血を受け継ぎし者   作:怠惰のクソ悪魔

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こんばんは読者様、もうじき自校を卒業する試験を受けれる時期となった怠惰のクソ悪魔です。ようやく自由だ。受かると良いな………おっと失礼しました。では今回も本編へどうぞ。


第147話 覇王竜降臨

光が輝く空を覆う真っ黒の鱗と甲殻。猛々しい1本の角もち力強さを表しそしえ優雅に6枚の翼を羽ばたかせる。誰もが1度は見てみたいと思える幻獣の1体でよく物語などで登場するドラゴンが自分達の目の前にいた。

 

霧雨「終わった……キマイラに続いてドラゴンなんて

   本当についてないぜ………」

 

早苗「そんなに危険なんですか?」

 

霧雨「バカ野郎!ドラゴンってのは皆凶暴で争いを

   好む奴らだ!それでいて魔界のドラゴン何か

   はキマイラの上を行くSS危険生物だぞ!」

 

しかも危険ランクはキマイラの上。SSランクらしい。それは魔理沙でもビビるわけだ。

 

蓮 「それってもうゲームオーバーだよね!?」

 

霊夢「世の中は悲惨ね………」

 

早苗「って霊夢さん何でそんな落ち着いていられ

   るんですか!?」

 

霊夢「落ち着いているように見えるかしら?」

 

観察してみると霊夢の足はプルプルと震えていた。一応はやせ我慢しているようだが恐いようだ。するとあることに気がついた。

 

蓮 「あれ?キマイラ達が襲ってこない?」

 

よく見てみると先程まで攻撃をしてきたキマイラ達は自分達に攻撃を仕掛けたりせずただ図上にいる黒竜にうろたえているのか黒龍をじっと睨んでいた。すると黒竜は6翼を羽ばたかせながらゆっくりと降下してくると自分達の方を冷たく鋭く尖った眼差しで睨んでくる。

 

霊夢「ドラゴンだか何だか知らないけど1体

   だけなら!!」

 

霧雨「生きて帰ってやるぜ!!」

 

早苗「奇跡をなめないでください!」

 

蓮 「来るならこい!」

 

4人は殺る気で叫ぶ。その言葉に反応してか聖達も構える。すると、

 

? 「約束は果たせれる貴殿らの約束は確かに

   守った」

 

と、何処からかそんな不思議な声が聞こえてくる。恐らくだが目の前の黒竜が言ったのだろうか。

 

蓮 「えっ約束?」

 

聖 「約束…にその声はまさか!」

 

すると黒竜は向きを此方ではなくキマイラ達の方を向くと、

 

黒竜「ガァーーーーーーーーーー!!

 

先程よりも更に大きな咆哮をする。その咆哮はあまりにもうるさく、

 

蓮 「耳が!!」

 

霊夢「うぅ!!」

 

霧雨「がぁ!!」

 

早苗「鼓膜が破れそうです!!」

 

と、4人は耳を押さえる。だがそれは聖達も同じこと。

 

聖 「くっ!」

 

一輪「っづ!!」

 

雲山 ( 》≧皿≦《)

 

水蜜「うるさい!!」

 

ナズ「ぐがぁ!!」

 

星 「こっこんな咆哮は初めてですよ!!」

 

と、聖達ですらも耳を押さえていた。そして咆哮が止むとキマイラ達はそれぞれライオンの牙に緑色の液体が付着する。どうやらキマイラ達は目の前の黒竜を最大の敵と認めたようだ。

 

黒竜「我は魔界の覇を唱える者、影の暴虐!知恵

   なき低俗たる低級魔獣共、我に牙向くこと

   それは死を意味すると思え!」

 

キマ「ガァーー!!」

 

黒竜がそう叫んだと同時に一斉に黒竜へた襲いかかった。だがそのお陰でキマイラ達からターゲットが外れた。

 

一輪「何かは分からないけどムラサ船長!」

 

水蜜「できる限りで最大出力で走らせるよ!」

 

そうして聖輦船はキマイラと黒竜から離れていく。遠くへとなっていくその光景は黒竜とキマイラ達による殺し合いだった。そして皆は安心したのか、

 

霊夢「ふぅ……」

 

霧雨「た…助かったぜ……」

 

と、ムラサ船長と1人を除いて皆はその場で腰を下ろした。緊張する戦いだったためかどっと疲れた。

 

早苗「魔理沙さん竜が狂暴なんて嘘じゃないで

   すか」

 

霧雨「嫌でもアリスから貸してもらった魔界図鑑

   だと確かにそうなんだよ」

 

蓮 「それじゃあれは例外ってこと?」

 

霊夢「そう考えるしかないわね……」

 

あの黒竜が言った「約束を果たす」という言葉が気になる。すると蓮は聖を見て気づいた。ずっと黒竜とキマイラの方を向いて眺めていたのだ。

 

蓮 「聖さんは座らないんですか?」

 

聖 「えっ……いえ…私は眺めてます」

 

蓮 「そうですか………」

 

そうして蓮は何も言わずに船の手摺に背中をつけて休む。そして聖は、

 

聖 「…黒さん…………」

 

と、何処かで聞いたことのある名前を呟くがそれはこの場にいる全員には聞き取られることは無かったのだった。そうして数時間が経過し順調に聖輦船は魔界の空を航海する。そしてついに自分達が魔界へと入る際に使った歪みが見えてくる。

 

蓮 「なっ何とかここまでたどり着いた………」

 

早苗「しっ死ぬかと思いました………」

 

早苗と共にここまでたどり着いたことに安堵の息を出しながら喜ぶ。

 

霊夢「もう魔界はこりごりよ……」

 

水蜜「あんな怪物にはもう会いたくないかなぁ」

 

霊夢とムラサ船長はもう行きたくはないと答えた。

 

一輪「そうかな?私の場合は雲山とあんまり変わ

   らないからなぁ」

 

雲山 (=`ー´=)

 

星 「う~んこれなら毘沙門天様の怒りの方が

   怖いしなぁ」

 

ナズ「それはごもっともだ」

 

中にはあれよりも怖い者がいるらしい。まぁ戦神の毘沙門天なら仕方ないだろう。

 

霧雨「まぁ危険もあったけど私的にはまた行って

   みたいぜ♪」

 

聖 「………ふふっならまた何時か連れていってあ

   げますよ♪」

 

霧雨「マジか♪」

 

と、魔法使い2人は余裕と言った表情だ。立ち直りが早いことだ。そしてそんな話をしているともう歪み一歩手前だ。

 

水蜜「みんな!衝撃に備えて!」

 

その言葉と共に聖輦船は歪みへと突入するのだった。幻想郷妖怪の山。そこに出来ている歪みから聖輦船が出てくる。

 

蓮 「皆無事?」

 

霊夢「えぇ問題ないわ」

 

霧雨「ノープログレムだ♪」

 

早苗「大丈夫です♪」

 

どうやら皆、無事のようだ。そして聖達も喜んでいるところから皆無事みたいだ。

 

蓮 「良かったかな……」

 

と、蓮が言った時だった。

 

早苗「あっあれ!」

 

早苗が声をあげ空を指差す。皆はその方向を見ると驚愕した。特に自分と早苗は大きく目と口を開いた。

 

蓮 「嘘!?」

 

早苗「ゆゆゆゆUFO!」

 

そう自分達の目に少し大きな未確認飛行物体。UFOが飛んでいたからだった。




怠惰「そんじゃ今回もありがとうね」

狗神「我らの出番がないな」

神楽「そうですね」

鈴蘭「神楽ちゃんはまだあるじゃん」

怠惰「まぁまぁ♪それと後ちょっとでこの章も
   終わるけど」

狗神「ど、何だよ?」

怠惰「次の章は多分…読者様方が喜ぶ章だと
   思うよ?」

神楽「えっどういう事ですか?」

怠惰「もう役者は揃ったからね♪」

鈴蘭「役者?」

怠惰「まぁそれはね見てけば分かるよ♪それまで
   鋭気を養っておきなよ♪」

狗神「だいたい録でもない事だよな」

神楽「そうですね………」

鈴蘭「うん録でもないね」

怠惰「失礼だなぁまぁ良いやとりあえず今回は
   ここまで♪」

神楽「次回もよろしくお願い致します」

鈴蘭「それじゃ読者様♪」

狗神「またな……」

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