの奥を叩いた。

 

バチッ!

 

と、電撃が迸る。魔術の障壁で封印されているようだ。

 

玲音「そういうことか………」

 

玲音は蒼炎を腕に纏わせ奥を何度も叩く。電撃が迸ろうが炎で再生するため意味がない。そして何度も叩きまくっていると、

 

カンカンガンっ!

 

するとどうだろうか奥側が外れたかと思うそこから銀色に輝く自分のガンブレードが出てきた。

 

玲音「彼奴らこんな所に隠してやがったのか」

 

1年ぶりにガンブレードの柄に手をかける。そして実感をする。久々に握るガンブレードの重さに。

 

玲音「こいつが見つかれば………」

 

そう呟くと玲音はガンブレードを手に持つと扉を開けて廊下へと出る。そして廊下から歩いていきエントランスに来ると門を開けて外へとでる。すると外には花壇に水をやっている美鈴がいた。そして存在に気づいたのか此方を振り向いてくる。

 

美鈴「あっ玲音さんお疲れさ………!」

 

美鈴は自分の手に持つガンブレードに驚く。ガンブレードを肩に背負い美鈴を通りすぎようとすると美鈴はとおせんぼをしてくる。

 

玲音「そこどけよ?」

 

美鈴「通しませんよ玲音さん!」

 

美鈴は動こうともしてない。こんな事をしてれば誰かが来るのは明白だ。

 

玲音「そこをどけと言ってるだろ……」

 

美鈴「っ!」

 

ガンッ!

 

蒼炎を纏わせた玲音の蹴りを美鈴は受け止める。だが玲音の何万といく炎を受け止めているせいか美鈴の顔は苦悶の表情になっていた。

 

玲音「どけ!」

 

美鈴「っ!嫌です!!」

 

こんなんでは良知が明かない。ならばやることはただ1つだ。

 

玲音「でりゃぁ!!!」

 

美鈴「がはっ!!?」

 

右足を掴まれている状態だがガンブレードを地面に突き立てると支え棒にして体を浮かせ左足にも蒼炎を纏わせ美鈴の腹に直撃させる。これには耐えきれなかったのか美鈴はふっとばされ門の隣の壁に激突する。

 

玲音「……すまねぇな美鈴…」

 

美鈴「くっ…玲音さん待って……」

 

と、美鈴に言われるが玲音は考えずに紅魔館の門を出るのだった。ただ自分がつけなければならないけじめのために。




狗神「なぁ彼奴、本当に執事になるんだよな?」

怠惰「なるよ♪」

鈴蘭「う~ん不安だね」

神楽「そうですね……」

怠惰「あぁそれと明日の多分9時かな?にちょっと
   した活動報告をのせるから良ければ見に来て
   ね♪」

狗神「因みにあれをやった真意は何なんだよ?」

怠惰「それは明日のお楽しみ♪まぁでも敢えて
   ヒントを出すなら西洋文化」

鈴蘭「う~ん神道だから分からない」

狗神「封印されていたから分からん」

神楽「えっと南蛮人は多分斬ってる筈です♪」

怠惰「まぁ仕方ないか……てか最後が自棄に生々
   しいけど気にしないでおこうとりあえずは
   今回はここまで♪」

神楽「次回はあっちを投稿するので本編はお休み
   です♪」

狗神「間違わないでくれよ」

鈴蘭「それじゃ読者様!」

怠惰「また~あっあっちの後書きは怠惰さんの
   映像日記みたいな物だからよろしくね♪
   それじゃ今度こそバイバイ♪」

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